らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

LaSalle Quartet

2010年08月08日 23時59分57秒 | お気に入りのCD
 ラサール弦楽四重奏団は、1946~1987に活動したアメリカの弦楽四重奏団です。

 アルバンベルクQやアルテミスQ、フォーグラーQ、プラジャークQの師匠格の団体で、録音では主に20世紀の音楽を多く残しています。

 最近では、ブリリアントレーベルからL.v.Beethovenの後期弦楽四重奏曲集を再発売しています。

 そしてまたつい最近~7/22にブリリアントレーベルから興味深いCDが出ました。600円ちょっとで購入できます。

 収録曲
・ルトスワフスキ:弦楽四重奏曲 (1964)
・ペンデレツキ:弦楽四重奏曲 (1960)
・黛敏郎:弦楽四重奏のためのプレリュード (1961)
・ジョン・ケージ:4部の弦楽四重奏曲 (1950)
       
 夏に現代音楽を聴きたくなる病にかかっている私にとって、弦楽四重奏曲ならさらにテンションがあがります。中でも邦人作曲家~黛敏郎氏の弦楽四重奏のためのプレリュード(1961)が入っているのが良いです。黛敏郎(1929~1997)は、日本を代表する作曲家の一人でしたが、たぶん皆さんのイメージではテレ朝の「題名のない音楽会」の司会者として有名でしょう。

 フリーの時に同番組の収録によく出演する機会があったのですが、あの小指を立ててマイクを持ち淡々と話す口調は印象に残っています。武満徹さんが亡くなる少し前に番組に電話出演したことがあって、黛さんと元気に会話していたのが、駆け出しの私にとっては「今凄い所に遭遇しているなぁ・・・」とプロになった実感として喜びにもかわりました。

 黛敏郎氏は、その思想や物言いから誤解されてしまっていると思うのですが、その作品を一つ一つ聴いてみると、これなんだぁ~??からだんだん彼の独特な日本観にはまってきます。

 CDに収録されている弦楽四重奏のためのプレリュードも巌本真理Qを始め多くの団体が録音してり、演奏したりしているはずですが、あらためて聴いてみると作品の魅力がじわじわと感じられます。

 譜面等も整備されているのかな・・・?10分少し位の楽曲なので、いずれチャレンジしてみたいです。

 夏の夜に一人で聴いていると・・・・背筋が涼しくなります。wwww。
HMVジャパン
コメント
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