金曜日はゴールデンハーベストの関連する内容などについて整理しておこうと思います。
(さすがに毎日更新とはなりません)
GHで最近見ました作品は79年のリチャード・ウン主演『慌失失』でした。(唯一の監督作。)
香港の街を走る救急車でスタート
病院に勤める助手の亜漢(呉耀漢)と亜明(楊又祥)は仕事仲間で看護婦の亜芝も同じ病院に勤めている。
亜漢は偶然忍び込んだエアダクトから医師の梁(唐菁)と患者・何の密談を目撃してしまう。入院している患者の殺害を企んでいるようだ。
亜漢は老婆に花を届けるのを毎日楽しみにしていたがある日老婆はベッドからいなくなっていた。
密談を思い出した亜漢は追跡を開始するが実は依頼したのは意外な人物で犯人たちに追われることになる。
ドジな主人公をリチャードが演じているドタバタ喜劇であります。
劇中、病院内外での様々な光景には古臭さもあるが呉耀漢がうまく香港コメディーに仕上げています。
例えば看護婦の家に遊びに行って全身がかゆくなって全裸になってタワシで体を擦ったり、巨大な掃除機との格闘や犬と戯れる、全身石膏に包まれる等々どれを取っても熱の入った演技、滑稽な描写で感動してしまう。
後半はセスナや軍のヘリに乗ったりと突拍子もない展開であるが、これが当時の”呉耀漢”の表現方法なんですね。
冒頭ではスザンナ・クワン(ディスコグラフィーはココ。)の歌う主題歌『心底的奮闘』が流れています。(アルバム『永恒的琥珀』に収録。)「ザ・ポップマン」でも主題歌を歌っている。しかし彼女は映画の主題歌はあまり歌わないようでTVBのドラマの曲がほとんどであるのが特徴です。
この映画には陳國威なる俳優さんも出演しているのですが(これって酔拳の袁信義の役名と偶然にも同じ。)とにかくハーベスト作品でありながらヒロイン看護婦役レベッカ・フォン(方潔玲)だとかマイナーな出演者ばかりとなっています。(ロイ・チャオがゲスト出演)
この映画ってすっかり存在を忘れていたのですが、K社の特別編集”香港映画スペシャル”の海報集P80に載っており(この本ではGHのスタジオの場所とかも紹介されている。倉田さんの特別レポートもあり。)これでそのページの作品は見ることが叶いました。
GHではないですが先鋒公司の70年代後半に製作された作品「イエローパンサー」をはじめ3本(他に「天涯を彷徨う男たち」「全ては勝者の手に」)のCS放送が記憶に新しいところですね。他にもデビッド姜大衛が監督した84年の『上天救命』。これ何でしょうね?
そういえば昔は「ザ・ポップマン」や『難兄難弟』、『發錢寒』までもがCS放送されていましたね。(邦題忘れちゃいましたけど。今度調べておきます。)とまぁ70年代後半からの香港コメディ映画史には欠かせない人物でしたねー。
リチャード・ウンはロバート・クローズ監督の『Golden Needles』にも出演していたそうなのでこれも要チェック。
(さすがに毎日更新とはなりません)
GHで最近見ました作品は79年のリチャード・ウン主演『慌失失』でした。(唯一の監督作。)
香港の街を走る救急車でスタート
病院に勤める助手の亜漢(呉耀漢)と亜明(楊又祥)は仕事仲間で看護婦の亜芝も同じ病院に勤めている。
亜漢は偶然忍び込んだエアダクトから医師の梁(唐菁)と患者・何の密談を目撃してしまう。入院している患者の殺害を企んでいるようだ。
亜漢は老婆に花を届けるのを毎日楽しみにしていたがある日老婆はベッドからいなくなっていた。
密談を思い出した亜漢は追跡を開始するが実は依頼したのは意外な人物で犯人たちに追われることになる。
ドジな主人公をリチャードが演じているドタバタ喜劇であります。
劇中、病院内外での様々な光景には古臭さもあるが呉耀漢がうまく香港コメディーに仕上げています。
例えば看護婦の家に遊びに行って全身がかゆくなって全裸になってタワシで体を擦ったり、巨大な掃除機との格闘や犬と戯れる、全身石膏に包まれる等々どれを取っても熱の入った演技、滑稽な描写で感動してしまう。
後半はセスナや軍のヘリに乗ったりと突拍子もない展開であるが、これが当時の”呉耀漢”の表現方法なんですね。
冒頭ではスザンナ・クワン(ディスコグラフィーはココ。)の歌う主題歌『心底的奮闘』が流れています。(アルバム『永恒的琥珀』に収録。)「ザ・ポップマン」でも主題歌を歌っている。しかし彼女は映画の主題歌はあまり歌わないようでTVBのドラマの曲がほとんどであるのが特徴です。
この映画には陳國威なる俳優さんも出演しているのですが(これって酔拳の袁信義の役名と偶然にも同じ。)とにかくハーベスト作品でありながらヒロイン看護婦役レベッカ・フォン(方潔玲)だとかマイナーな出演者ばかりとなっています。(ロイ・チャオがゲスト出演)
この映画ってすっかり存在を忘れていたのですが、K社の特別編集”香港映画スペシャル”の海報集P80に載っており(この本ではGHのスタジオの場所とかも紹介されている。倉田さんの特別レポートもあり。)これでそのページの作品は見ることが叶いました。
GHではないですが先鋒公司の70年代後半に製作された作品「イエローパンサー」をはじめ3本(他に「天涯を彷徨う男たち」「全ては勝者の手に」)のCS放送が記憶に新しいところですね。他にもデビッド姜大衛が監督した84年の『上天救命』。これ何でしょうね?
そういえば昔は「ザ・ポップマン」や『難兄難弟』、『發錢寒』までもがCS放送されていましたね。(邦題忘れちゃいましたけど。今度調べておきます。)とまぁ70年代後半からの香港コメディ映画史には欠かせない人物でしたねー。
リチャード・ウンはロバート・クローズ監督の『Golden Needles』にも出演していたそうなのでこれも要チェック。
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