連休明けって会社に行くのがすごく億劫で、今日はいつもにも増して行きたくない度がMAXだった。でもまぁしがないサラリーマンとしては真面目にコツコツ働くしかないわけで。いつもどおり出勤。いつもどおり仕事に追われる午前中。とりあえず目の前に飛び込んでくる仕事をいつもどおりこなす。なかなかタイミングがないままやっと切りがいいところで遅めのランチ。たまたま時間が合ったいつもお世話になっているランチ仲間のおばさまMさんと外に出て気分転換。昔は会社内のカフェエリアでお弁当広げたりしてたけど、全く気分転換にならないので最近はすっかり外に出て食事する毎日。ランチ代がかさみます。Mさんはランチ仲間で、昔からのうちの部署を知っているので、最近のうちの部署の雰囲気の悪さとか人間関係とかを色々話したり、会社以外のことでも旅行のこと、食べ物のこととか、ほんとに他愛も無いことを話せるいい同僚(なんて一回り以上も歳が違う先輩に対して失礼だけど)。今日もMさんのお陰でいい気分転換になったーと思って会社に戻った。
戻るとなんだかざわざわしていていつもとちょっと違う雰囲気。うちの部署のドア口では上司とチームの先輩がひそひそ話していたし、席に戻ると同じチームの人たちがなんだかすごく焦った表情をしていて、○○さんが帰っちゃった、とかもう会社に来ないとか言っていて、は!?何言ってるの?と状況把握ができていなかったところで、私の内線電話が鳴った。部署長の声だった。とりあえず今すぐ人事の部屋に来るようにと。ん?と思ったけどすぐに部屋に向うと、部署長と人事の人が居て、なにやら畏まった様子。二人に向かい合って座ると、部署長が(英語で)「申し訳ない。もう君のポジションは無くなったのでもう君を雇っておくことはできなくなった。今日までありがとう。お疲れ様でした。」と。そのあと人事の人から色々と説明があってひとまず今日はこのまま帰ることに。というわけで、リストラされました。世知辛い世の中ですわ。
原因は昨今の会社グループ全体のコスト削減と世界的な金融危機の煽り。うちの会社は今年後半に入ってから急にコスト削減にうるさくなったし、どんどん社内の仕事をアウトソースしていて、うすうす人切りが始まるなとは感じていたけど、実際に自分がその被害者になるとは思ってなかったのでびっくりした。実際今日の朝から人切りは始まっていたみたいで、私は全く気付かなかったけど、私が呼ばれた時点で既に10人以上にリストラ宣告があったらしい。後から聞いた話だと最終的にはうちの部署だけで25人くらい居たらしい。すげー。3分の1いなくなっちゃったよ。容赦無いね。宣告された時点でIDカードは人事に没収され、席に戻ってとりあえず身の回りのものだけ持って今日は帰るようにと。IDカードが無いと自分の部署にも入れないしエレベーターにも乗ることができないので、人事の人に付き添われて自分の席に荷物を取りに行き、メールすら送る余裕も無く即退社。私物は土曜日の午前中に取りに行くことに。
帰宅途中今日ランチしたMさんや他にお世話になった方々にメールでお知らせした。家にちょうど着いたときに今日ランチしたMさんから連絡が入って、「あら、私もよ。どこかでお茶しない?」とメールが入った。えーっ!?Mさんまで!?で、すぐに出かけてMさんとお茶タイム。お互い悲しい気持ちというよりは、もうただ今日起きたことについて驚いているばかり。Mさんは私がちょっと元気が無いときとか体調が悪いときなんかにすごく気を使ってくれて温かいお茶を入れてくれたり、お菓子を分けてくれたりと、本当に色々と気を使っていただいたので、こんな終わり方になってしまってちょっと残念だったけど、でもMさんとはまたちょくちょくご飯したりできそうな予感がするので全然悲しくはない。笑顔でひとまず今日はお別れした。とりあえず土曜日の私物整理のあとにランチすることに。
うちの部署だけではなく他の部署でも一斉リストラがあったらしく、アジアのある部署では先日大規模リストラがあったらしいし、世界各地の支店でもかなりの人数がリストラされてることだろう。個人的には自分の仕事に限界を感じ始めていたし、もうこの会社に居るのもそう長くは無いな、とモチベーションもすっかり失っていたし、正直仕事を楽しんでいたというよりは、見返り目的(!?)で生活と遊びのために働いていたというほうが強いので、全く会社に未練も無く気分的にはすっきりした感じ。世間的にはリストラと言うと暗いニュースだけど、自分の中では結構いいチャンスになるかもっ!という期待のほうが勝っているし、まぁなんとかなるんじゃないかなと思っていたりして。とにかくこれでしばらく満員電車や会社のストレスから逃れられるかと思うと、それだけでヘルシーになれそうでかなり嬉しい。あー、すっきりした。