5月に入った頃。「国連UNHCR協会」と印字されたゆうメールが届いた。しかも外面には〈バングラデシュからの緊急メッセージ〉として、バングラデシュ ダッカ事務所主席保護官という人の名で「モンスーンの季節の豪雨による自然災害から難民を守るために支援を」といったことが認めてあった。
2019年8月以降、74万人以上のロヒンギャの人々がバングラデシュに流入し、未曽有の人道危機を生じた。この援護活動の指揮を執ったのが、ここバングラデシュ ダッカ事務所だったと。…現在の事務局長の名があり、顔写真も添えられている。
「皆様の力が必要」「支援を」、つまり寄付の依頼だ。
カード番号を書く欄がある。ゆうちょ銀行から寄付の申込用紙も添えてある。そこにはすでに私の住所・氏名が記されている。
さて、ホンモノか? ホンモノかもしれない。
ただ、腑に落ちない。直接かかわりもない「団体」さんから、いきなり「私」個人に宛ててとはどういう流れ?
居住地域で、町内を通じてならともかく、この手の寄付はしたことがないから、なおさら不思議…。
ホンモノだったらごめんさいね。難民の家族、子供たちの教育、健康、倖せを思うこととは別次元で、私へのこうした依頼はボツです。
ということで、今日をもって送付されたもの一切を本当にボツに。