花*小紋日記

出張着付師kyoさんの奮闘記

個性としつけと・・・

2011-12-07 23:16:10 | 七五三
本日はいよいよ今年残りわずかとなってきた七五三のお仕事
12月といっても、毎年七五三の着付けはあるんです

ニュースにもなっていましたが、深夜に豊洲駅で作業員の事故があり、有楽町線が大幅遅延
不幸にも有楽町線を使わなければならず、超満員電車の中の移動になりました。
これだけの混雑は、会社員時代からすっかりご無沙汰
自分の足で立つスペースは無く、スキーのジャンプのような体勢になっている自分に笑えました・・・

今年もたくさんの七五三のお仕事をしました~
秋は七五三の出張で大忙し、その上スタジオの仕事は1年中・・・・

どんな仕事も皆、得意分野があると思いますが、私の場合は七五三かもしれません
このお仕事をスタートさせたのも、七五三のお仕事がきっかけ。
今ではスタジオの七五三のお仕事も多く、出張とスタジオを合わせると年間200-300名近くのお子様の着付けをしてる

おーーーー。我ながら改めてたくさんの子供達の仕事をしているんだと実感。

これだけ、たくさんの子供達を見ていると色々と感じる事もあります。

子供は大人が思う以上に自分の意見をしっかり持っているという事
そして1人1人が強い個性を持っているので、親が思うようには動かないという事

着物を着たがらなくて大泣きする子。
カメラを向けるとわざとおちゃらけたり変顔する子。
緊張で顔が固まり笑顔が全くでない子。

全然いいんです
個性なんです。

親側の「なんでーーーー」という気持ちも痛いほどわかります。
他のお子さんと比べて「うちの子は・・・」なんて複雑な思いもわかります。


でも、着物を着たくないのも、おちゃらけちゃうのも、緊張しちゃうのも個性だと思います。
面白くないのに笑えないし、見慣れない着物に不安になる子もいますよ。

以前「おかあさんといっしょ」で体操のお兄さんをしていた弘道お兄さんのお話

みんなが楽しく歌っている中、壁際にたって全然歌っていない子や、ぼーっと立っているだけの子がいると、「なんでうちの子は歌わないの」とがっかりするお母さんがいるそうですが、その子たちは人が歌っているのを見るのが好きなのかもしれないし、観察しているのかもしれない。個性なんですよ。

まさにその通りだと思います

お写真にきらきら笑顔を残したい気持ちもものすごくわかりますが、緊張してがちがちの顔も、変顔もその時のその子の個性なので素晴らしい思い出だと思います。
今のお子様の個性を大事にしてほしいなーって思います

でも・・・
中にはこれって個性じゃなくてしつけだよね???と思う事もあります

気になるのは
親やおばあちゃんなどに暴言を吐く子。
親を召使のようにこき使う子。
他人に暴力をふるう子。

いるんですよー、スタッフさんを殴る子。子供からするとじゃれているのかもしれませんが
でもこれは個性じゃないですよね。
大人になった時にやってはいけない事は、子供だってやっちゃいけないと思うんです。

これだけ人数をこなしていれば、今ではどんな子が来てもへっちゃら。
もちろん、大変な事もありますが

七五三ではご両親は、自分のお子さんを他の子と比較しないで、その子の個性を楽しんでみてください。
意外な発見があるかもしれませんよ

本日のお写真は七五三のファミリー。
私の手相を見て「15年忙しい」と言った、占い師のママ
写真の雰囲気がとーーーーっても素敵


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« こだわってます! | トップ | 広っ!!!狭っ!!! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

七五三」カテゴリの最新記事