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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

雨の中の出撃(NGC2903)

2012-03-30 | 天体観望・撮影(遠征地)
話は少し戻って、3月17日。朝起きたら、東京は雨だった。

新月近くの週末なのに撮影は無理かなと思いつつ、星空指数を
見ると80。お、意外といけるのか?

GPVを確認すると、夜の11時とか12時ごろになると富士山辺りでも
雲が取れる予報。予報を信じたいと思いつつも、一向に晴れない空に
低めのテンションで、小雨の中、機材の積み込みをした。

夕方を過ぎて、暗くなっても三鷹はまだ雨がやまないが、夜中には
富士山は晴れる筈と、半分神頼み的ローテンションで、雨の中、
7時過ぎに出発して、中央高速を、西へと走った。

八王子辺りは、雨はやんでたが、大月辺りではまた降っていた。
いつもの鳴沢村に向かうがかなりの霧だ。本当に晴れるのだろうか?


いつもの観望場所に8時半ごろに着くと、舗装の部分は概ね雪は解けて
いるが、砂利の部分は、雪が積もったまま。しばらく、雪の砂利の部分に
車を止めて様子を見ていたが、相変わらずのすごい霧。


懐中電灯で照らすと、霧の粒がライトに照らされて良く見える。
こんなに、水滴が飛んでるんだ。こりゃ機材を出すと一発で結露の
嵐になりそうだ。

砂利の上の雪は、解けかけで今ひとつ。撮影するとしたら、北を捨てて
舗装の部分に設置するしかないかもしれない。

1時間ほどしても一向に天気が回復する様子が無く、相変わらずの霧の
水滴が沢山舞っている状態。ひょっとして山から少し離れたほうが、
霧は少なくなるのでは?と思い、富士吉田の観望場所に移動してみた。

思ったとおり、こちらは、鳴沢村より霧が少ない。雪も多少残っているが
概ね乾いていて、機材設置も楽そうだ。とは言う物の、ある程度霧が
収まらないと設置は厳しいかも。

ここで待つ事2時間半。やっと星空が一部覗き出した。よしよし概ね
予報どおりか?

あわてて機材を外に出し、しばらく北極星が見えるのを待つ。
見えた所で急いで極軸をあわせて、撮影を開始した頃には概ね1時に
なっていた。

今日の最初のターゲットは、先日三鷹で、銀河の腕が殆ど写らなかった
NGC2903の撮影だ。位置を合わせて、101秒で撮影を始めたが、もう一つの
写り具合。↓


【NGC2903 101秒露出の未加工1枚画】

試しに、128秒露出にして一枚撮影してみたが、倍率もそこそこ高いので
やはり追尾エラーが目立つ↓


【NGC2903 128秒露出の未加工1枚画】

と言う事で、あきらめて、101秒で20枚ほど撮影したうちの追尾エラーが
少な目の12コマをコンポジットしたのがしたの絵↓


【↑NGC2903 しし座の棒渦巻銀河】
SM-R125S/D:130 f:720 PowerShot S90 F:2.0 f=6.0mm コリメート法
UW9mm 80倍 LPS-P2使用 ISO3200 S:101秒x12コマ
撮影場所:山梨県南都留郡 撮影日:2012/3/18 00:59~02:01
jpegからRegistacsでコンポジット
→YIMGで回転、トリミング、かぶり補正、レベル補正、リサイズ

元画で腕の薄い部分は写っていなかったが、案の定画像処理しても、
渦巻く腕の先のほうまでは写らなかった。先日の三鷹での写真に比べると
中心部の写り具合はずいぶん良くなってはいるが、腕の写りは多少
伸びたぐらいで、余り改善していないので、ちょっと残念である。

やはりさっきまでのあの霧の影響も有って、きっと大気中の水蒸気の
量も多く、透明度がもう一つなのかもしれない。

また、追尾エラーも少し目立つ感じだ。この辺は、もう少し赤道儀の
整備を進めてエラーのコマ数を減らさないと、、

2012.3.18(3/30)


速報と言うほど速くないが、、(超新星 SN2012aw)

2012-03-28 | 天体観望・撮影(遠征地)
3月18日に、しし座のM95に超新星(SuperNova)が現れて、13等級程で
輝いているとのWEBでの情報と写真を目にしたので、早速撮ってみたい
と考えていた。三鷹からでも撮れないかと、WEBの写真と先日富士山で
撮ったM95の写真
を見比べて検討してみたが、13等級なら、超新星は
ぎりぎり写るだろうけど、M95の方は無理だろうと思い、週末までまって
いつもの中央高速を沈みかける細い月を追いかけながら富士山へ向かった。


【路側灯の間に見える暗く細い月を追って西へ】
この週は、運悪く年に数回の土曜出勤日だったので、前日に機材積込み
を済ませて、仕事が終って速攻で帰宅&準備して出発したが、それでも
いつもの撮影場所に着く頃には、だいぶ距離は離れたが、金星とランデブー
中の木星が沈む少し前だった。


【到着時の、オリオン座と金星and木星のランデブー】2012.3.24 20:13
IXY910is ISO:1600 S=10秒 F=2.8 f=4.6mm(35mm版で28mm相当)

わずかに雲はあるものの、空は概ね晴れておりまずまずのコンディション。
早速、機材をセットアップしてお目当てのスーパーノバを写す。

ただ、砂利の駐車場の地面が、先日よりはマシだが、だいぶ柔らかく三脚
が結構沈み込む。今回は、三脚の脚の一番下のボルトに6角延長ボルトを
着けて来た。設置した三脚のこのボルトを踏みつけて、地面にしっかり
三脚を潜り込ませてしまおうという訳だ。延長6角ボルトは、SP赤道儀の
三脚についていたもので、当初何をする物か判らず外しておいたのだが、
きっと今回の様に、体重をかけて三脚を沈み込ませる為の足がかり
だったのだろう。たぶん、、、


丁度、M95辺りは南中少し前で、急いで撮影を始めたら、流れまくりの画像!
ぜんぜん追尾していない!う~ん、ステッピングモーターの『カタカタ』
音が聞こえていない!こりゃモータが回ってないみたいだ!


【↑ぜんぜん追尾していない】

なんか壊れた??電源?慌てて、バッテリーの電圧を測るがちゃんと12V台
を指している。配線も確認するがいつも通りで間違いは無い。

しばらく考えて、ハタと気がついた。『バランスか?』そういえば、
極軸に気を取られて、バランスを確認していない。慌ててウエイトを
ずらせて見ると、いつものステッピングモータのカタカタ音がしだした。
『良かった、壊れてなくて!』と言う事で、バランスを調整しなおす。
赤道儀のメンテが出来てないせいも有り、いくら春が近いとは言え、
氷点下の寒空の下では、どうも動きが渋くてバランスが判り難い。

何とか合わせ直した頃には、M95はほぼ南中直前で、この後1時間もすると
鏡筒が三脚にぶつかるので、先に鏡筒を反転させておく。それにあわせて
ドローチューブの位置が合う様に、鏡筒をバンドの中で回して、もう一度
バランス取り直し。念の為、極軸も再確認して微調整。

で、撮影したらなんか変な光条が画面の右の方に!なんじゃこりゃ~?

取り敢えずカメラとアイピースを外して、各レンズをのぞくと、
幾分汚れているような感じなので、レンズペーパーで全て綺麗に拭いて
再取り付け。横から光が入らない様にタオルで巻いて撮影すると
やっと、まともな絵になった。(ふ~っ!!)

なんやかんやで、結局撮影が始められたのは、11時。赤道儀メンテが
出来てないせいも有るが、いつも撮影始めは赤道儀の動きが少し悪く、
エラーの目立つコマが多い。24コマ撮影した内の、何とか使えそうな
13コマをコンポジットしたのがしたの絵↓


【↑しし座のM95に現れた超新星SN2012aw】
SM-R125S/D:130 f:720 PowerShot S90 F:2.0 f=6.0mm コリメート法
UW9mm 80倍 LPS-P2使用 ISO3200 S:101秒x13コマ
撮影場所:山梨県南都留郡 撮影日:2012/3/24 23:01~24:24
jpegからRegistacsでコンポジット→YIMGで回転、トリミング
→FlatAideでかぶり補正→YIMGで、ガンマ補正、リサイズ

11月の終わりに撮影したM95の写真と比べると確かに、星が増えている。
13等級位との事なので、以外によく写ってる。ちなみに手持ちのプラネタ
SOFTでは、ステラリウムの10等台まで入った物しか無いので、他の星が
13等級台の星と比べる事が出来ず、この写真から明るさを判別する事が
出来ないのが残念である。

2枚を並べるとこんな感じだ↓

【↑3月24日撮影のM95と11月26日撮影のM95↑】

ただ、前回の64秒露光に対して101秒露光なので、星は少し明るく写って
いるが、M95の写り具合は、思ったほどよく成ってない感じではある。
前回より多少は薄い所が写ってるかな??、、、程度であろうか。
もう少しハッキリ銀河の腕や周辺の淡い部分までよく写ってくれると
うれしいのだが、、、、

前回は、場所は同じだが時期的に11月末で-14℃まで下がったが、今回は、
だいぶ暖かくなってきたからと言う事もあるのかもしれない。

このM95の腕の薄さ加減だと、やっぱり三鷹から撮るのは無理かな。
写っても中心の輝いている所だけだろうな、、、、
三鷹からだと銀河と言うよりは、恒星に見えてしまいそうである。

2012.3.24(3/28)

高倍率の効果は?(NGC4565)

2012-03-26 | 光害地:三鷹からの天体撮影
今日、3月26日は、金星と木星のランデブーに加えて月が間に入って
面白い構図になっていたので、一枚追加です。ちょうど手前に梅の花
が咲いていたので、一緒にパチリ。星空撮影で無限遠フォーカスに
してたので、花にピントが合ってないのはご容赦を、、、


【↑月を間に、金星(上)と木星(下)のランデブーと春目前の梅の花】

さて3月15日の自宅撮影に戻り、M81を撮り終えて、次は何を写そうか?
M104で比較撮影するには、少し時間が早すぎて、まだ建物の間に顔を
出していない。そこで昨日撮り損ねたNGC4565を120倍で撮って見る事に
した。本当は9mm・80倍の画像のある物の方が比較できて良いのだが、
いかんせん、M104はまだ見えないし、、、、

NGC4565は、9.6等級、16分角のエッジオンの銀河である。
NGCナンバーではあるが、銀河の中では比較的大きな見かけを持つ。
120倍で試すには、返ってちょっと厳しい大きさかもしれない。


【↑NGC4565 かみのけ座のエッジオン銀河】
SM-R125S/D:130 f:720 PowerShot S90 F:2.0 f=6.0mm コリメート法
UW6mm 120倍 LPS-P2使用 ISO3200 S:80秒x14コマ
撮影場所:東京都三鷹市(自宅)撮影日:2012/3/15 23:52~24:47
jpegからRegistacsでコンポジット→YIMGで回転、トリミング、
→FlatAideでかぶり補正→YIMGでレベル補正、リサイズ

9.6等なので、そう明るい方ではないが、エッジオン銀河なので、
しっかりと横から見た銀河の形が映し出された。中央の明かるい所の
直ぐ左上に、暗黒帯が横切り、反対側の銀河部分も少しだけだが
写っている。光害地の三鷹からの撮影であることを考えると、
十分な写りと言えるだろう。

やはり、三鷹から銀河を狙うなら、エッジオン銀河が狙い目だろうか。


【↑スタック・リサイズのみのトリミング・画像処理無し画像】

フェースオンでも、腕がしっかりと明るいものは意外と写るが、
残念ながらM51位しか、丁度よいのが見当たらないし、、、

しかし、高倍率を使った事で、細かい所が描写できたかどうか、
80倍の画像が無いから何とも言えないのだが、、、、
次回はNGC4565を80倍で撮るか、M104を120倍で撮ってみないと、、、

2012.3.15(3/26)


倍率を上げてみたが、、(M81)

2012-03-24 | 光害地:三鷹からの天体撮影
3月15日の自宅撮影は、M44プレセベ星団の撮影のあと、今日は、いつも
より一段短いアイピースで、高倍率での撮影を試してみようと考えていた。
3/14の記事にも書いたが、光害地なので明るい光学系でもかぶるだけなので
倍率を上げて暗くして、露光時間を少し長くする方向だ。
長くするといっても、せいぜい山で開けている時間と同等が関の山だが。

アイピースを小さい対象向けにいつも使っている、9mm・80倍から、
6mm・120倍にしてテストしてみた。

明るさ的には、80倍時に合成F=3.7、120倍時にF=5.5で光量的に45%位に
落ちるので、同じレベルで光害がかぶるまでの露出時間は2.2倍程度になる。
従って概ね9mm時の2倍強の露出(60~100秒)を使う事になる。

倍率を高くすれば、追尾エラーの影響が大きくなるが、それは絶対値での
話で、天体との相対比率で行くと変わらない筈である。

例えば、10分角の銀河に対して、追尾エラーが1分角だったとして、
その比率は、倍率を80倍にしても120倍にしても変わらない。
つまり大きく写しても、最終的に出力する写真サイズが同じなら、
追尾エラーの割合は変わらない事になる。

但し、追尾時間が2倍なので、本来は、追尾エラーは2倍になるのだが、
光害地なので、たとえ長くしても、山で使ってる追尾時間と同等しか
開けられないので、理論的には、山で撮った写真と同等の追尾エラー
以内に収まる事になるはずである。

追尾エラーの比率が変わらないのであれば、大きめに写して細かい所まで
解像した画像を縮小したほうがディテールの描写が良くなるのでは?
と考えての作戦である。

とまあ、前置きが長くなったが、以前から一度これで試してみたいと
思っていた方法である。

そうやって撮影したM81が↓下の画像

【↑M81 ボーデ銀河 80倍で撮影時とほとんど変わらない?】
SM-R125S/D:130 f:720 PowerShot S90 F:2.0 f=6.0mm コリメート法
UW6mm 120倍 LPS-P2使用 ISO3200 S:80秒x12コマ
撮影場所:東京都三鷹市(自宅)撮影日:2012/3/15 21:50~22:53
jpegからRegistacsでコンポジット→FlatAideでかぶり補正
→YIMGで回転、トリミング、ガンマ補正、リサイズ

だがしかし、結果はご覧の通り、前回の9mm80倍での撮影結果
比べて、返って写りが悪くなった様な気がするレベルだ。

う~ん、M81はその銀河の腕が淡くて、光害のかぶりに埋もれている
から、いくら大きく写しても、写ってない物に対しては、効果がない
と言った感じで有る。

ちなみにM81ボーデ銀河撮影中に20枚撮ったうちの12枚目位で電池が
切れ、仕方なく途中で電池交換の為、一度カメラを外したので、再び
取り付けた時のフラット具合が多少変わってしまっていて、コンポ
ジットした画像が今一つ揃ってないのも影響しているかも知れない。

もう少しかぶりよりも腕が明るいM51等で試せば、結果は違ったかも
知れないので、今度又、試してみたい所である。

2012.3.15(3/24)

飼い葉桶?(M44)

2012-03-22 | 光害地:三鷹からの天体撮影
3月14日に自宅で少し撮影したが、翌3月15日は前日よりも良く晴れた。
但し夕方から結構風が強くて、アパートの通路の撮影場所でも時折
強い風を受ける形での撮影となった。

と言うことで連チャンだが、自宅の庭からまた撮影をしてみた。
先ずは昨日撮れなかったかに座のM44プレセぺ星団から撮影を始めた。

【↑M44 プレセぺ星団 かに座の散開星団】
SM-R125S/D:130 f:720 PowerShot S90 F:2.0 f=6.0mm コリメート法
PL40mm 18倍 LPS-P2使用 ISO1600 S:16秒x32コマ
撮影場所:東京都三鷹市(自宅)撮影日:2012/3/15 20:06~20:27
jpegからRegistacsでコンポジット→YIMGで回転、トリミング、
→FlatAideでかぶり補正→YIMGでガンマ補正、リサイズ、トリミング

プレセペ星団は、3.1等級、1度35分角と明るく大きな星団である。
光害の三鷹では眼視では無理だが、双眼鏡で充分楽しめる散開星団だ。
暗い山では、肉眼でもそれなりに楽しめる明るさだ。

『プレセペ』とはラテン語で、飼い葉桶の意味で、かに座のγ星と
δ星が飼い葉桶の餌を食べる2頭のロバに見立てられていた事に由来
して付いているらしいが、飼い葉桶に見えるかというと、何とも
答えに困る感じではある。

その昔、くっしーの実家では、私が小学生の頃、肉牛を1頭飼っていて
稲ワラを『飼い葉切り』なる道具で切り、直径7~80cm位の『飼い葉桶』
に入れて、牛に食べさせていた。たまに、その作業を頼まれて私が
やらされる事もあるのだが、納屋の一角で飼っている牛は、子供の私
には、結構、怖かったりした(汗)

ちなみに、この星団はかなり明るい星から成っているので、星団を
鏡筒に導入してからでも、十分にカメラの液晶画面で星が確認出来て
ピントあわせが楽に出来た。

2012.3.15(3/22)