DV加害者更生プログラム(既婚、未婚、問わず)

DVをしているのではないか、悩んでいる方に心理テスト、グループエンカウンター等を用いて更生の道をお手伝いします

最近のいじめ報道について…CAPとは

2012-07-29 09:03:49 | CAP
                e-Mail:liaison-chofu@mail.goo.ne.jp
  
  いじめ報道を耳にするたび、なぜいつも後手後手になり
必ず被害者が出てしまう事態になってしまうのだろう。と感じ、
悲しい気持ちになります。予防策があるのに…
 CAPは子どもへの暴力防止プログラムです。
どのような内容かというと
 ワークショップ形式で
 楽しく参加しながら、
 自分の周りに起こるかも知れない暴力について、
 加害者にも被害者にも傍観者にも
 ならないために、作られたプログラムです。
都内では区からの要請により
授業に入らせてもらっています。
PTAからの要請もあります。
 ①いじめにあったとき
  もし自分がいじめにあったとき、自分に何ができるだろう、
  いや、やめてと言えなかったら何ができるだろう。
  同じことが起きないようにするためには何ができるだろう。
  いじめにあっている友達を見たとき
  友達として何ができるだろう。
  子どもたちにも劇に参加してもらいながら、
  自分にできることを考えてもらいます。
  ワークショップとは参加型学習です。
  暴力について怖くならずに学べるプログラムと
  なっています。
 ②誘拐にあいそうなとき
  もし自分が知らない人から声をかけられて
  怖くなったとき、自分になにができるだろう。
  知らない人についていかないために、知っておくことは
  なんだろう。
  捕まえられそうになったとき、どうやって逃げることが
  できるだろう。(セルフディフェンス)
  被害に遭いそうな友達を見かけたとき
  友達としてなにができるだろう。
  知らない人が逃げていったら、自分たちがすぐ
  した方がよいことはなんだろう。
  困っている人を見かけたときどうしたらいいだろう。
  困っている人から助けを求められたら、
  子どもの私たちができることは、なんだろう。
  様々な場面を子どもと共に考えていくプログラムです。
 ③性被害に遭いそうなとき
  もし自分が、いやな触られ方をされたら、何ができるだろう。
  このことを言ったらだめだと、口止めされたらどうしよう。
  怖い気持ちがいつも心の中にあったらどうしよう。
  誰かに言ってもいいのかな。
  
  いつも大人ワークで補足の説明をします。
  性的な被害に遭いそうになる子は
  知らない人からは20%で
  知っている人からが80%となっています。
  ではなぜ、それが明るみに出ないのか。
  それは、この秘密の強要に理由があります。
  勿論、児童の尊厳の問題もありますが、
最大の理由は、秘密の強要です。
  知っている子だから、どういえばこの子が
  秘密を守るかを、加害者がよくわかっているのです。
  よく使われる言葉として
  君のお父さんやお母さんがこのことを知ったら
  きっと悲しむよ。
  僕が警察に捕まっちゃってもいいの?
  写真をばらまくよ。など…
   秘密を守らされるのですから
  この被害の特徴として、被害期間が長く続くというのもあります。
  同じ児童に対して、繰り返し繰り返し行われます。
  ひどい場合には、10年以上も被害に遭い続けていた、
  という場合も少ない数字ではありません。
  被害児童は、被害者であるのに、加害者と同じ秘密を
  持たされ続け、何年にもわたって苦しむことになります。
  小さな胸で一生懸命耐えて、どんなにつらいことでしょう。
  心の壊れていく体験と言っても過言ではありません。
  男の子も女の子も同じように被害にあいます。
   1件でもあってはならない被害だと思います。
  どうか大人の皆さん、子どもたちを守ってあげる術を
  しってください。大人がずっと子どもに張り付いて
  守ることはできません。子どもが自分で自分を守る力を
  つけること、その機会を与えてあげてほしいと
  思います。今、後手後手にならないためには、
  予防教育なのだと思います。
  CAPはこの3つの暴力をそれぞれ子どもたちに
  自分だったら何ができるかを考えさせて
  進めていきます。授業では2時限をもらっています。
  一つ目の劇に出そこなった子は、二つ目の劇に
  出るぞ!と頑張る子もいたりして、逆に私たちが
  いつも子どもたちに元気をもらったりしています。
   (リエゾンちょうふにCAPの依頼があった場合
   CAPせたがやさんに依頼しています。
   CAPせたがやは、品川区の委託も受けている
   実績のある団体です。)



  
コメント
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