
午前十時の映画祭、今回はちょっと不思議な感じの映画『サンセット大通り』です。
監督が大好きなビリーワイルダーなので明るくおしゃれな作品を期待したのですが、トーキー時代の大女優の今、ということで
悲しく淋しい映画でした。
そして、この映画の影の主役《執事》。
日本版なら少し若い山谷初男さんかな。
この執事の愛も凄かった。何がってそれはお楽しみ。
私の中ではこの執事の愛のところがクライマックスなので。
この女優の豪邸の荒れ果てた外観と内部の豪華さの比較。
女優の人気絶頂期と今。
この比較が《サンセット》っていうタイトルになったということは
にぶい私でもわかりました。
場所の設定がロサンゼルスにもかかわらず、気分的には深い森の怪しい洋館(デーモン閣下の蝋人形の館)のようで不思議でした。