REYの世迷言

日々の日記風ブログ

F・アラバールの『大典礼』を観た

2009-11-01 | Weblog
大好きな役者さんの若松武史さんの個展と
若松さん主演の舞台のフィルム上映会&トークショーという
てんこ盛り企画の案内をいただいたので行って来ました。

若松さんといえば最近印象にのこる役は
『相棒』のクラッシック好きの高利貸しの社長役。
右京さんがクラシックのレコードを(友より)というメッセージと共に贈るという回です。
そんないぶし銀のような若松さんですが、もともとは日芸で絵をやられてたそうで
最近また絵筆を握ってらっしゃるようです。

で、絵の展覧会とともに舞台の映画(一応スクリーンだった)の上映会。
なんかスクリーンに出てる人が1Mくらい傍で
御自分の演技に笑ってるのを聞きながら観れるなんて
不思議な経験。

舞台は1985年に上演されたもの。倒錯系です。
作 演出はあの美輪明宏さんが唯一言うことを聞く(若松さん談)演出家
フェルナンド・アラバールです。
共演は美輪明宏さん、巻上公一さん、西山水木さんと南部夜貴子さん。
南部さん以外は何となく知ってる感じ。
(注 南部さんはもしかして青い鳥の天衣織女さん?あまり若すぎてわかんなかったです。失礼しました。)

特に西山さんはあんなに弾けてましたっけ。
みんな若かったんですね。
美輪さんもすばらしく美しかったです。
あと若松さんの二の腕はクライマー並みに美しかったです。(おいおいどこみてるんだ)
25年前だなー。しみじみ。

イスは背もたれのない丸いパイプイスだし、
人の頭でスクリーンの下の方は切れてるし、
上映時間2時間以上も大丈夫かなと思ってましたが、予想以上に面白かったです。
特に美輪さんがでてきてからは妖しい芝居で面白かった。
25年もたってやっと私がこのお芝居に追いついたって感じです。
これなら、昨日の『腐燭の花』も観ればよかったなあ。残念。

その後のトークショーは次々に質問がきて
そのたびにやさしく答えてくれる若松さんでした。
これからもお元気でご活躍ください

写真は25年前のお芝居のチラシ(コピー)です。



↓《おまけ》。
会場のギャラリーが渋谷の裏通りにこんなとこあったの
とびっくりするようなとこ。その近くで見つけた鍛冶屋さん?かな。
ドンキホーテと風見鶏がいけてます。