花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

技術と年齢。

2016-11-06 21:46:02 | 仕事
11月に入りました
いよいよ七五三シーズンがピークを迎えています

事務作業も一段落し、今はひたすら当日のお仕度に集中の日々です
ここ2週間は連日七五三のお仕度で休みなく、かけまわっておりましたが、今週はようやく一息
そして週末から来週にかけてまたまた平日も連日出張の生活です

さてさて、お客様から時々あるご質問

「スタッフさんの年齢って、おいくつ位の方なんでしょうか????」


お????そこって気になるん部分なんですかね~


確かに・・・・・わかる部分もあります

「以前、昔ながらの美容室に行ったときに、年配の美容師さんに古臭いヘアスタイルにされてしまって・・・

というお客様の嘆きを何度も聞いたことがありました

ヘアメイクは着物の世界といっても流行があるので、常にトレンドを把握していかないと↑↑↑ のような事になってしまいますね


一方で


「着付け師さんは年配の方のほうが安心なんです」

というお声もありました


これは、案外思い込みかもしれませんね


なぜかというと・・・・・


若い着付け師さんでも上手な方と上手でない方もいらっしゃいます。
そして、年配の着付け師さんでも上手な方と上手でない方もいらっしゃいます。


つまり。。。。


年齢ではないんですね~

1年間に200件着付けをしている若い着付け師さんと、1年間に10件しか着付けをしていない年配の着付け師さん。
同じ着付け内容であれば、断然200件をこなされている着付け師さんのほうが上手な確率が高いです
キャリアが長くても、こなしてきた件数が少なければ、経験値があがらないんですね。

大事なのは年齢ではなく、過去の長いキャリアでもなく・・・
ここ数年で、どれくらい着付けの仕事をこなしているかだと思います

着付けは技術です。
怠ってしまうとあっという間に、技術が落ちてしまう恐ろしい世界です

どんなに数十年やっていても、着付けのやり方は体が覚えていると思いますが、上手に着せられるか。。。というと話は別。
常に、やり続けていないと悲しいくらいに手が動かなくなってしまいます
キャリアにあぐらをかかず、常に練習、研究をし続ける姿勢が一番大事だと感じます。

私も夏のオフシーズンを終えた9月は手が思うように動かず、秋のオンシーズンになると徐々にリズムができるのが毎年です


とにもかくにも・・・・

ヘアメイクも着付けも、年齢ではなく、今のレベルが大事だと思います
もちろん、それだけではなく、お客様との相性やセンスなど別の部分もありますが・・・。


もし、着付けの上手な美容室や出張着付けなどをお探し場合は

「年間どれくらいの着付けをされていますか?」と伺うのもよいかもしれません。
ただ、こちらはいくらでも嘘をつけちゃうので、信ぴょう性は????です。

または、着付けたお写真サンプルを見せてもらうのもありです

上手なヘアメイクさん、着付け師さんは年齢ではなく、是非今の技術で判断してみてくださいね

ちなみに・・・私は中年なので、この世界ではちょうどよい年齢なのかな~?????

本日のお写真は、可愛い日本髪の7才さんです
今年は圧倒的に日本髪が大人気
黄色の紅型風お着物がとてもお似合いでした~
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