REYの世迷言

日々の日記風ブログ

上海バンスキング 16年ぶり

2010-02-25 | Weblog
夜桜でも見に行きたくなるような陽気。
薄いダウンが邪魔なこと、邪魔なこと。

今日は16年ぶりの再演ということで話題になっている
『上海バンスキング』を渋谷のシアターコクーンで観てきました。

S席ということだけど、けっこう後の席でした。
そして、後の席のカップルが
『鳥獣戯画…』
『えっ、いまなんと』(心の声)
『知念さんはどうたらこうたら、沖縄がどうたらこうたら…』
もう少しで口はさみそうになりました。
こらえましたが。
知念さんのお知り合いだったのでしょうか。

ところで、肝心のお芝居ですが、
きっとわたしの中では数年前の上海行きで完結してた気がします。
ビデオも本も何回もみたり読んだり、擦り切れるまできいたレコード、CD。
だから、演出をどこで変えてるとか16年ぶりの役者の動きがどうだとか
すっかり制作サイド的になってました。

その中でも、笹やん(笹野高史さん)の軽妙さ、
コヒさん(小日向文世さん)の成金冷酷ぶりが光ってました。
昔はもう少し、小心なおどおどしたところのある弘田(コヒさん役名)だったけど今は堂々の弘田っぷり。
きっとコヒさんの今の立場が反映されてるのかな。売れっ子ですもんね。
デコさん(吉田日出子さん)の歌声はちっとも変わってなくてびっくり。
体形はちょっとふっくらしてましたが。

それから、昔は、演奏シーンがすごく多いお芝居だと思ってたのですが、
改めて観たら意外に少なかったです。
もうあのGIGAのお芝居に慣らされてしまったのかなあ。

それにしても、もと劇団員、
そのほとんどの人が今も役者を続けていることに驚きました。
さすが自由劇場ですね。。


これから観に行かれる方はアンコール後、
ロビーで演奏がありますからお楽しみに。

ところで、久しぶりにコクーン楽屋に行き友達に会えました。
それも嬉しかった。

写真(上)はコクーン入り口前のポスター

↓終演後のロビーでの演奏。中央はデコさん。