先日、長野方面に出張に出かけたのだが、その日は、仕事が早く片付いたので、新幹線で東京駅に帰り着いたのは、17時過ぎだった。せっかくなので、ちょっと秋葉原によったらインバースでくっしーの目を引く、Let's Noteのジャンクが有った。
【↑インバースで買ったジャンクなCF-T7MW6DAS】
目に付いたのは、CF-T7DW6DAS CPU:C2D@1.2GHz、Mem:2GB、HDD:120GB(全消去済み)液晶割れ、キートップ一個欠け、BIOS起動OK品で、価格は5k円。液晶が割れているので他より少し安めの価格設定に成っている。
Let's Noteの12インチシリーズは、CF-W2/T2、W4/T4、W5/T5、W7/T7、W8/T8と12.1インチ1024x768の液晶で、外から見るとほとんど同じ様に見えるので、家に有るだいぶ前に手に入れた、CF-W2の予備用の液晶が使えるんじゃないかと思い、買って帰る事にした。
御覧の通り、液晶画面はバリバリに割れているが、パネル外装には、へこみや傷は有る物の破損は無さそうである。
少し検索して見ると、Let's Noteは、人気機種なので、ばらし方や液晶交換の記事もかなりWEBで見つける事が出来た。
先人の人柱記録を読んでいくと、2シリーズ、4,5シリーズ、7,8シリーズの液晶パネルはそれぞれ微妙に異なっているらしい。インバータの仕様も異なっている様で、簡単に事例をまとめると以下の情報が得られた。
4,5の液晶→7,8に流用時:接続ケーブル=4,5、インバータ=7,8の物を使用
2の液晶→7,8に流用時:接続ケーブル=4,5、インバータ=7,8、パネル枠の加工が必要。
この情報で行くと、W5シリーズの接続ケーブルが必要になる事に成る。検索すると、新品で2k円、取り外し中古品で1k円位で売っている。液晶割れなジャンクなW4本体が1k円以下で手に入るのに、何となくケーブル価格としては、不当に高い様な、、、、
【↑新品で2100円成りのLCD接続ケーブル】
そんな訳で、ジャンクなW4本体を手に入れるのも一つの手だが、これだと、取りガラで残った物を又正常品にしようと、いわゆる『ジャンクスパイラル』にはまる事必至!
かといって、不当に高い気がするケーブルを買うのはシャクなので、以下の基本方針で行ってみる事にする。
1.ケーブルは、T7のLCD側の基板をカットして、W2のLCD基板上のコネクタから配線して、T7のケーブルがつながるようにする。
2.LCD枠は、LCDをガラス板までばらし、W2のガラス板+基板をT7のLCD枠に移植する。
3.インバータは、先人の例に従って、T7の物を流用
1.については、ケーブル側のコネクタ付け替えという手も考えられるが、基板側のコネクタを増設した方がスマートに行きそうだし、、、
いずれにしても、LCD側のコネクタのピンアサインを調べるのが一番問題だな。
とまあ、基本方針を決めた所で、先ずは予備で持ってたW2のパネルを分解する。
先ずは、ヒンジ部分とパネルの側面のねじを外す。
次にフロントベゼルと天板の隙間に爪を入れてロックを外し、天板を上方に分離する。
天板が外れると、中のインバータへのケーブルが有るので、開く方向に注意する事。上の写真の方向に開いてはいけない(汗)
天板を開いた所。LCDパネルの型番は、LTD121EA3Pだった。
次に、フロントベゼルとLCDが両面テープでくっついているので、隙間に爪を突っ込んで隙間を作る。
隙間にカッターを突っ込んで、液晶パネル側に傷をつけないように両面テープをカットする。
と言うことで、無事にW2のパネルが分解できたところ。
制御基板を見てみるとコネクタは、ヒロセの1mmピッチの20ピン。これなら半田付けできそうだな。
信号ラインは、下の1番ピンから、Vdd2本、Vss2本、Rxin0~Rxin2とCLKの+/-がvssを間に挟んで並んでいる。更にVssとVddを挟んで上端の3本は、部品未実装だが、EDID用の信号線の様である。
どうもピンアサインは、こちらの、LTD121KA0Sと同じように見える。
天板に張り付いている、W2のインバータ基板。
続いて、T7のLCDパネルをばらす。
パネルのバラシ方は、W2と同じなので省略する。ちなみに、ヒンジが本体に付いたまま天板側のみを同じようにしてばらす。
T7はインバーターがLCD側に付いているので、天板が引っ張られることなく外れる。
W2のLCDに比べて制御基板がかなり小さくなっている。LCDパネルの型番はLTD121EDWPだ。
コネクタも、30ピンでなんと、0.4mmピッチになっている。これじゃ、この基板に半田付けするのは、ちょっと難しそうだ。ピンアサインもだいぶW2とは違うようだし、ネットで類似の仕様書も見つけられなかったので、VddとVss位しか判らない。
T7のインバーターの入力側部分。W2のインバータとかなりピンアサインは近そうなんだがな、、、、
とまあ、T7の液晶パネルをめくってみた所で、少し方針変更。
基板を切り取って貼り付けても、T7の基板のコネクタに配線するのが大変なので、あきらめて、T7の接続ケーブルのLCD側の30ピンコネクタを切り取って、W2の20ピンコネクタを取り付けることにする。配線部分でつなぐのなら線が細い位で、ピッチは関係ないからな。
問題は、T7側のピンアサインが判らない事。VddとVssは判るから、残りのLVDSの信号線を適当につないでみるという手もあるが、手戻りが多そうなので、手持ちの完動品のW5をバラして、ケーブルの接続を調べる事にした。
と言う事で、長くなったので、続きは、CF-W5分解編でと言う事で、
つづく、、、、、
2013.6.15(6/21)
Let's Note CF-T7ジャンク液晶交換 その1
Let's Note CF-T7ジャンク液晶交換 その2 (CF-W5分解編)
Let's Note CF-T7ジャンク液晶交換 その3
Let's Note CF-T7 リペア完了
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