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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

北アメリカ皆既日食ツアー計画

2016-09-29 | 天体観望・撮影(遠征地)
事の起こりは、昨年、知人がアメリカに転勤に成ったので、ふっと2017年のアメリカ皆既日食を思い出して、地図を調べると皆既日食帯まで、車で5~6時間の位置に転勤した様である。次回の日本での皆既日食は2035年、結構微妙な感じ、、、生きてるかもしれないが、今見たくあちこち好き勝手に移動できないかもしれない。と思うとこれは知人宅にお邪魔して、見に行くしかないと、昨年のうちにお願いをしておいた。


(アストロアーツHPより)
所が、今年に成って、知人が年末辺りに更にヒューストンに移るとの事。その時は知人がどこかで待ち合わせて、日食見に行こうと言ってくれていたのですが、いずれにしてもまだまだ先の話と思って、半年ぐらい前になったら予定を決めようなんて思ってた。

所が今月初めに、星仲間のNさんが、SNSの日記で日食オーダーツアーを募集していた。なんでも日食帯のホテルは高奮しているとかで、急いで決めないとって感じの友達限定募集だった。でもツアー代金の目途が10人集めて31万とか。

この記事を見て、う~ん31万は高いな~、、、、家内と2人でツアー代金だけで60万オーバーか、、、ヒューストンからじゃかなり距離も有るし、今回は諦めようかな、、、なんて思っていた。

そんな時に、今度はひらいさんのブログで、皆既日食のグループ旅行の話が出ていた。それを見ると、3人で行って、一人20万位の予算で何とかなる様な話が書いてある。20万なら何とか行きたいなぁと思って、ひらいさんにメールで色々と情報を教えて頂いた。

当初はひらいさんの工程にまるっきり乗っかろうと思っていたのだが、知人がせっかくだからヒューストンにもよったらって事で、結局、ヒューストンを回ってその後、ひらいさん達に合流して日食観測する事に成った。


観測地点は、この図に近い見え方か?(アストロアーツHPより)

と言う事で、概略のスケジュールはこんな感じになった。

8/17長野→成田→ヒューストン
8/18ヒューストン観光(NASAに行けると良いな。)
8/19ヒューストン→ポートランド(午前中着)へ移動
8/20ロケハン?前日移動?に同行
8/21日食観測に同行
8/22朝ポートランド→サンフランシスコ→
8/23→成田→長野

仕事は、8/12~20が夏休みに成りそうなので、それに続けて休みを取らなくちゃいけない為、皆にひんしゅくを買わない様に、日食が終わったら即帰国である。夏休み明け休むのが3日なので、早々に計画年休を突っ込んでおこう。

ひらいさん達とは、19日の午後~夜のどこかで合流できるかなぁ?

取り敢えず宿と飛行機を確保したが、まだまだレンタカーを手配しなければ、、、

初めての皆既日食、しかも初の海外観測。何を持って行けば良いのか見当がつかない。こないだ国内で見た金環日食の時みたいに、初めから車じゃないので重い物は余り持って行けないだろうから、なるべく軽装備で済ませる方法を考えなくては、、、、

2017北米皆既日食編
北アメリカ皆既日食ツアー計画
出発まで2週間(皆既日食)
皆既日食 観測準備
北米皆既日食旅行 1日目
北米皆既日食旅行 2日目
北米皆既日食旅行 3日目
北米皆既日食旅行 4日目
北米皆既日食旅行 5日目
北米皆既日食旅行 6日目
北米皆既日食 コロナは難しい
北米皆既日食旅行 後日談

NGC4631 くじら銀河

2016-09-16 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、9月の新月期も終わり、また画像処理に戻る。
今年最初の1月9日の臼田への遠征では、M1、モンキーの後は、くじら銀河を撮影してみた。


【↑NGC4631 くじら銀河と伴銀河のNGC4627 りょうけん座の銀河】
Vixen SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍
GPD赤道儀+HAL110+SS2 コリメート法 PowerShotS90+CHDK
ISO:3200 F:2.0 f=6mm S:128秒x21枚 Noise減算:ON
撮影場所:長野県湯の丸高原 撮影日:2016/1/10 02:56-04:35
Registaxでコンポジット→FlatAideでかぶり補正→PS/CS2で回転
トリミング、トーンカーブ・サイズ調整

くじら銀河は、細長い形く少し魚のような形をしており、伴銀河のNGC4627と合わせて、まるで潮を吹いているくじらのように見える銀河である。

見かけ上の大きさは長手方向に約9分角、明るさは9等級ほどのエッジオン銀河である。

前回撮影したのは、ほぼ1年前の瑞垣近辺である。前回の画像と比べると、スタック枚数が倍くらいに増えた事も有り、画像がいくらか滑らかになっただろうか。ただ細部の解像度はそれほど変わらない感じではあるが、ノイズが減った分、多少細かい所まで見える感じであろうか。

また、エッジオン銀河なので、あまり淡い部分が少ないせいか、写る形自体はそれほど変わった様には捉えられていないかな、とも思える。

まあ、それなりに写ってくれているかなと言った所であろうか。

2016.1.10(9/16Up)

2016年 第20回遠征 予報通りに成らない

2016-09-12 | 天体観望・撮影(遠征地)
9月の頭の新月期最後のチャンスと思われる9月9日の金曜日、GPVを見るといつもの菅平は厳しいけど、鹿島槍付近は雲が早い時間にいなくなる様な予報なので、夕方から、家内と遠征に出かけた。

現地に着くと、まだ少し明るくて、空はそこそこ晴れていた。

よしよしと思いながら機材を展開するが、だんだん雲が多くなってきた。なんとか極軸は合わせられたものの、空は更に雲が増えて、一面曇り空になてしまった。


GPVでは早いうちは、ちょっと近くまで雲が来てる予報なので、仕方ないかと思い、遅くなって雲が無くなるのを待つことにした。

しかしながら、時折星空は覗く物の、なかなか撮影に入れるような安定した天気にならない。

時計の針も12時をまわり、GPV予報ならこの辺りは既に真っ黒のはずなのだが、どうにも雲が取れない。

結局2時近くまで待っても時折星空が覗くぐらいで、一向に回復しない。

諦めて、そろそろ撤収をしていると、何やら全天晴れ上がった。もうこの時点で再展開する気力は無く、そのまま撤収を続けていると、全天晴れていたのも30分位の間だけで、また再び曇りだした。

結局2時40分ごろに撤収完了して、現地を去った。帰る頃には再び雲にかなり覆われた空に成っていた。

そういえば前回遠征した時も、菅平は駄目だが、鹿島槍は何とか晴れる予報で行ったけど、結構雲が多くて苦労して少しだけ撮影できた記憶が有る。

どうもこの場所は、GPVの予報より雲が多めになる感じに見受けられる。他が雲が多くて、ここだけが晴れてる予報の時は、やっぱりここもダメと判断した方が良さそうである。

しかし、久しぶりの坊主だった、、、、

2016.9.9-10(9/12Up)

2016年 第19回遠征 GPV予報は、、、

2016-09-05 | 天体観望・撮影(遠征地)
今月の新月期の9/3の土曜日、GPV予報はあまりよくない感じで、新潟の方なら少しはましっぽかったので新潟にでも行くかと考えていたが、新潟方面も次第に予報は悪くなったので、土曜日の出撃は諦めていた。夕方6時ごろになって暗くなりかけた空を見ると結構晴れている。いつもの菅平方向もそこそこ晴れている感じ。う~ん、予報は外れるかな?と淡い期待をして、いつもの菅平に出かけてみた。


現地に着くと、下から見た通り低空に雲は有る物の概ね良い感じで晴れていた。

よしよし、と機材を展開し、9時前ごろから撮影を開始する。しばらくは良く晴れていたのだが、10時ごろになると少し雲が出てきた。

10時半ごろになると、雲が撮影対象にもかかる様になってきた。撮影対象のある空をじっと眺めながら、雲がかからないタイミングを見計らって、シャッターを切る事にする。



なかなか枚数がはかどらなくなるが、なんとか1対象目の撮影を12時前に終えて2対象目に移る。

しかし、また雲がかなり出てきて、なかなか2対象目を捉えられない。やっとの事で2対象目を画面の中央に入れる事が出来たのは、1時近くなってからである。

空はそこそこ晴れているのだが、何か肌にあたる風の中に冷たい物を感じる。

ん??なんだ?

しばらく様子を見ていると、どうも細かい雨粒が風の中に交じっている感じ。

空はかなり晴れているのだが、低空に見える近くの根子岳や四阿山の山頂付近は曇っている様で、Xrainでみるとそこは雨が降っているらしい。そこから雨粒の飛沫が風に乗って飛んできている感じで、かなり細かい雨が少しだけ降っている感じだ。

カメラ撮影用に2台目の赤道儀を準備しかけていたが、そのまま傘を掛ける。

通常は、雨が降ってきたら撤収だろう!って思うのだが、撤収するほど沢山は降ってないと言うか、ほんの細かい雨粒が風に交じっていると言った感じである。

なので、撮影鏡筒も、鏡に水滴が付くほどにはならない程度である。それでも気になるので、撮影中は、接眼~カメラにかけてを傘で覆い、ノイズ減算中は、鏡筒開口部も合わせて傘を掛けながらしばらく撮影を続けた。



しかし次第に空の雲の量は増えてきて、撮影対象に雲のかかっている時間が多くなってきた。やがて、一時全天の星が隠れる状況になる。しばらく傘を掛けたまま様子を見る。

時々晴れてきたりもするが余り長い時間は晴れない。そんな訳で2対象目は7枚ぐらいしか撮影できないうちに高度がかなり下がってきた。

このお天気で、次の対象に行くには、残り時間も少なく、諦めて2時をまわった所で撤収開始。撤収が終わる頃には、また少し天気は回復していたが、そのまま帰路につき、3時には自宅に帰着した。

やっぱり、GPVの予報通りだったか、、、夕方晴れているからって、なかなかそううまくは行かない物だな、、、、

2016.9.3-4 (9/5Up)

2016年 第18回遠征 夏の終わり

2016-09-02 | 天体観望・撮影(遠征地)
台風一過の昨夜は多少雲は流れた物の、良く晴れてくれた菅平だったが、翌8/31は、会社を出ると、更によく晴れており、菅平方向も多少雲は残るが、山頂まで見渡せて、晴れている模様。GPV予報も良好なので、連ちゃんだが、この日も菅平に出撃した。


カシオペア・ペルセウスとアンドロメダ銀河と撮影風景
この日は、まだ明るい7時過ぎに到着した。菅平は、遠くの低空に雲が有るが概ね快晴。

よしよしと、明るいうちに機材展開。今日は極軸合わせもスムーズにでき、機材設置も順調に進む。余り順調に進み過ぎて、薄明は終わった物の、まだ夜空が完全に暗く成りきらないうちから取り敢えず撮影を始めた。

ちょっと早い時間にスタートしたので、まだ気温は13度ほど有る。この後冷えて温度が下がるとピントがちょっと心配である。

撮影していると時折雲が流れてきて対象にかかる時も有るが概ね良好な星空。


↑撮影風景を写していたら、上手い具合に流星が写りこんだ。

10時位までは、時折雲が襲う事も有ったが、10時を過ぎる頃から、全くの快晴状態。

街明かりも次第に消えたのであろう、夜空もさらに暗くなってきて、満天の星空になった。

雲一つなくなり、快晴になった星空を、サマーベッドに横たわってのんびり眺める。垂直に立ち上り、天頂を横切る天の川を、横たわって眺めていると、広大な宇宙に溶け込んでしまうような錯覚。ああ、自分もこの銀河の一員なんだなと実感する。



やがて時間が経ち夏の大三角が少しづつ西に傾いていく。ああもう夏も終わりだな。

明日の仕事を考えて、明るく成るまで撮影したい衝動を抑え、12時を少し回った所で撮影を切り上げて撤収。

満天の星空に、後ろ髪を惹かれる思いで帰路に着く。

社宅には01:15に帰着。2時前には床に就いたので、明日の仕事も何とかなるだろう。

今回の新月期、平日遠征なので遅くまではいられないが、それでも2日続けて満天の星空を眺めることが出来て、かなり満足できた。

さて、今週末はどこか晴れるかな?

2016.8.31(9/2Up)