題名:子どもからのアドバイス(50代男性参加者)
妻の帰りが遅かったときのことです。
夕飯のおかず造りを依頼されたので、野菜炒めを作りました。
帰宅した妻が、屋外にある物置からニラを見つけてきて、「傷んできているので野菜炒めに加えて。」と言ってきました。
確かに傷んでいて、袋の中には汁も出ています。
野菜炒めも出来ていたし、痛みも進んでいたので使いたくないと妻に伝えると、妻が怒り出しました。
その時に子どもが間に入り、「私がやるから良いよ。」と言ってくれました。
妻が風呂に入っている間に、子どもは少しだけ残っていた使えそうな部分だけ取り出し残りは捨てて対応しました。
取り出した分は野菜炒めの上に乗せ、使ったアピールをしていました。
子どもからは、「おかんさんは少しでも良いから使ってもらいたかったのだよ。使ったと言えば、大部分を捨てても納得するよ。」
と言ってきました。
そして、 「次も同じことがあるから、メモして忘れないようにして。」と言われました。
「もったいないと思うなら、腐らせるな!」とは思いましたが、子どものアドバイスに従うことにしました。
今回の妻の理不尽な怒りには納得できていません。
次は何を腐らせるのかな・・・。
リエゾンからのコメント
うーん、困りましたね。
リエゾンでは男性がDVをしてもピンと来ていない時、男女を逆にして考えてみます。
そうすると自分のしていたことって結構辛辣だと気が付くのです。
この記事だと、妻が料理をし終わった後に夫が傷んだ野菜を今から入れろと持ってきて、妻が嫌だというと夫が怒りだすことになります。
そして子どもが気を遣って間に入り、妻の代わりに料理を代わって行い、お父さんは少しでも使えば納得するのだから、これからも起きるからメモをするように。と言うことになります。
これは男性がやったらDVだと思います。(怒り出すという内容の程度にもよりますが)
その上に子どもまで気を遣っている… 子どもが怖がっておらず、楽しんでいる位だとそれはそれで別の風景になるのですが。
「妻からの贈り物」に続きの第二弾の記事ですが、「妻のトリセツ」という本に妻には理不尽な怒りがあると書いてあったのですね。
リエゾンではやっぱり理不尽な怒りを正当化して教えることはできないなと感じます。
対等で尊重しあう夫婦関係を目指しますので、家族の中に顔色を見ないと厄介だとか、面倒なことになるから言いたいことを言わないでおくとなると、それはやはり対等ではなく、相手を逆に尊重していないと感じるのです。家族が怖がっていたなら、なおさらです。
もし、「またか」と諦めているのなら、ここはお互いに尊重しあう関係性を手に入れるため諦めないで欲しいと願います。
何年か前の大きなバトルになっていたころから比べるとバトルにはなっていないのですが、もう一歩踏み出す勇気が必要ですね。