kyon's日誌

つれづれに・・・

三婆集う

2014年11月19日 | 日記
三婆が久々に集った。
其々が床にはべって勝手なストレッチをしながら、あれこれお口の運動もしつつ(笑)
で、何気に寝そべって両足を直角に上げてる婆もいる・・・
ふぅ~ん・・・と立ち上がって、ワタシはその揃えた両足裏が天井を向いてるところを上から覗く・・・トントンと軽く片足の踵を叩いてやる・・・
すると婆Aが背中や腰を調整して叩かれた踵の方を調整しようとする。
婆Aの両足をゆっくり下し、上から体全体を眺める・・・
ふ~む・・・ちょっと歪んでるなぁ・・・両足を持って、それを少しゆすったりして、
今度は片足を直角に持ち上げてやり、床に伸ばしてる片足を軽く押さえ・・・
浮いた方の腰が無いか確認し・・・上げた足を軽く押しこむように負荷を掛けて・・・
婆Aはそれを受けてまた調整する・・・
婆Bにも同じことをして、ふ~む・・・ふ~む・・・

其々には癖があって、ワタシも例外ではない。
自分で出来ることもあるが、誰かに見て貰ってはじめて気が付くこともある。
で、直されると、思ったより曲がってると感じたりするものだが、
あるべきところにちゃんとあると、体は心地がいいというのも分かる。
思っている以上にワタシらは体が歪んでいるねぇ~と笑う。
だよねぇ、60年以上も使い込んだ体だもの、当たり前だね~と又笑う。
んだんだ・・・

あれこれ体の節々が利かなくなってる。
婆Bは70歳を越えてる。
先だって歩くのが遅くなった・・・と。
もう少しちゃっちゃと歩ける筈だったんだけど、若い子らのようにサッサと歩けないのに気が付いてショックだったと。
ねぇ、時間が早く過ぎるように感じるのは、そういう動作も関係してない?
んだんだ・・・笑い合う。
そうなんだよね、例えば80歳以降、如何に病院の世話にならずにイケるか・・・
せめて70代まではさ・・・
最後は医者の世話になるにしても、この老化していく体を出来るだけキープする為に太極拳してるね(笑)
んだんだ・・・

福島の喜多方市は太極拳の町としてるが、ラジオ体操のように毎朝どこぞに集まって市民がやるんだそうだ。市長自身が太極拳をやってるのが発端らしいが、それで市の医療費が減ったとかいう。

今日、これから行く能代市の手前に森岳という町がある。
婆Bはここに教室を持っている。
実はここも医療費が減ったのだそうだ。
それは老人イベント数を増やし、演劇会だとか、コンサートだとか、バスを連ね、近所同士が誘い合って出かける回数を増やしたことが効を奏したらしい。

先だって読んだ河合隼雄氏の「老いるとはどういうことか」という著書にも指摘があった。
老人が人らしさをなくすのは、医者に掛かって、老人的な病状で「患者」になってしまった時からだという・・・医者に対する苦言を松田道夫氏の文章から引用しておられた。

昨夜、母から電話があった。
ホカロン・・・買って来てくれ・・・
近場なのに外を歩くと疲れて・・・と。
およ、そりゃまた・・・歩くと疲れるのがどうにもしんどいと。
家の中は大丈夫?
ん、家の中だば 当たり前にしてる・・・、そかそか、ならば良し。
せば、まんずハ、行ってくるべがな・・・(^^ゞ
コメント (8)
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