去年の夏の旅行はお盆の郡上で徹夜踊りを体験してすっかりその魅力に獲り付かれたので「来年も来ようねっ！」って言ってたけど、なんと今年は、出雲大社で60年毎に行われる遷宮のため、普段は天皇でも拝観できない大国主大神様を今年に限り拝める！ということで、郡上を諦めて神話の国出雲へ行くことに。そして近いので広島にも寄って2泊3日で３つの世界遺産と出雲大社式年遷宮記念ツアーと相成りました。
まず1日目は広島観光。広島空港に到着後、すぐにレンタカーに乗り換えて一路尾道を目指す。尾道は聞いたことあったけどあまり馴染みの無い町かな～って思ってたら、大林宣彦監督の数々の映画のロケ地と！あの若き日の小林聡美が主演した『転校生』も尾道での撮影。中学3年生の男女が誤って一緒に転げ落ちて体が入れ替わってしまった階段とかくらいしか覚えてないけど、やっぱりロケ地に来ると楽しいもんで。
尾道のすぐそこはしなまみ海道。
ここを渡ればそこは愛媛！
今度は渦潮を見ながらしまなみ海道を渡って愛媛に行きたいなぁ。
尾道（主にロケ地になった場所）は坂の途中に住宅街が広がっていて
細い路地が階段になっていたりして迷路みたいで面白かった。
ちょっとレトロなお店とかがあったりして。しかし、この日は東京でも体験した
ことのない猛暑日で、汗がだらだら止まらなかった～。
坂の途中に木造の古い民家があって、今は空き家なんだけど、この建物は
その昔ある大工さんが趣味でこつこつ立てた古い木造の民家で、こういう
貴重な建物を残して、再生して行こう！プロジェクトみたいのがあるらしい。
京都なんかでは古民家を改造してカフェにしたりして大事にしているのに
似ている気がした。いいことだ。
ここで、尾道ロケ地巡りパート１は終了。お腹が空いたのでお昼ご飯休憩。尾道と言えばラーメン。ということで、早速お目当てのお店に辿り着き、ラッキーにもたった２つしかないお店の駐車場に車を停めてちょっと並ぶとすぐに座れてこれまたラッキー。
行ったのはこのお店「朱華園」 濃い目の醤油スープに太めの平麺。チャーシューメン！
食後の散歩中にアイスキャンディーをほおばる。
とてもレトロなお店で、「アイスキャンディー」というだけあって懐かしい味。
散歩中に見つけた。ここから出雲へと続く道。
車に乗って尾道ロケ地ツアー パート２。駅の反対側へ行くと、いよいよ『転校生』のロケ地だった御袖天満宮へ。55段もある石段で、結構急だった。猛暑日には辛い階段。
下から見上げた階段。 上から見下ろした階段。
撮影（たぶんスタントでしょ？）とは言え、この階段を一気に転げ落ちるとは！！
駐車場へ戻る途中に立ち寄ったワッフル屋さんで一休み。
甘くておいしかった～
尾道で歩いて汗をいっぱいかきすっかり歩き疲れた。次は車を走らせて一路広島へ。車移動でよかったと思った。運転してないけど！
広島に着くとそろそろ夕方で日も暮れ始め、夕焼けがきれいに見え始めていた。実は広島の原爆ドームは世界遺産で、一度は行かなきゃと思っていた場所だったけど、いざ来てみるとやっぱりなんだか感慨深い気持ちになってしまうもので。たとえ自分が生まれる前に起きたこととは言え、色々と考えさせられる場所だった。初めは広島平和記念資料館は怖いのを知っていたので遠慮しようかと思っていたけど、やっぱり入って観ておいてよかった。
どーん！丹下健三先生の作品です。
原爆死没者慰霊碑
ちょうど平和記念式典前で献花が備えてあった
平和記念公園を出て川を渡ったところにある原爆ドーム。いざ目の前にすると、迫力がある。
恒久平和のシンボルとして戦争の悲惨さを語り続けているその姿が痛々しくて心を打たれます。
まずは今回の旅での世界遺産1つ目をクリア。とても貴重な体験でした。そしてすっかり日も暮れて、夜ご飯タイム。広島でご飯と言えば、やっぱり広島焼き。ということで、並木通りにある「元祖へんくつや」というお店へ。向う途中、急に気分が悪くなり、頭痛が始まってしまった。きっと熱中症にかかってしまったんだと思って、楽しみにしていた広島焼きは断念することに。みんなが食べている間、すぐ近くのやまだ電機でマッサージチェアに座ってリラックスタイム。これがよかった！みんなが迎えに来たころにはすっかり頭痛も消えてすっきり！そのあとみんなもマッサージチェアにすわって思いがけずゆっくりしてしまった。食欲も回復したので、コンビニで買い出ししてちょっと急ぎめで本日の安芸にあるホテルへ。部屋に着くと早速お風呂へ入って一日の疲れを癒す。1日目からかなり充実した内容で満足じゃ。2日目に続く。
