非思量

身なりを整え、真っ直ぐ座り、息を整える・・・
「非思量（ひしりょう）」という道元の言葉から再び。

ん～・・・多分、道元さんの意味からは外れるかもしれないけれど、
そうなんだねぇ・・・
こんな時代だからと、何もかも投げ出したくは無い訳だし。
出来るならば気持ち良く暮らしたい訳だし。
気持ちのいい時間を出来るだけ多く持ちたいのだ。

昨日の練習は何だかちょっといつもより充実感があった・・・気がする。
息を整え、体が整ったら、気持ちも少し整うんですね・・・
緊張感はどこかにあるけど、ヒリヒリした緊張感では無い。
心地の良い緊張感・・・とでもいうのかな・・
頭の中は何も考えない・・・我が身の内を緩ませることだけに専念する・・
何処も固まらないように・・・
太極拳を気持ち良く出来るというのは、何かを取り戻す時なのだなぁ、とあらためて思う時。
２０年以上続けていても、そんな一寸はそんなに頻繁にある訳ではない。
たま～にでも、そんな時が訪れると嬉し。
続けてて良かったと思える。
確かに毎度、気持ちのいい時間ではあるけれどさ、
充足感を得る事は中々無いもので、
何が良かったかしら？なんて考えるのは無粋というものだね（笑）

太極拳は「立禅」・・・だと、前々から気はついていたが、近頃殊にそう思う・・

それに縋ろうという宗教観は全く意識として無い。
ただ、体は整えるられるスポーツだなぁと、感じたりすることは多い。
ホントに体が整ってます、とは断言出来ないけどね（笑）

けれど、心に迷いがある時は、先ずは身なりを整える事からはじめよう・・・とは思うのだ。
鏡に向かってニッ！と久しぶりに無理に笑ってみるか・・・
何だか我ながら、気持ちワル～～いけどね(^^ゞ