資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

続:四半世紀リターンを見ていて思う事 (PER)

2024-07-02 13:03:11 | 投資日記
2000年から2024年までのリターンをざっくりサンプリングしたけど、ちょっと物足りない。
ちゃんと全部見てみよう、要素ごとに検討してみようという事で少し深堀。

で、取った。なんかちょっと認識のずれが合ったりもしたのでそれらも踏まえて、
要素ごとに検討してみましょう。まずはPER。


このグラフは2000年当時のPERを初期値として、それから年率でPERがどの程度動いたのかというグラフ。
なお、初期PER120倍以上と4倍以下は除去。グラフの通り、高PERは殺され、低PERは生かされる。


もう少し細かく見てみるとこれ↓PER4倍~30倍銘柄のその後の推移。

凡そ

PER20倍以上:高確率で評価引き下げが入る。
PER15-20倍:イーブン。
PER10-15倍:かなりの割合で評価の引き上げ発生。
PER10倍以下:原則評価引き上げ。

まぁ四半世紀というそこそこ長いスパンで見てこんな感じ。短年単位ではこうはいかない。
それでも、年平均でそこそこインパクト強めのリターン寄与がある。PER一桁台は平均で5%弱ってところか。

ただし、これ、株価の変動だけでこうなっているわけじゃないのは留意するべし。
要はEPS側の変動も考えないとならない。例えばEPSが低下すればPERは切り上がる。

じゃあPERが低いと一律減益していくのか?というとそういう訳でもない。ないわけではないけど。
以下は初期PERと年率利益変化のプロット。


PERのそれと比べてかなりばらけている。そして、気持ち、PER高いほうが年率利益変化が良い。
結果として、低PERは平均よりもリターンが高い。
例えばPER下位(割安)1割の平均リターンは8.0%、上位(割高)1割のそれは3.1%、全体では5.9%。


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