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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

星図

2011-01-23 | 天体観望・撮影(遠征地)
国立天文台の観望会で、ドーム外の小型望遠鏡
(セレストロン20cm)で、2重星団を見せてくれていた。
この2重星団、東京でも見れるメシエ天体として紹介されて
いるが、自宅で探しても、くっしーには見つける事が
出来なかった星団である。

倍率50倍位で視野を少しはみ出すぐらいの大きさで
見えていた。『ふ~んこんな感じで見えるのか、又
もう一度探してみようか』と思った。

自宅に帰って、ステラシアターライトを見ながら探すが
どうも、ペルセウス座からうまくたどれない。

そう言えば、この間、ネットで星図を公開している所
から星図をDLしてきたのを思い出して、PCで開いて、
双眼鏡で覗く夜空と比べて見た。


ステラシアターのフリー版だと6等星位までなのと、
等級の低い星は、点が小さすぎて、画面上から認識する
のが困難で有るが、この星図だと、7等星位まで出ていて
等級の低い星もちゃんと見えるサイズの点で書かれて
いるので追いかけやすい。

双眼鏡で『ほうほう、これがこれで、これがこれなのね』
と追いかけて行くと何となくぼんやり見えている?
ああ、この辺が2重星団?でも月が明るくて余りはっきり
見えないけど、やっと場所が判った感じ。

望遠鏡で探すが、視野角が狭いから、双眼鏡で、目標と
した星の並びがうまく見付けられない。

双眼鏡だと2個づつ並んでいる星が目印になるけど
望遠鏡だと2個並んで見えないので、どの星か判らなくなる

初心者のくっしーには、この辺が現在の限界か?
う~ん星座ソフトよりは判るようになったけど、もう
一息かな、、、、

2011.1.23(3/17)

宇宙飛行士がやってきた!!

2011-01-21 | 天体観望・撮影(遠征地)
会社の創立記念講演が行われた。
講師は、あの、日本人宇宙飛行士の草分け毛利衛さん。
ちなみに講演タイトルは、『宇宙からの視点~我々は
なぜ挑戦し続けるのか』というタイトル。

講演契約の関係上、我々は写真撮影も録音も不可なので
講演会の様子を写真でお見せできないのが残念。


聴講人数は会場で約500人、後、地方の支社支店に
中継しているとかで、そちらで100人位聴講での
開催となった。
しかし地方拠点への配信なんて、うちレベルの会社でも
簡単にやれるような時代に成ったのね。インターネット
万歳と言った所か。

開場の10分前位に会場に行ったら既に開かれていて、
真ん中の前から3列目に座れた。

しばらく待って、6:20頃に毛利さんが登場。
なんと『寝ぐせ頭!』での登場だ!

いや、この手の人間を私は知っている。
いい男なのに全然自分の見てくれを気にしない。
寝ぐせ頭で出社もヘッチャラって知り合いが会社で
2人程。きっと毛利さんも中身に自信が有るから
外見なんて大して気にしない人なんだろうなぁ。

講演は、毛利さんの紹介をかねて最初の宇宙ミッション
辺りのDVD映像から始まって、宇宙からの話と、身近な
話とを、うまくつなげての講演で非常に面白い内容で
あった。

その中で生物がその進化の歴史で海から陸へ上がった時
初めは、いくつか上がっては、生きられずに死んで、また
次が上がってうまく行かずに死んで、やがて陸に住める
種が出てきて生き残ったと言う話が途中で出てきた。
しばらく話が進んで、その話とは余り関係無しに、違う
話の時に、宇宙に行って、時々死んだりして(シャトルの
爆発等の事故による物)って話が出てきて、『ああ、挑戦
し続けるのは、進化の歴史を繰り返しているのか。
生き残る為の生物の本能みたいな物なのか』って気がした。

途中で毛利さん、演壇を降りて会場の何人かの聴講者に
『最近、嬉しい事は何か有りましたか?』って質問と、
その回答に対して、『なぜ**だと嬉しいんですか?』と
問い返す事を数回繰り返す質問をして回りだした。

中央の一番通路側に座っていたので、何となく来そうな
予感がしてたら、案の定質問された。
概略『最近望遠鏡を買って、今まで写真でしか見た事が
無かった物が、直接自分の目で見れるようになって嬉しい』
と言うような回答をしたけど、いきなりの質問だったので
かなり緊張してしまった。

他にも色々面白い話は有ったが書ききれないので、省略。

やっぱり、こういう一般人がやらない(やれない)様な
事を成し遂げた人の話は、色々と視点が違って面白いな
と言うのが一番の感想であった。

2011.1.21(3/12)

40mmのアイピースを買った (視野角測定)

2011-01-19 | 望遠鏡・撮影機材(改造・修理)
くっしーの手持ちのアイピースで一番長いのはK25mm。ER114Mに
期せずしておまけに付いてきた奴。これ、Hやfに比べて視界も
広くて良いんだが、それでもプレアデス星団は、通常肉眼確認可能と
言われる6個の星(くっしーには無理だが)がギリギリ視野に
入る位で、ちょっと油断するとすぐ視野からはみ出す。
そんな訳で、もう少し低倍率で良いから、広範囲に見えるアイ
ピースと思って、ミザール?のAH40mm↓をスコープタウンで買った。

31.7mmサイズなら広視界をうたうアイピースも結構見かけるが、
24.5mmはあまり広視界をうたう物は見かけない。まあ、25mmに
対して40mm、反射で37→23倍、9cmで40→25倍に落ちるから、
だいぶ広範囲に見えるかな?

夜に注文して、翌日発送、翌々日に届いた。さっそく外で見比べ。
丁度満月が出てるので、満月を見てみる。25mmで丁度満月が2個
並ぶ位の視界だから1度位?40mmに変えると、、、、、

あれ、あんまり広くならないぞ!満月の幅で言って2個半は無い。
2.1~2.2個分って感じ1.1~1.2度位?月は小さくなったのに
視界は対して広がらない。これがKとHの差?買ったAH40mmは、
アクロマートレンズを使っているが方式はHだから、視界が
稼げないのか、、、ちょっとガッカリ。

翌日、どうせだからアイピースの視野角を計っておこうと思い
立ち、赤道近くのオリオンの三つ星の一つ、ミンタカを使って
測定してみた。

K25mmで、ミンタカが視界に現れて、真ん中を横切って消えて
いく時間が278秒、AH40mmで300秒。恒星の移動角度は、
地球の自転周期に地球の公転周期を加えた物に成るらしい。

自転の角速度が360度/(24*60*60)=4.167E-3
公転の角速度が360度/(365*24*60*60)=1.142E-5
足し算すると4.178E-03(度/s)

これに通過するのに掛かる秒数を掛ければだいたいの視野角が
出るかな。

これで計算するとK25mmは1.16度、AH40mmは1.25度と0.1度位
しか変わらない。ちなみにこれからアイピースの見かけ視界を
逆算するとK25mmが42度、AH40mmが28度となる。
う~ん、たいして視野角が広がってないな~、、、、

ついでだから、手持ちのアイピースの視野角を一通り計って見た。

結果が以下の表。

(ピンクのセルは、ちょっとデータが特出しすぎて怪しい。
公称の焦点距離が正しくない可能性が大きい物)

これからすると、K、Orは見かけ視界が40度ちょいあるが、
付属のH、f、SRあたりは30度そこそこ。AH40はその焦点距離の
長さからか、見かけ視界が更に広く取れない感じかな、、、
ちなみに、反射と9cmで見かけ視界がだいぶ違う物が出たので
もう一度再測定しようかとも思ったが、寒いので止めた。
この辺の測定誤差を考えると、公転周期は2桁違うから意味が
なかったかも、、、

それにしても、アメリカンサイズにして見かけ視界の広いタイプの
アイピースにしたいな。

2011.01.19~22(3/4)

カノープスを探せ!

2011-01-12 | 光害地:三鷹からの天体撮影
くっしーが望遠鏡を欲しいと思った理由の一つの『宙まに』で
部長を応援するみんなや近江さんからカノープスを見せる話が
有る。そんな訳で、南極老人星とも呼ばれ、見ると長生きすると
言われるこの星をくっしーも見てみたいと以前から思っていた。
そんな訳で、色々調べてみると、冬場に見られるカノープスだが、
南中時の仰角は、東京では、大気の屈折分を入れても2度程度
らしい。実家の香川でも3.5度程度にしか成らない。

南が水平線近くまで開けている所が無いかとyahoo地図の山の
高さを等高線を数えながら調べてみる。富士山の静岡側の
5合目まで行ければ何とか見えそう。
でも5合目まで上がれるかな?ちょっと下だと愛宕山とか
引っかかる?きわどいかも。

陣馬山を見てみると南に丹沢山が有って、計算すると3度近く迄
見えない可能性が高い。う~ん、どこで見えるかな、、、、
と色々算段をしていた。

そんな中、部屋でのんびりしていた時にふっと星座ソフトの
ステラシアターを起動すると、ちょうどカノープスの南中時間。
どれ試しに、いつもISSを撮る跨線橋に行ってみるかと、
三脚とカメラと双眼鏡をもって跨線橋を登る。

『南ってこっちかな~!』と方位磁石を見ながら水平線近くを
見る。あれ、何か点滅しているな~!飛行機??と思って
双眼鏡で覗くと『おお!星だ!星が見える。おお!!これが
カノープスか~!!』いきなりカノープスとご対面である。
点滅している様に見えたのは、雲の影に入ったり出たりしてたみたい。

慌てて、三脚を組み立て、撮影してみる。水平線近くなので、広角側
では、カノープスが光に埋もれてうまく撮れない。思いっきり望遠側
で10秒露出で撮影。何とか写った~!!


 ↑教会の十字架の横に見えるカノープス(右の赤いのは煙突の灯り)

オレンジっぽく見えるカノープスをひとしきり撮影した後、一旦
家に急いで帰って、一番軽量のTL-750を担いで、再び跨線橋へ。
TL-750でカノープスを導入。その赤く見える星を望遠鏡で確認する事に
成功した~!さすがに初めに見だして50分以上経っていたので、
しばらく見た後、望遠鏡の位置を動かしている内にはもう見えなく
なってしまった。


こんな近くで、見えるとは思いも寄らなかったが、こいつはしめた物で
その後、晴れてる日は、毎日南中時間のちょっと前に双眼鏡を持って
跨線橋へ見に行く。20日通って、8日見えた。確率は4割だ。

ちなみに、雲に隠れたり、大気が揺らいだりするからか、双眼鏡では
時々見えなくなる。望遠鏡で見ていると、大気の影響か、星が大きく
見えたり、小さく見えたりして、大きさが変わって見える。色もその
赤みが濃かったり薄かったりと変わって見え、以外に見ていて面白い。

久々にTL-750の出番も有ったし。早くTL-750の見え味改善もして
おかなきゃ。

2011.1.12~31(2/25)

ISSを撮ってみた

2011-01-09 | 光害地:三鷹からの天体撮影
以前から、遅くまで星見をしていると、明け方音なもなく、輝きながら
天頂近くを通過する物体を見かける。これが噂に聞くISSか!?

(IXY Digital 400 ISO400 f=7.4mm 10Sec/F2.8 2011.1.26 05:53:06)
そんな訳で、試しにISSを撮影してみる事にした。ここしばらくは夕方に
現れるらしいから、夜更かししないで済む。
IXY DIGITALは15秒露出しかできないけど写るかな?

9日の日は、東京では北に仰角10度でちょっとだけ出るらしい。
近くの中央線の跨線橋まで行き、三脚にカメラを構える。まだ17時台で
最近は少し暗くなるのが遅くなってるから、空はまだかなり明るい。
Testで試し撮りをすると、15秒露出じゃ完全にホワイトアウト!
取りあえず露出を6秒程度にして何とか少し灰色っぽく残るかな。

出現方向に方位磁石を見ながらカメラを向けて待つ。秒針のない
携帯電話の時計表示なので、1分前から自分でカウントダウンをすると、
『おお、これか~!』出てきました、低い空にかすかにひかる物体。

(IXY Digital 400 ISO400 f=22.2mm 6Sec/F4.9 2011.1.9 17:27:25)

取りあえず向きと角度を合わせてシャッターをセルフタイマーで
切る。出現時間が少なくて1回しかシャッターが押せなかったが
何とか写ったみたいだ。

翌日もチャレンジしてみた。昨日より出現時間が長いが、仰角は、
相変わらず低め。10秒シャッターで数枚撮影に成功。
たまたまだが、こぐま座&北極星と一緒に写すことが出来た。

 ↑北極星とISS
(IXY Digital 400 ISO400 f=7.4mm 10Sec/F2.8 2011.1.10 17:54:45)

翌日、翌々日は曇が多くて全然見えず、その翌日はかなり高い位置を
通過するが出現時間が早い。丁度仕事が終わって15分後位。
家まで帰る暇がないので、会社の屋上で撮影に挑戦。ちょっと他に
高いビルや、端の金網が有ってじゃまだがトライしてみた。

屋上では、磁場に影響の有る物が出てるのか、方位磁石が少し
ずれた方角を指していたらしい。あれ、北ってこっちなんだと思って
出現方向にカメラを合わせて待っていたら、違う方向から現れた。
『え~!やっぱり磁石ズレてた~!』慌てて、向きを変えて撮る。
今日は高度が有るので、天頂近くの月と同一画面内に入るシーンも
撮れたが、月が明るすぎて、下弦の月なのにまん丸に写っている!

 ↑月とISS
(IXY Digital 500 ISO400 f=7.4mm 8Sec/F2.8 2011.1.13 17:39:44)

綺麗に星座をバックにISSを写したいのだが、なかなか難しいもんだ。

2011.1.09~26(2/19)