REYの世迷言

日々の日記風ブログ

ルートの管理は?

2016-05-27 | Weblog
おがわやまだよりの掲示板から転載。



5月8日に、マラ岩の「てんかちゃん」を登りに行きました。
1本目のボルトがすでにかなり出ていて、確認をしてみたら、手で取りました。
このボルトは、ケミカルまたは締め付け型ではなく、「開きボルト」です。穴に芯を膨らませるための部品が残っていて、芯が膨らまれていないので、失敗の原因は穴が不深すぎることが思われます。

「てんかちゃん」だけではなく、このスラブに同じようなボルトが数本使用されているため、心配です。

とりあえず、ご警告まで。

このボルトを打った人へ:
他に何本打ちましたか?やり方は同じですか?安全性を確認しなくていいですか?


。。。。という書き込みがありました。
確かにルート開拓の人はすべて専門家というわけではないし、
古いものは開拓されて数十年たってるから危ういルートもあるだろうなあ。
城ケ崎なんかは潮(塩)の影響を受けやすいと聞くし。水が流れやすいところは腐食がすすむし。
もちろんルートを開拓するにはそれが重大事故につながるので、
その時は慎重にボルトをうってると思います。
自分だって登るんだし。

でも、その後の管理はどうなんだろう。
すごい数を開拓した人や、もうクライミングから離れてる人だっているかもしれないし
自分が開拓したすべてのルート、すべてのボルトに一生責任をもつというのは
不可能かもしれないです。


やっぱり、見てやばいと思ったルートはやめておくのが基本でしょう。

それにしても、この書き込みからは開拓者への敬意があまり感じられずちょっと残念です。
こういう危ないルートがあれば、まず複数の手段で情報を広めるのが大切なような気がします。

ものすごくそのルートを登りたいんだったら、設定者 初登者に直接連絡して、自分がボルトを打ち直すという方法もあるんじゃないのかな。

私も一度だけルート開拓をしたり、開拓についての話を聞いたりして
開拓の大変さをしっている(だから危険なルートをつくっていいとはいってないです)から
ちょっと気になりました。