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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 「婚活」の強化月間

2009年07月08日 | 今日も生かされて
今月お見合いを二回予定しているというSちゃん。

料理好きで、パン作りはなかなかの腕で教室を開ける資格を持つ。服飾関係の仕事に就き、合間をぬっての海外旅行の経験にも富み、行動的とは言えるだろう。若いころの山本陽子さん(女優)似でかわいい。
母親がいなくても一緒にいられるということでは、Jessieがとてもなついている“他人”の一人。Sちゃん、彼女は三十歳を前にした娘の同級生である。

親元で同居、衣食住不自由なし。よい方と出会えたらと、ただいま「婚活」の真っ最中。しかも、彼女いわく、「今月は強化月間」と。出会いを求め、仕事に就きながら時間とお金の工面をすれば、強化月間と称しても月二回が、いっぱいいっぱいのペースなのだという。

Sちゃん、「イケメン・おしゃれ(自分よりちょっと下レベル)・年下でしっかりしていて……」と表向きの条件を並べるものの、相手に求める「条件」は妥協できないものがあるらしい。昔のネルトン的な出会いの場に、女性は条件を掲げて気軽に参加するが、男性側はそういうわけにもいかずで、ますます出会いは遠のくのだと聞いた。
う~~ん……。そぉ~なのー・・・

小さな囲みの文字が目に入った今夕。
『船上お見合い 参加者募集』 -来月、親同士の婚活も-
未婚者対象に、年令不問、琵琶湖汽船の遊覧船「ビアンカ」を貸し切った150人規模の船上見合いパーティが8月8日に開かれる。
参加費1万2000円。午前11時から。
8月5日、子に代わって親同士で結婚相手を探す会があって200人の親を募集している。

少子化対策に取り組む滋賀県の経済団体が後援している「婚活フォーラム 良縁の会」(京都市)が主催しているようだ。

楽しそうじゃない?Sちゃん行ってみたら!?
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子どものいる風景

2009年07月07日 | 明日何が咲くか-①
三輪車や小ぶりの自転車が無造作に置かれた玄関。そこに虫取り網が一本立て掛けてあったりする夏。どんな家族構成だろうかと想像する通りすがりの家。温かなにぎわいが家を包んでいる。

平素は、淡々と単調な繰り返しになりがちな我が家に小さな靴下や肌着が干され、玄関に愛らしい靴が並ぶ。時には脱ぎ散らかしたままで。おもちゃが散乱し、譲り受けた三輪車のかごには泥が積もっている……。幼子がいるがゆえの生活風景が、相当なエネルギーと共に繰り広げられてきた。

とはいえ、心に華。それがひそかに誇らしく、悲鳴を上げそうなほど錆びかけていた心にも、みずみずしい感覚がよみがえる。静かな家に声が響き、笑いが渦巻いてきた。
一ヶ月後にはこれが消える。ある日を境に、ぷつんと切れるのだ。一日一日、柔らかな優しい時間をたくさん過ごさなくては。大切にしなくては……。

トーチのごとく掲げて七夕の笹飾りを持ち帰ったJessie。門口に立てた。「ありがと~う」
さらさらとした葉音とともに、もろもろの飾り物が揺れているけれど、Jessie、願い事はなに?短冊にはなんて書いたの? ― 口にしない。秘めごとか?

一般に人の心は山や川よりも険しく、天の運行を知るよりも難しい、とか。三歳児だ、まさか心まで厚化粧して本心を見せないなどということはない。単に、わかっちゃいないというところだろう。

朝から時折雨に見舞われた今日。笹飾りが雨に濡れていないかをしきりに気にしていたが、星が出ているかも確かめず早々に床についた。
お星さま きらり♪・・・   どんな夢をみているのかな Jessie~


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こんな日

2009年07月05日 | 明日何が咲くか-①
               

明日は幼稚園で親子での七夕の笹飾りがある。プールが始まる時期も近付いてきて、水着を用意しなくてはならない。

セパレーツにしようか、ワンピースがいいのか。当人以上に母親の好みが先行するが、この親まる写しのJessieも試着には気合が入る。幼児体型でぽっこりとお腹をつき出すセパレーツを離さないが、残念なことにはちょっときつめ。セパレーツの方が無難でしょう…という私の思いに落ち着いてしまった。(ホホホ・・、帰ってからにしたら、ビキニでも何でも)

さあ、次はビーチサンダル。お気に入りのキャラクター物を離さない3歳児と、少しでも安い方で済ませてしまおうとする母親とのバトルが開始。わずかな値段の違いだというのにこんなところでやめておくれ~!
「そんな絵は履いたら見えないでしょ」「いやだ。Jessieこれがいい・これがいい」
Jessieの勝ち~。お腹を満たし、ニコニコ顔の母子に戻って一件落着。

今月末、夏休みを迎える時期と合わせて、彼女の“幼稚園”も終了。新居もほぼ完成に近づき、来月、お盆が明けてからの帰国を決めた。毎日登園したがる3歳児は「わかれ」をどう受け止めるのだろう。

足を延ばして、琵琶湖畔、滋賀県草津市の水生植物公園に行ってみた。約13ヘクタール、湖面一面に咲くハスの群生。早朝、午前中が見ごろというには遅いのだけれど。
   

花が開くときにポンと音が……。その真偽のほどはわからないが、ここで耳を済ませていると、決して小さくはない音が、パチン!パン!とあちこちから聞こえてくる。これって何の音。

    朝露に 音して開く白蓮は み仏の声 御陀の声  

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祝福芸能 

2009年07月04日 | 講座・講演
京都の歴史や文化の創造と発展には、そこに寄与した被差別民衆の生活史がおりなされている。『都の祝福芸能者たち ―その集在地と職能をさぐる― 』と題した、今回3回目になる講座内容には春先から少しばかり気持ちが動いていたので、思いきって参加してみることにした。(世界人権問題研究センターが毎年開講している、「講座・人権ゆかりの地をたずねて」より)。

千秋(せんず)万歳・琵琶法師・瞽女(ごぜ)・猿曳き・獅子舞・巫女・節季候(せきぞろ)・虚無僧・大黒舞・ささら説教・懸想文売り・厄払い…ちょろけん。

時代により季節によって、いろいろな祝福芸をする人々がいたこと。みな被差別民であったこと。絵画資料としての、「○○図屏風」など、具体性もあって職能の理解も助けられたが、知らないことが多く、あとを追うのに精いっぱいの一時間半だった。

節分の前後に、梅の枝に恋文をつけて売り歩くことを仕事にする者たち。
また、節分の際、自分の歳の数だけ蒔かれた煎り豆を拾い、銭と一緒に紙に包み道に落としておく。厄落とし。その厄を拾って歩く役目の者たちがいた…
こんな近世の話になって、ようやく私のボーッとした頭も覚めて、身を乗り出す始末。

ところで、「人権」とは。闘争の結果獲得し、その維持のために闘っていかなくてはならない。
「人権は人間の尊厳に基づく…」。では人間の尊厳って……。

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能天気

2009年07月03日 | 明日何が咲くか-①
風邪のあと、残っていた咳の症状がむしろ少しずつ悪化していったJessie。
薬の効果がなく、夜通しの咳。のんびりと様子を見ている状態でもあるまいに、なかなか動かない母親をつついて病院へ。外野があれこれと口出ししても百害あって一利なし? しかし、こと命にかかわりかねない。

「効果が出るには五日…」。薬が変わって、医師の言葉通り、計算通りにピタッと咳が止まった。やっと五日目の晩、一晩ぐっすりと眠れたようだ。一歳児なら即入院だとか。

「Jessi~~e、お靴はんた~い」と先生の声が飛んだ。迎えに出た昨日、リュックと水筒を持って私に走り寄ってきたときだ。はきなおそうとはしていたが、「ま、いいか」って。結局どうしたのか。いいか、帰る時だし、自分の靴をはいていれば。

「マミチャンきら~い」 うっそ~
「お当番したくな~い」 うっそ~
「おしっこもらしちゃった~」 うっそ~
何がおかしいのか、何がそんなに楽しいのか。今日の覚えたて。「うっそ~」をつけてはけらけら笑い転げている。

咳が出るから静かに静かに!暴れたらダメダメ。何かと抑え気味でお互いにイライラが募っていた最近だった。
「百害あって…」もと、この不安と危機状態を脱するに一役かったこの私?誰か誉めて~??
Jessieの「のーてんき」ぶりが皆の心をほぐす。能天気な彼女が幸せそうだ…。

      (雨も上がってしのぎやすい一日に… 涼やかだ・・)
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隠居 - 陰居

2009年07月01日 | 講座・講演
「隠居」に「陰」(かげ)を当てて「陰居」。
ひっそりとマイペースも生きかたとしてはいいが、もう少し自分の人生の意義づけを考えてもよろしいのではないか。

一日がなんとなく、何事もなく過ぎていく、無為に…。これも幸せだという見方はある。ここに目的や、張りを持たせることはできないか。

人の生き方と「生きがい」」に触れながら、「人生の生きがいを考える」そんなテーマでの講演を聞く機会ができた。
外務省入省後、20年余を海外生活。昨年末、京都国際会館々長を退任。中村順一氏の講演。ご本人、まもなく75歳になられるとかで、まさにこの半年、自分のこれからを考える日々だったと。

人生の締めくくりを前向きにとらえることは、未知のものに上手に向かい合っていくことにつながる。満足感・充足感があるのとないのとでは大きな違いがある。若い世代と接し、世界に目を向けて…。

世界史を横に見よ、と。これは心にとめておこうか。

ちょっと物足りなかった。
「生きがい」は極めて個々人の問題であって、一人ひとりが考え、探し求め、見つけなくてはならないもの。まあ、あくせくせずに、やっぱりマイペースで、となるのかな。
       (朝顔、あのもやしっ子が盛んに成長中~)

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