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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

Let's Note CF-T7 リペア完了

2013-07-31 | パソコン改造・修理
7月21日の日曜日に、映画を見に行った時に、前から3列目でふんぞり返って2時間見ていたせいか、先週の月曜より腰が痛い。今週に入って少しはマシになってきたが、相変わらず痛くてあまり腰が曲げられずに、ズボンを履くのも靴下を履くのも一苦労である。

おかげで7月27日の、JAXA相模原の特別公開も行きそびれてしまった。たとえ夜空が晴れていても遠征に出れたかどうか、、、いや相も変わらず晴れないのだが、、、、

まあ、愚痴はこれ位にして、液晶割れで入手したLet's Note CF-T7の修理も、欠けているキートップ一個以外は修理完了であったし、欠けているキートップはほとんど使わないので、特に直さなくてもいいかと思っていた。


【キートップ欠けのCF-T7】
とは言うものの、安いキーボードやキートップがあれば手に入れて治したいとオクはチェックしていたのだが、4、5シリーズのは結構安く出てたりするのだが、7,8シリーズのは、何故かみんな2千円以上して、お手頃なのがない。

そんななか、T7用のアルファベットキーが7個で100円也で出品されていた。


こんな特定のキーだけなんて、そのキーを偶々無くしている人しか買わないだろう!って感じである。私の欲しいキーも『~、∧、へ』の書かれたキーが欠品で異なる。しかもアルファベットキーと、欠品のキーは大きさも違う。

案の定、誰も入札せず、結局私が100円で落札した。

昨日、キートップが届いたので、並べてみるとこんな感じで大きさが異なる。


ひっくり返すとこんな感じ↓


よく見ると、パンタグラフを引っかける向きも90度方向が異なる。

でもここで観察眼の鋭い方はもうお気づきかも知れないが、よく見ると、アルファベットのキーも欠品のキーもパンタグラフの取り付け位置の寸法が同じである。

キーボードをばらして調べた訳ではなかったが、量産で安く作る事を目指すなら、キートップの大きさが異なっても、下のスイッチやパンタグラフは同じ大きさにして、部品の種類を減らし、数を揃えて量産効果が狙える。天下のパナソニックが、そんな事を見のがす訳もないと踏んで、先のキートップを落札した訳だ。

実物が届いて、予想通り、パンタグラフの止まる位置は、欠品キーも、今回入手の英字キーも同じだったと言う訳である。

そんな訳で、90度回して、『~、∧、へ』の書かれたキーに一番近くなるキーとして、今回は『S』キーをチョイス。


ヤスリで周囲を多少削って、大きさをだいたい同じにして、横向きの『S』の字を少し削って、『~』に少し近くし、横向きの『と』の字を、マジックで『∧』っぽくして、空いてる所にマジックで『へ』の字を書いて取り付け。



ちょっと、『~』の端が曲がりすぎているとか、キーがセンターにないとか、形がいびつとか色々つっこみ所は満載だが、たいして使うキーじゃないので、これで十分識別できる。



という事で、CF-T7の修理も、これで完全に終了。これなら新幹線の中で使っていても恥ずかしくないぞ!

2013.7.31

Let's Note CF-T7ジャンク液晶交換 その1
Let's Note CF-T7ジャンク液晶交換 その2 (CF-W5分解編)
Let's Note CF-T7ジャンク液晶交換 その3
Let's Note CF-T7 リペア完了

赤の感度

2013-07-25 | 望遠鏡・撮影機材(改造・修理)
戻り梅雨とかで、梅雨明けしてもサッパリ晴れない。そんな訳で、とうとう未処理画像も尽きてしまった。

遠征に出られないので、機材いじりでもしようかと、KissX2の改造記事を、いろいろと見ていたら、赤外線リモコンで、改造機の写り具合いを比較していた記事があったので、真似をして、ノーマルの状態を、調べて見た。


↑EOS Kiss X2で撮影
赤外線リモコンの光は、目では見えないがデジカメに写るのは、周知の事実だが、X2でも結構写る物だ。

続いてEOS20Dでも試してみた。


↑EOS 20D

あれ!?なんかほとんど写らない!こんなに違うの?

ちょっとびっくりしながら、他のコンデジも試してみた。


↑まずは、PowerShot S90。おお!確かにデジイチより良く写る。


↑次はPowerShot S95。概ねS90と同じだな。


↑続けて、IXY30S。おおこれは一番明るく写ってる!

こんなに違う物なのかと思いつつ、他メーカーのコンデジも試してみた。


↑Casio Exilim Z700


↑Pentax Optio M30


↑フジフィルム Finepix Z2

こうやって、比べて見ると今まで言われていた、キャノンのコンデジは、散光星雲が良く写ると言う事が確認出来た?と思ったのだが、ちょっと待てよ!

X2と20Dでこんなに違うの?S90/95とIXY30Sでこんなに差があるの?なんとなく、撮影結果と今回の結果がリンクしていないような気がする。

はた!と気がついて、赤外線リモコンの波長を調べてみると、だいたいは940nmを使っているらしい。散光星雲のHαはだいたい650nm。どうりで散光星雲の写りと今回の写りが一致しないわけだ!


と言う事で更にデータシートを調べてみると、ふつうに手に入る赤いLEDは、主に630nm付近の物と660nm付近の物があって、この辺りがHαに一番近そうだ。

本当は、波長の長い660nmの方を買ってくれば良いのだけど、まあどちらであってもそう大差無いし、赤外線リモコンの940nmよりよっぽどましだろうと適当に判断しして、PCの無線マウスのインジケーターの赤いLEDを写してみた。


↑EOS Kiss X2


↑EOS 20D

これで見ると、X2も20Dも、Hαの写りは、大差なさそうである。


↑PowerShot S95


↑IXY30S

これで見ると、S95より多少IXY30Sの方がよく写りそうだ。後、どちらもデジイチよりは良く写るのが納得できる結果となった。

ちなみに、調べてみると、人間の目は、一番感度の良いのは555nmの緑色だそうで、それに比べると、Hα領域の感度は、15%ぐらいだそうで、デジイチのフィルターは、人の目の感度に近い曲線を再現しているようで、見た目に近い写真が撮れるように設定されている。

天体写真には、このへんが、かえって仇になっていて、赤い星雲を写りにくくしているようである。でもそう言う意味では、キャノンのコンデジは、通常写真では、赤が強めに写っているのだろうか?あんまり気にしたこと無いが、、、、



カシオペア座付近

2013-07-20 | 天体観望・撮影(遠征地)
月がだいぶ大きい時期になったので、遠征撮影は厳しくなってきたが、それでもまだ今週も来週もハッキリしない夜空が続くような予報でちょっとうんざりする今日この頃である。早いところ本当の梅雨明けの夜空を見せて欲しい物である。

まあ、愚痴っても天気は良くならないので程々にして、話は6月8日の栃木の八方ヶ原大間々台への遠征の夜に戻る。

PowerShot S95での星野撮影は、はくちょう座のデネブからサドルにかけてを撮影した後、本当はさそり座方向が撮りたかったのだが、この日は、場所取りが悪く、さそり座は早々に南の木の陰に掛かってしまったので、あきらめて北天に高度を上げてきたカシオペア座付近を撮影してみた。


【↑カシオペア座付近】
PowerShotS95+CHDK Iso800 F4.9 S=512秒x4コマ 35mm換算105mm相当
2013.6.9 01:55-02:46 MK-800の赤道儀に乗せて撮影
Registaxでコンポジット、FlatAideでフラット補正、GIMPでトーン調整
リサイズ

カシオペア座近辺をこの程度の画角で撮った写真を余り見たことが無かったので取り敢えずカシオペア座がちょうど収まるように撮影してみたが、撮影している最中は、α星(ジェダー)の近くにNGC281が確認できただけで、あんまり赤い星雲が写ってないと思っていたが、画像処理すると、いくつか写っているようである。

特に、写真左上には、淡いながらかなり大きめの散光星雲が確認できる。星座の真ん中のγ星の側にもかすかに赤くなっているようである。

ステラリウムやステラシアターライトの様なフリーソフトに殆ど出ていない。あまり、メジャーな対象ではないので、探すのにかなり苦労したが、いつも写真を引用させていただいている栗本さんのHPでだいたい名前を見つけることが出来た。


【↑星座線と写ってる散光星雲を調べて名前を記述】

左上の淡い大きな散光星雲は、『NGC7822, Ced214』辺りらしい。γ星の近くの赤いのは、『IC59, IC63』と言う反射星雲らしい。

どちらも、頑張ればコリメートで写せない事も無いような対象なので、次回には狙ってみたい物である。

星野撮影としては、もう少しケフェウス座よりで広画角にした方が赤い散光星雲がいくつも広がっているのが沢山写り込み、そちらの方が楽しい写真に成ったような気がするので次回は、そちらも挑戦してみたい物である。

2013.6.9(7/20)

はくちょう座 デネブ~サドル付近

2013-07-17 | 天体観望・撮影(遠征地)
梅雨明け宣言も出て、気温は一気に上がったのに、週末にどうもはっきりしないGPVの予報が続いていて、なかなか遠征に出られず、暑い部屋の中でストレスが溜まり気味の毎日が続いています。(泣)

さて、話は梅雨の合間の週末に晴れた、6月8日の八方が原遠征での撮影の続きです。

この日は、コリメートでは、彗星2つと、M101、M8-M20を撮影したのだが、傍らでMK-800の赤道儀を持ち出して、S95の望遠側での撮影を試みてみた。


【↑はくちょう座のデネブからサドルにかけて】
PowerShotS95+CHDK Iso800 F4.9 S=512秒x4コマ 35mm換算105mm相当
2013.6.9 00:28-01:20 MK-800の赤道儀に乗せて撮影
PITで補正→Registaxでコンポジット、FlatAideでフラット補正、
GIMPでトーン調整・リサイズ

この日、MK-800のバランスウエイトがシャフトごと、トランクの中で見つけられず、どうしようかと思ったが、カメラが軽いので、何とかなるかとウエイト無しで撮影したのだが、さすがに、うまく動かなかったらしくて、撮影した画像の中には、星が三角形の2辺をなぞった様な形に写った物が出てしまったので、PITで無理やり点像に近くして、コンポジットとリサイズでごまかしてある。

おかげで星像が今ひとつはっきりしない感じであるが、取り合えず何とか見られる位にはなった。

はくちょう座のサドル付近は、もう少しアップの画像を良く見かけるのだが、Powershotの最大望遠では、このサイズが一杯だったので、サドルからデネブ辺りまで入るように向けたら、以外に北アメリカ星雲が目立っていたので、少しデネブを中心寄りに持っていって構図を決めてみた。

北アメリカ星雲からペリカン星雲にかけての赤い星雲と、サドル周辺の散光星雲が赤く写りこんでくれた。サドル周辺は、さかいはハッキリしないが、IC1318と言うナンバーが割り振られているようだ。その周囲も、かなり広範囲に淡く赤い散光星雲が写っているようだ。

もう少しアップにするには、X2でズームを使うかとも思ったのだが、バランスウエイト無では、ズーム付きのX2は乗せられなかったので、仕方が無いところである。

次回は、X2のフィルターレス改造をして、もう少しアップで狙ってみたい所である。

2013.6.9(7/17)

2つ並べてみた(M8/M20)

2013-07-14 | 天体観望・撮影(遠征地)
6月8日の八方が原遠征では、M101、パンスターズ彗星と撮影して、薄明前にレモン彗星を撮影する予定だったのだが、パンスターズ彗星撮影後には、まだレモン彗星は高度が低かったので、間にもう一天体撮影する事にした。

鏡筒をそのまま、7cm20倍で撮影するか、レモン彗星に向けて13cmに変更するか迷ったが、とりあえずそのままで撮影を続けた。

短時間でそこそこ写るようにメジャーどころで、夏の華やかな対象として、M8を撮影する事にした。


【↑M8干潟星雲とM20三裂星雲 いて座の散光星雲】
Celestron D:70 f:400 UW20mm 20倍 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2
コリメート法 PowerShotS90 CHDK F:2.0 f=6mm Iso3200 LPS-P2使用
S:101秒x16コマ Noise減算:ON 35mm版換算で560mm相当
撮影場所:栃木県八方ヶ原 撮影日:2013/6/9 01:26-02:21
Registaxでコンポジット→FlatAideでかぶり補正→GIMP2で反転
840mm相当にトリミング(67%)、トーンカーブ・サイズ調整


いざ、M8を導入して試写して見ると、M20も画面の隅に入って来る。レンズ収差の多く出るコリメート撮影にはちょっと辛いのだが、M8/M20の両方がなるべく中央近くに来るように鏡筒を微調整して、撮影して見た。

結果として、M21も同一の画角に入ってきたのだが、やはり周辺画像の収差はかなり大きかったので、M21は諦めて、M8とM20だけでトリミングして見た。

それでも、まだ収差は残っているのだが、まあ、この辺は、安物鏡筒とアイピースによるコリメート撮影なので、勘弁して貰う事としよう(汗)

南の比較的低い空にあるので、多少光害のかぶりの影響を受けてる感じで、少し高い空に向けてご近所フラットを撮影して使ったのだが、まだ補正しきれていないかな~?と言った感じである。

広画角の対象は、コリメート撮影ではなかなか難しいな、、、、

2013.6.9(7/14)