May The Force Be With Me

Whatever you do, wherever you are...

『潮騒』

2009-01-22 14:36:39 | book

三島由紀夫の『潮騒』を読んでみた。とても爽やかで気持ちのいい素直なラブストーリーがすごく真っ直ぐ心に響いてくる気がした。途中で?で?どうなるの?なんて、ちょっとやきもきしたりする箇所もあったけど、ハッピーエンドで大満足。文章も現代風でとても読みやすかった。ただ、なんせ昔の文学なので、意味のわからない言葉や読めない漢字なんかがいっぱい登場してちょっと時間がかかったけど、かなり面白かった。三島由紀夫のことはよく知らないけど、こういう時代の小説は自分が生まれる前の社会だったり生活ぶりや出来事が絡んでいたりして、いろんな意味で勉強になることもあって楽しい。

普通、この手の小説は、早い子は小学生、まぁ遅くても高校を卒業するくらいまでには読んだりするのかもしれないけど、なんにしても暗くなるまで外で遊ぶアウトドア派だったので、そういう代表的な日本文学の小説を数えるほどしか読んでこなかった。しかも大人になってから読む本は、小説がどうも苦手で、特に登場人物が多いものなんかは憶えられなくて、どうしてもエッセイ集とか論文書、雑誌系がメイン。特に雑誌なんかは写真も多くて、たぶん今まで一度も隅々まで読んだことはないと思う。もったいないなぁ~と自分でも思うんだけど。

そういえば、高校を出て留学していたころ体験した活字離れが原因ではまった読書は楽しかったなぁ。日本人の友達の間で本を回し読みしたりして、ようやくあのころ読書の楽しさを知ったのかもしれない。自分の中では読書には波があって、読むときは読むけど、全く読まない時が長く続いたりして、そうするとまた急に読みたくなる。今年はジャンルを気にせずにもっといろんな本を読んでみよう。

ずっと読みたいと思っていてなかなか進んでない本
・ギリシャ神話
・エジプト神話
・日本書紀
・出雲物語
・日本史、世界史の教科書
・安藤忠雄の本
などなど。あ、今年はスヌーピーの本を全部読むって目標もあるなぁ。


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