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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

selective hearing ・選り好み・・

2009年07月28日 | 今日も生かされて
物は増える一方、身も心も重く着飾って―。これでは目指すエコライフに程遠い。
「身ひとつ」「人間だけがいろんなものを身にまとう」『・・草も、木も、けものも、鳥も、魚も、みな「身ひとつ」で生きている』(五木寛之著『親鸞』)…と。

様々な雑念・つまらぬ価値観・虚栄心、ありとあらゆる執着がこの身をまとう。危うい‘メタボ’の世界、無駄はそぎ落とさなくては。

そこで思うのが、「選択」。叫ばれるライフスタイルの大転換にはもってこいの一手かもしれない。
呼んでも返事をしない、なにを言っても知らんぷりの三歳児。ところがだ、「○○○食べよーか~」の小声には食らいつく身勝手さ。上は九十を超えるばあ様まで、自分の心の都合で聞こえたり聞こえなかったり。人間所詮こんなものなのか。

このスタイル、娘の夫Jayの教授によれば「selective hearing」。そう言って笑っていた。自分の好みに合ったものだけを選びとる。それだけでは淋しい気がするけれど、上手に使いこなしてわが身の虚飾も極力量から質へ。
ちなみにJay、娘の日本語に日本語で対応していた。話せて話せぬふりか、話せることだけ日本語なのか。いずれにしてもこれってselective speaking。そう言うと笑っていた。余計なことは口を慎む慎重さ。

みずみずしさには及ばずとも、物事素直に感じ取る感性は潤っていたいものだ。
『こころは「心」ではなく「情」なのだ』とか。理屈ではないのだ。
3歳児の教え、あらたか……か。

  (青いいがぐり、こんなものに目が行くのも年の功?)
コメント (6)
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