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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

透明度は高いか?(NGC3726)

2013-05-30 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、話はGWも終盤の5月4日の富士山、須走口五合目の遠征へと移る。

着いたときには、一面、雲の中だったのだが、8時過ぎに晴れて来だして、ほぼ全天晴れわったった所で、今回のターゲットは、先日に続いておおぐま座の系外銀河を狙ってみた。


【↑NGC3726 おおぐま座の棒渦巻き銀河】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2
UW9mm 80倍 35mm換算2240mm相当 PowerShotS90+CHDK ISO:3200
F:2.0 f=6mm コリメート法 合成F=3.7 S:128秒x16コマ Noise減算:ON
撮影場所:静岡県小山町須走口五合目 撮影日:2013/5/4 21:03-23:12
YIMGでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーンカーブ
・36%にトリミング(35mm版換算6222mm相当)・サイズ調整

たまに、雲が通過するので、空を見上げながら、雲が来ないタイミングで撮影を行ったので、2時間以上撮影に掛かってしまった。

NGC3726は、10.4等級の明るさで、6分角の大きさと、ここの所ちょこちょこ掲載している銀河とそう明るさも大きさも変わらない系外銀河なのだが、今回は、かなり銀河の周辺の淡く広がる腕が、かなり写ってくれたと思う。中心の棒部分から更に伸びる渦巻き部分の淡い腕が、その明るさゆえか、左右で非対称な広がりに見える所もしっかり写っている。

やはり高度の有る五合目だと、空の透明度が高くて、しっかり写るのだろうか、、、?ただ、東から南に掛けての低空は少し光害の影響が有るが、北西方向は富士山に隠されてかなり暗いことも、条件としては良かったかも知れない。


ちなみに、この日の午前中に、栃木で調子の悪かった赤道儀を再度調整し直した。何故か調整する前は、かなりギアがきつく噛んでいてバックラッシュが全く無いというか、力が掛かりすぎてる感じになっていた。なので、もう一度緩めて、ちょうど良い辺りに調整し直した。

ちなみに、前回の調整でちょっと気になったのは、メーカで調整してきた状態だと、押しネジ引きネジが、比較的軽く締まっているような感じだった。前回調整時は、実は押しネジ引きネジは最後はぎゅうぎゅう締めて終わりにしたのだが、これが不味かったのかな?


今回は、比較的軽めに締めて、左右のブラケットの止めネジで強く押さえるようにしてみた。ついでに、ちょっと気になったので、赤経のモーターも余ってる奴と交換してみた。軸に遊びがあるかと思ったのだが、手でもって見る限りは違いは判らなかった。一応、念のために交換しておいた。

それらのせいかどうかは判らないが、26枚撮影中、そこそこで使えそうなコマは16コマほどになった。ちょっとはマシになったかな、、、、

2013.5.4(5/30)

月が昇ってきたが(M57)

2013-05-27 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、5月2日の栃木の星野河川公園への遠征だが、NGC3718を撮影し終えた時点で1時近くなってきた。この日は、月齢22日なので、そろそろ月が出てくる時間である。

前半手間取った事もあり、2天体しか撮れてないので、ちょっと消化不良気味。と言う事で、月が少しぐらい出ても写ってくれそうな対象を選んでもう一枚撮影する事にした。

何にしようかと思ったが、この時間には既に夏の大三角が昇りつつあったので、一番上のM57環状星雲を撮影する事にした。


【↑M57環状星雲 こと座の惑星状星雲】

VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2 UW9mm
80倍 35mm換算2240mm相当 PowerShotS90+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=6mm
コリメート法 合成F=3.7 S:64秒x18コマ Noise減算:ON
撮影場所:栃木県星野町 撮影日:2013/5/3 01:16-02:22
Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーンカーブ
31%にトリミング(35mm版換算7225mm相当)・サイズ調整

M57は、かなり明るいので、露出時間を64秒まで落とした。お陰で31枚中、追尾エラーの殆ど無いのが、9枚、多少有るが許せるレベルの物が9枚と何とか枚数は稼ぐ事が出来た。やはり露出時間を短くする事が、使用できる枚数にかなり影響するようだ。

そこそこのコマも入れて18枚でコンポジットして出来た画像は、撮影時間が遅れて、光害に埋もれかけた、昨年8月の画像や、昨年7月の木星食の日に薄雲越しに撮った画像に比べると、ピントも追尾も良くなっていて、だいぶシャープな写りになっている。また、周辺のリング状部分の解像度は、無理矢理トリミングで切り出しているので余り変わらないが、中心星らしき星雲の真ん中の星がかなりハッキリ判る感じに写っている。

この辺りは、ピントだけでなく、赤道儀と足回りの補強による細かい震動が減った事も効いているのではないだろうか?後は、バックラッシュ内での動きの問題の解決かな、、、

2013.5.3(5/27)

面白い銀河が多い(NGC3718/3729)

2013-05-24 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて星野河川公園での撮影は、NGC3631の撮影に手間取って、撮影が終わった時点で、11時を既に回ってしまった。この日の月出は、1時頃なので、残り時間は少ない。

NGC3631の撮影の後は、おおぐま座のNGC3718とNGC3729を撮影してみた。


【↑NGC3718/NGC3729 おおぐま座の棒渦巻き銀河】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2 UW9mm
80倍 35mm換算2240mm相当 PowerShotS90+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=6mm
コリメート法 合成F=3.7 S:128秒x10コマ Noise減算:ON
撮影場所:栃木県星野町 撮影日:2013/5/2 23:15-24:34
PITで補正→Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPで
トーンカーブ・39%にトリミング(35mm版換算5743mm相当)・サイズ調整

NGC3718は、11等級で、8分角の棒渦巻き銀河であるが、中央を横切る暗黒帯と真っ直ぐ伸びた腕が特徴的で、非常に面白い形をした銀河である。

中央の暗黒帯は、電波銀河のケンタウリAに少し似た感じである。真っ直ぐ伸びた腕の写りがもう少し良ければその特徴的な形を余すこと無くお見せ出来たのだが、残念ながら、先端近くの淡い部分は、充分には写ってくれなかった。

又、写真で見て左上に有るのがNGC3729である。こちらは、12等級で、3分角の銀河である。こちらも少し不規則な形をした銀河であるが、NGC3718に合わせてコンポジットしたので、残念ながら少しぶれてしまった。

という事で、NGC3729を中心にコンポジットし直してみた。


【↑NGC3729 おおぐま座の銀河】

元の画像がもうひとつなので、あまりはっきりしないが、多少は、そのひしゃげたような銀河の様子が判るだろうか。

又、NGC3718の下には、HCG(ヒクソン・コンパクト・グループ)56という五つの銀河が群れているのもなんとか写っている。それぞれHCG56A-Eまでのナンバリングがされている。


【↑HCG56A-E】

という事で、狭い画角に、面白い銀河が、いっぱい写って、非常に、楽しい領域である。

2013.5.2-3(5/24)

栃木の空で(NGC3631)

2013-05-21 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、話はGWの後半の始まる前夜5月2日の、栃木の星野河川公園への遠征の話に進む。

この日は、3時過ぎに出発したが、以外に近かったので、少し迷いながらも6時前には現地に到着できた。この時期6時はまだまだ日没前で明るい。ただ、初めての場所なので、どこに展開するのが良いのか暗くなるまで判断がつかず、結局暗くなってからの設置に成ってしまった。

とは言う物の、薄明の終わる8時頃には設置も完了したが、関東平野の一角なので、まだ少し空が明るい感じではある。

この日は、月齢が23日なので、月が上がってくる時間が、12時半と撮影できる時間は長くないので、早々に撮影を開始した。

この日の最初のターゲットは、北天のNGC3631を撮影して見た。


【↑NGC3631 おおぐま座の渦巻き銀河】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2 UW9mm
80倍 35mm換算2240mm相当 PowerShotS90+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=6mm
コリメート法 合成F=3.7 S:128秒x11コマ Noise減算:ON
撮影場所:栃木県星野町 撮影日:2013/5/3 20:38-23:02
PITで補正→Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPで
トーンカーブ・39%にトリミング(35mm版換算5743mm相当)・サイズ調整

NGC3631は、北斗七星のひしゃくの底辺りにある、10.4等級の銀河で、大きさは5分角程度の、それほど大きくない、フェイスオン銀河である。ここは、あまり山の中では無いし、時間がまだ早い事も有り、128秒の露出だとかなりかぶりの影響を受けて、背面の液晶に写る画像は全体的に相当白くなってしまう。露出時間を短くしようかとも思ったが、ヒストグラムで半分程度だったので、後でFlataideのかぶり処理で何とかなるかと思いそのまま128秒で撮影を続けた。

128秒露出のおかげで、何とかフェイスオンの銀河の腕が渦巻く様子を捕らえる事が出来たようである。比較的、規則的なきれいな渦巻き腕が見られるフェイスオン銀河である。もう少し空が暗ければ、更にコントラストが稼げたかもしれないが、比較的人里近いこの場所では、いたし方のない所である。

この日は、GW前半に地道に改良と調整をしたGPEを初投入で有るが、初めにバランスを取って、128秒で10枚ほど撮影して見たが、どうも思うように行っていない。なんだか128秒の内で、大きく飛ぶように動いてしまうポイントが出てしまうようで、10枚中7枚は、↓こんな感じの星が2か所に写ったような画像になってしまった。


【ぶれてるコマ、右下はピクセル等倍】

そんな訳で、なんか今ひとつだなと思いつつ、バランスをあえて東をかなり重い状態にして見た所、いくらか改善した様で、その後、22枚撮影して上の写真のような飛びの数はだいぶ減って、半分の11枚ほど使う事ができた。しかし、もっと効率が上がる事を想定していたのに、思ったよりも成果が出ていないような、、、、

戻ったら、もう一度調整して見るようだろうか、、、、

2012.5.2(5/21)


ちょっと光害が、、(さそり座頭部)

2013-05-18 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、4月13日の笹ヶ峰での撮影は、くじら銀河を取り終えたところで殆ど4時になり薄明を迎えたのだが、この日は、13cm鏡筒を載せたGP赤道儀以外に、MK-800の赤道儀にDK-Vのモーターを付けて持参していた。

雲台は持ってないのだが、まあ、赤道儀だから何とかなるかと、これにアリガタでS95を取り付けて、さそり座の頭の辺りを撮影してみた。


妙高高原は、空はかなり暗いのだが、惜しいことに、さそり座の昇る南東方向は、低空では、長野辺りの市街地の光害が少しかぶって来る。そんな訳で、何枚か撮影していたのだが、なるべく高度が上がってからの画像を処理してみた。


【↑昇るさそり座の頭部】
PowerShot S95 ISO400 F4.9 S=512秒x3 NR=on 35mm版換算105mm相当
撮影場所:新潟県妙高高原 撮影日:2013/4/14 00:57-01:48
Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーンカーブ
・サイズ調整

南中を過ぎて、光害の影響が少なくなる方向に行った時に写せば良かったが、この時点ではまだ南中前で、だいぶ左下に光害の影響を受けてしまった。

カメラレンズで、広範囲の画角の中のかぶり補正となると、Flataideでは少し難しく、かぶりと天の川や星雲部分を識別できないので、あまりFLAT補正が掛けられなかったので最終的には、だいぶかぶりの影響が残って、画面の右上と左下での光度差のおおきな画像となった。

アンタレス付近の黄色っぽいガスと、そのうえ辺りから左に伸びる数本の暗黒帯は何とか写すことが出来た。ただもう少しカラフルな画像をイメージしていたのでちょっと物足りない感じではあるが、たぶん、もう少し長目の焦点距離でアンタレス付近を拡大して写すとだいぶ違ったかも知れない。

2013.4.14(5/18)