老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

「関西赤貧古本道」(山本善行著)

2008年07月24日 | 京都 & 東京の書店
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著者の山本さんは、京都・銀閣寺の近くにお住まいの古本エッセイスト(”古本ソムリエ”と自称されている)。

世の中に古書を愛する人の裾野は意外と広いらしい。

土曜日に神保町に行くと若い女性が多いのに驚いたりもする。

大手の書店でも、古書関連を集めたコーナーというのが、

(それと明示はされていないが)歴然とある(たとえば、八重洲ブックセンターなら一階の右奥、京都四条のジュンク堂なら一階左手の棚の中ほど)。

高橋徹さん、岡崎武志さん、北尾トロさんなど、古書について綴られる著述家も多い。

そのなかで、私にとって身近に感じられるのが、この山本善行さんだ。

ご本人自身当惑の気味の、いつしか身についた習性(古本ファンなら誰でも膝をたたく)について、軽妙な、そして、臨場感溢れる、記述が随所にあり、思わず笑ってしまう。

とにかく、山本さんにとって、京都三大祭りとは、

岡崎で行われる春の古本祭り、下鴨の夏の納涼古本祭り、知恩寺で開かれる秋の古本祭り、のことらしい。

いずれにしろ、私にとって、竹岡書店、京阪書房、赤尾照文堂など、

京都の古書店の名が次々にでてくる山本さんの本は、

東京にいながらにして、「京都古書店巡り」をした気分にさせてくれる、

得難い座右の書となっている。

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