京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

夜明けに仙女ひとり

2019年06月23日 | 日々の暮らしの中で
午後7時頃、窓を赤く染めるほどの夕焼けが空一面に広がった。
やがて薄暗くなり、「夜」がやってきた。
周囲の暗さが変わっていく、闇になる一瞬というのを見たような、まだなような…。



アサガオは順調に育っている。タネをまいて双葉がそろって… およそふたつき経過した。今日は、先端に伸びている蔓を意図的に切ってみた。摘芯、というわけ。そして、気づけば小さな蕾ができている。
こんな小さな、1.5㎝あるかないかの小さな蕾を見たことがなかったために、ちょっと驚かされた。小さいけれど、形状はきれいだ。でも小さすぎない? 咲くんでしょうかねえ…。

「青い羽衣をまとった仙女が欄干にもたれるように薄明の中に咲く朝顔の花」
と蘇軾の門下・秦観がたとえた。

NHKラジオテキストを広げ、「漢詩をよむ」をオベンキョーしたのは2010年のこと。
懐かし過ぎる思い出のなかに、「牽牛花」と題した泰観の詩があったのだ。
…咲くんだろうか。
コメント (2)
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