ライラと仲間たち

いろいろな生き物と暮らす楽しくて大騒ぎな日記です。

筋肉痛がぁ~

2013-02-18 | 野生動物救護
この季節、野山のエサが少なくなるので、人里近くまで降りてくる野鳥が多くなり、
ガラス窓への衝突や、カラスに襲われたりで傷つく個体が増えます。

そんな野鳥のリハビリ用にと、新たなフライングケージを急遽作成することにしました。

小鳥と違い猛禽などの場合、ある程度距離が必要なのと、複数同時にフライトさせる
ことが出来ないので、10mの長さを持つ3個目のケージ作成に踏み切りました。


アルミパイプで枠組みを作り、木材を渡し、目の細かいネットを被せます。
そして、更に、その上から、補強の為に、ゴルフネット(ゴルフ場から寄付して
頂きました)を被せます。





2枚のネットをインシロックで留めていきます。





ネットの裾、1mくらいを、捕食者が入り込めないように波板とともに埋め、
屋根も波板で補強して完成です。


丹沢からの冷たい風が吹く中、脚立に登ったり、穴掘ったりしたら、
体中が筋肉痛 年ですねえ


でも、これで、同時に3羽の猛禽のリハビリ出来るので、
早い復帰が可能になると思います。



ハイタカ
地味ですけど、なかなか精悍ですよね。





ツミ
ちょっと神経質だけど、私好みの種です





トビと似てるけど、ノスリです。
海岸などでも、トビに混ざって良く見かける猛禽です。




そして、ボランティアさん達にも、一番人気は、何と言っても、フクロウ
可愛いものね




今年も来てしまいました。
アブラコオモリです。
今から冬眠させるには、ちょっと遅いので、保温箱で越冬させるつもりです。




ちょっと、困った子ちゃんが、このカイツブリ。




カラスに襲われて傷つき保護され、傷は治ったけど、きちんと自分で
羽繕いをしなかったので、油分が、取れて無くなってしまいました。
て、ことは、水に浮けない・・・水鳥なのに
毎日日光浴して、流し台の仮説プールで、監視付きで、泳ぐ練習しています。
→気をつけないと、沈んじゃうから


頑丈な嘴を持ったシメ。
咬まれたら、マジ痛い、てか、穴開きます
多分ガラス窓に衝突したと思われます。
骨折は無いですけど、脳震盪を起こしていたようなので、保温箱で様子見です。





今年は寒さが厳しいせいか、疥癬タヌキの保護が極端に少ないです。
保護される前に、命尽きてしまっているのではないかと思われます。
そんな中、幸いにも心ある人によって保全センターに持ち込まれ保護された子達、
春には、1羽でも一頭でも、多くの個体を野に戻してやりたいです。
コメント
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