kyon's日誌

つれづれに・・・

母と夢遊

2016年04月02日 | 日記
晴れてくれそうな空模様です。
が、気持ちは少し複雑な気分でして・・・(^^ゞ
気持ち的な収め方をどうするかで、ワタシなりの困惑というか迷いがあるからだろうと思っている訳ですが・・・

まぁ、これは話しです・・・
母は幼い頃から寝ぼける癖があったようで・・・
真夜中に起きだして外に歩いて行って・・・路上に出る前で気が付いた母親に止められ、叱られ、そこでやっと目が覚め・・・という出来事があったらしいのですね。

母は夢を見ました。三時に○○さんの家で待ち合わせ・・・という夢を見てる。
で、目が覚めた(と本人は自覚)時間が丁度夜中の三時、これは約束した時間までに行かねばと思ったらしい。
で、真っ暗な病院を転びもせず玄関で靴を履き、いざ出ようと戸を開けようとしたら開かない。そこで裏口から出入り出来る筈だと裏口に回ろうとして、どこをどう歩いたっか・・・階段を上り下りしと、裏口に辿り着いてドアを開けた。
そのまま外に出て一旦、いつもの風呂屋の方に向い、ハテ、風呂屋方向ではないと気が付く。また戻って反対方向に歩き、角を曲がり、某公共施設の角の処まで来て、疲れを感じて休もうとしたところで、ハッと目が覚めた。
自分がどうしてここまで出て来たのか、歩いたのか分からない。
オカシイなぁと思う。お月さんが出ていたので、何とか無事に病院のベッドまで帰して下さいと手を合わせたりして拝む・・・で、相変わらず真っ暗な道を歩いてどうにか自分のベッドに辿り着いた。
冷たくなった足をベッドの電気毛布にあてがった時に、しっかり寝ぼけて夢遊病者のように自分は外に出たのだと分かって、あらためて怖くなった・・・とまぁ、そういう告白を聞いた訳です。

道理で何故か病室に靴がある・・(笑)その理由が分かったという次第。しかし、開いた口がふさがらないワタシな訳です。目も点状態・・・
それを見て母が笑いながら「呆れてるべ?」と余裕な口ぶり。
「呆れてるよ・・・」とオーム返しに言うしかない芸の無いワタシでして(笑)
しかしねぇ・・・怖がりの母が、膝の悪い母が・・・と思うと、よくもまぁ転びもせず無事にベッドに辿り着いたものだと・・・(^_^;)

ワタシはワタシの中で少々うろたえた気分なのだが・・・
あ~、これは世に言う「徘徊」というボケた症状の一つではないか?とか、いや、幼い頃にもあった母の元々の性質なのではないか?とか・・・しかし、それがどうして急に出て来たのか気になる訳です。で、あれこれ話を聞くと、
母は眠るまでの間に考えなくていいことを次から次と思い浮かべるのだそうだ・・・
フラッシュのように思い浮かぶ記憶に一つ一つ自分で問答し、頭の中がやたらと騒がしいのだという。それに疲れると眠っていく・・・しかし、トイレに起されたりする訳で、中々熟睡感が無い・・・らしい。

帰り際、看護婦さんに話し、夜だけでも睡眠導入剤を処方して貰えないかと。すると先生と少し話された方がいいと、医師にも状況を伝えた。
入院してから精神安定剤を止めていたのもあったようで、その夜から処方してくれたようです。昨日の朝に母によく眠れたかと訊ねると眠れたし大丈夫だったと(笑)

本来ならば、精神科に連れて行くべき事かもしれないが、アルツハイマー型の認知症であるという太鼓判を押される事に何ほどの意味があろうかとも思うところもあり・・・。。
母もそれを望まない。とりあえずは普通の会話が成り立っている・・・鬼娘のワタシはしっかり最期まで自分の意識を持った母でいて欲しいと願っているところがある・・母もそのように願っている。なので、もう少しこの様子看を続けていく事しか出来ないだろうと思っている・・いよいよ大変となったら、その時はその時ださ・・・(^_^;)
コメント (4)
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