流星撮影用に、現在IXY910ISを使っているが、もう一台位流星撮影用が
欲しいと、オクを探していたが、ジャンクのIXY30Sにしてはリーズナブル
な1300円なりで落札できたので、さっそく分解修理を試みることとした。

見た目は、だいぶ傷があり、レンズが出たままというジャンク品。
先ず、手持ちの正常品の起動時と終了時のレンズの動き(回転方向)を
確認したうえで、出たままのレンズをごにょごにょと手で持って軽く
揺すったり力を掛けたりしてみた所、縮む方向に動いたので、しめしめと
レンズを根元まで縮めた。こりゃ動くかもと、試しに電池を入れて
電源を入れると、うぃ~んと言いながらレンズが出てきたが、出きった
所でストップし、しばらくLEDが点滅した後電源が切れた。
液晶画面には何も表示されなかったが、バックライトは点いてる様だった。
う~ん、やっぱり駄目か。あきらめて分解することに。
先ずは、外から見えるネジを外していく。
横板に2本

底板に2本

コネクタのカバーをめくって2本

裏パネルを底板側から持ち上げて上に外す

裏板の外れたところ

操作部をつなぐフレキコネクタを見ると見事にさびている

どうやらこれは水没機のようだ。レンズに問題があって
更に水没機となると、かなり再生が難しそうである。こりゃはずれだな。
S90といい、こいつといい、どうもキャノンの新し目の機種は
はずれの確立が高いなあ。
取り合えず更にばらしていく。前カバーを外す為に上面パネル後部に
見えるネジを1本外す。

前パネルを前方に引き抜く

前面パネルを外したところ。基板の上にアルミ製の板(シールド板?)
がついていて、それに右のマイクがついている。

上面パネルを止めているネジを2本外す。

上面パネルを外した所。上面パネルの部品にも錆が出ている。

取り合えず上から接点復活材をかけて、歯ブラシで磨く。

コネクタのロック板をピンセットで持ち上げ、フレキを抜く

フレキ側も、コネクタの当たり部分も、接点復活材をかけて磨く

前面のマイクを外し、アルミ板のネジ1本を外す

アルミ板を外し、マイクのコネクタを含み、基板につながっている
コネクタ6個を外す。

コネクタを外した所、左上の上面パネルへのコネクタ部の錆が
激しい。

基板を止めているネジを3本↑外し、基板を外す。↓

外した基板の裏面↓

表面↓

取り合えず錆びている所に、接点復活材をかけて、歯ブラシで掃除する。

フレキケーブル側や相手のコネクタも同様に掃除する。
掃除後、一旦仮組みして電源を入れるが、今度はうんともすんとも言わなく
なった。あれ、症状が悪化している!まずい!
よく見ると、電池蓋の開閉検知のマイクロスイッチの頭が折れている。

ありゃ、組み立ての時に壊してしまった様だ。(汗)
しょうがないので、スイッチをジャンパーでショートしようと端子を
調べると、スイッチが動いた時に回路が切れるようなスイッチだ。
しょうがないので、スイッチのホット側の端子のパターンをカッターで
カットして、スイッチを殺す。再び仮組み立てして、電源を入れると
最初の状態(LEDがしばらく点いて消灯)までは何とか戻ったが、
コネクタを掃除してもどうも直らないようなので、これはかなり
厄介モードに突入か?
このままだと何がどう悪いのかさっぱり判らないので、ユニットごとの
切り分けをしてみる事にした。
その為、現役で使っているいつもの黒い30Sを分解する。

LCDは、コネクタの無い側を持ち上げて外す。バックライトのコネクタも
あるので、注意してコネクタを外してからLCDを外す。

外した、LCDの比較。ジャンクはここにもかなり水が回った痕跡がある。

フレキに型番らしきものがシールで張られている。
たぶん上が型番で403CNP7で同じ。下段はロット番号と思われる。

正常機のLCDをジャンクにつけて電源投入すると、時計合わせの初期画面が
出た。基板は概ね正しく動いているような感じに見える。

これで行くと、ジャンク機のLCDはどうもNGという事に成る。LCD使え
ないと、単独での修理が出来ないな~、、、、
その後、時計をセットすると、撮影モードに移行しようとするがレンズ
エラーを表示して、電源が切れる。

やっぱりレンズも問題を抱えているようだ。LCDとレンズが駄目じゃ、
レンズをばらして、何とか直しても、どの道まともなLCDを手に入れるまで
正常動作機に仕上げる事は出来ない。
LCD取り機を手に入れるまでまともに動かせないと判ると、一気にテンション
ダウン、、、、レンズだけを先にばらして直す元気がなくなってしまった。
次にLCD取り用の安いジャンク機が手に入るまで保留だな。
一旦元通り組み上げて↓保管と相成った。

今回は、30Sのジャンクにしては、リーズナブルな1300円での落札だったが
結局単独での修理が出来ない物でちょっと期待はずれ。次にリーズナブルな
値段でいつ入手できるだろうか?
30Sは一台完動品があるし、流星撮影用だとISO1600クラスのもう少し古くて
安いのでも間に合うから、こいつが日の目を見るのは、30Sが古くなって
ジャンク価格もこなれて来てからだろうか、、、、
2011.12.17(1/18)
欲しいと、オクを探していたが、ジャンクのIXY30Sにしてはリーズナブル
な1300円なりで落札できたので、さっそく分解修理を試みることとした。

見た目は、だいぶ傷があり、レンズが出たままというジャンク品。
先ず、手持ちの正常品の起動時と終了時のレンズの動き(回転方向)を
確認したうえで、出たままのレンズをごにょごにょと手で持って軽く
揺すったり力を掛けたりしてみた所、縮む方向に動いたので、しめしめと
レンズを根元まで縮めた。こりゃ動くかもと、試しに電池を入れて
電源を入れると、うぃ~んと言いながらレンズが出てきたが、出きった
所でストップし、しばらくLEDが点滅した後電源が切れた。
液晶画面には何も表示されなかったが、バックライトは点いてる様だった。
う~ん、やっぱり駄目か。あきらめて分解することに。
先ずは、外から見えるネジを外していく。
横板に2本

底板に2本

コネクタのカバーをめくって2本

裏パネルを底板側から持ち上げて上に外す

裏板の外れたところ

操作部をつなぐフレキコネクタを見ると見事にさびている

どうやらこれは水没機のようだ。レンズに問題があって
更に水没機となると、かなり再生が難しそうである。こりゃはずれだな。
S90といい、こいつといい、どうもキャノンの新し目の機種は
はずれの確立が高いなあ。
取り合えず更にばらしていく。前カバーを外す為に上面パネル後部に
見えるネジを1本外す。

前パネルを前方に引き抜く

前面パネルを外したところ。基板の上にアルミ製の板(シールド板?)
がついていて、それに右のマイクがついている。

上面パネルを止めているネジを2本外す。

上面パネルを外した所。上面パネルの部品にも錆が出ている。

取り合えず上から接点復活材をかけて、歯ブラシで磨く。

コネクタのロック板をピンセットで持ち上げ、フレキを抜く

フレキ側も、コネクタの当たり部分も、接点復活材をかけて磨く

前面のマイクを外し、アルミ板のネジ1本を外す

アルミ板を外し、マイクのコネクタを含み、基板につながっている
コネクタ6個を外す。

コネクタを外した所、左上の上面パネルへのコネクタ部の錆が
激しい。

基板を止めているネジを3本↑外し、基板を外す。↓

外した基板の裏面↓

表面↓

取り合えず錆びている所に、接点復活材をかけて、歯ブラシで掃除する。

フレキケーブル側や相手のコネクタも同様に掃除する。
掃除後、一旦仮組みして電源を入れるが、今度はうんともすんとも言わなく
なった。あれ、症状が悪化している!まずい!
よく見ると、電池蓋の開閉検知のマイクロスイッチの頭が折れている。

ありゃ、組み立ての時に壊してしまった様だ。(汗)
しょうがないので、スイッチをジャンパーでショートしようと端子を
調べると、スイッチが動いた時に回路が切れるようなスイッチだ。
しょうがないので、スイッチのホット側の端子のパターンをカッターで
カットして、スイッチを殺す。再び仮組み立てして、電源を入れると
最初の状態(LEDがしばらく点いて消灯)までは何とか戻ったが、
コネクタを掃除してもどうも直らないようなので、これはかなり
厄介モードに突入か?
このままだと何がどう悪いのかさっぱり判らないので、ユニットごとの
切り分けをしてみる事にした。
その為、現役で使っているいつもの黒い30Sを分解する。

LCDは、コネクタの無い側を持ち上げて外す。バックライトのコネクタも
あるので、注意してコネクタを外してからLCDを外す。

外した、LCDの比較。ジャンクはここにもかなり水が回った痕跡がある。

フレキに型番らしきものがシールで張られている。
たぶん上が型番で403CNP7で同じ。下段はロット番号と思われる。

正常機のLCDをジャンクにつけて電源投入すると、時計合わせの初期画面が
出た。基板は概ね正しく動いているような感じに見える。

これで行くと、ジャンク機のLCDはどうもNGという事に成る。LCD使え
ないと、単独での修理が出来ないな~、、、、
その後、時計をセットすると、撮影モードに移行しようとするがレンズ
エラーを表示して、電源が切れる。

やっぱりレンズも問題を抱えているようだ。LCDとレンズが駄目じゃ、
レンズをばらして、何とか直しても、どの道まともなLCDを手に入れるまで
正常動作機に仕上げる事は出来ない。
LCD取り機を手に入れるまでまともに動かせないと判ると、一気にテンション
ダウン、、、、レンズだけを先にばらして直す元気がなくなってしまった。
次にLCD取り用の安いジャンク機が手に入るまで保留だな。
一旦元通り組み上げて↓保管と相成った。

今回は、30Sのジャンクにしては、リーズナブルな1300円での落札だったが
結局単独での修理が出来ない物でちょっと期待はずれ。次にリーズナブルな
値段でいつ入手できるだろうか?
30Sは一台完動品があるし、流星撮影用だとISO1600クラスのもう少し古くて
安いのでも間に合うから、こいつが日の目を見るのは、30Sが古くなって
ジャンク価格もこなれて来てからだろうか、、、、
2011.12.17(1/18)
上の記事で10枚目の写真の右下の方にボタン電池が写っていますね。
これを交換すれば治ると思います。
見た感じでは電池はソケットに入っている様なので、2枚目の写真から
9枚目の写真までの工程で分解して、出て来た右下の電池と同じ物を
買ってきて交換すれば良いかと思います。