この日の八方が原は、風が強くて、13cmの鏡筒をあきらめて7cmの鏡筒に乗せ換えて最初に撮影したのがパンスターズ彗星だった。実はこの少し前に、S95のフルズーム(105mm相当)でこぐま座の方向を撮影して見たが、バックモニターではさっぱり彗星の位置が判らず、あきらめて、7cm鏡筒にUW20mm20倍、35mm判換算で560mmF2.0での撮影である。
【↑パンスターズ彗星 C2011 L4】
Celestron D:70 f:400 UW20mm 20倍 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2
コリメート法 PowerShotS90;CHDK F:2.0 f=6mm Iso3200
S:64秒x26コマ Noise減算:ON 35mm版換算で560mm相当
撮影場所:栃木県八方ヶ原 撮影日:2013/6/8 23:38-24:42
Registaxでコンポジット→FlatAideでかぶり補正→GIMP2で反転
840mm相当にトリミング(67%)、トーンカーブ・サイズ調整
パンスターズ彗星は5月27日に、その軌道面に地球が入り込む形となり、彗星がまき散らダストを縦方向に見る形となって、長いアンチテールが観測された写真がWebにアップされた。
既に2週間近く経過しているし、彗星自体も9等台とかなり暗くなっている事もあってS95ではほとんど捕らえられなかったが、7cmでのコリメート撮影では、頭部の今までなじみのシジミ貝の様な形に加えて、画角の半分位の長さでアンチテールが写ってくれた。
概ね1.5度程度の長さは有るのではなかろうか?もっと早くにうんと長いアンチテールの写真を撮りたかったが、なかなか平日遠征できない身にとっては、この時期、辛い物が有る。
それでも、充分に長いアンチテールを見せるパンスターズ彗星は、この春の出現から始まって、結構楽しませてくれた彗星だろう。当初の予想の-等級にはならなかった物の、やはり明るい彗星で、その尾の形は色々と変わり、結構楽しめたのではなかろうか?
しかしもう梅雨時に入ってしまい、次に晴れる時には、そろそろお別れの時だろうか、、、
次なる楽しみは、秋のアイソン彗星がどこまで明るくなってくれるかだろうか。
2013.6.8-9(6/18)
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