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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

なかなか上手く行かない(M64)

2014-08-30 | 天体観望・撮影(遠征地)
長野に引っ越してから、1ヶ月が経つが、毎週毎週、週末近辺に三鷹に出張が入り、長野での土日をほとんど過ごしていない。メインPCは長野に持ってきているので、画像処理がなかなか進まない。来週も1週間三鷹出張だ。と言う訳で、三鷹に帰る前に取り敢えず1枚画像処理を終わらせてアップする事にする。

さて、話はGWの撮影の最終日、5月3日のmx25hさんの観測所の撮影に進む。この日は最初に、昨日、雲が流れて、もう一つの撮れ具合だったM64を再挑戦してみた。今年3度目のM64である。


【↑M64黒眼銀河 かみのけ座の渦巻き銀河】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2
UW9mm 80倍 35mm換算2240mm相当 PowerShotS90+CHDK ISO:3200
F:2.0 f=6mm コリメート法 合成F=3.7 S:128秒x8コマ Noise減算:ON
撮影場所:山梨県北杜市 撮影日:2014/5/3 21:40-23:03
Regstaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーン
カーブ・トリミング・サイズ調整 NeatImageで40%フィルタリング

昨夜の撮影で雲が結構通り、枚数が稼げなかったのだが、リベンジしたからと言って、なかなか上手く行かない物である。今回は、赤道儀がもう一つのバランスだったらしく、使えたのが20枚中8枚とかなり成功率が低い。銀河の位置も撮影の初めと終わりでかなりずれていたので、極軸もいまひとつの様だ。おかげで、昨夜のリベンジのつもりが、返り討ち状態である。つかえた枚数も、昨夜より1枚減ってるし、、、

結果として昨夜に比べて、銀河の周辺の淡い部分が余り出て無く、なんか銀河が一回り小さく見える。Flataideの使い方がもう一つなのかも知れないが、、、、

なかなか上手くリベンジ出来ない物である、、、、orz

2014.5.3(8/30)

夏の花は、、、(M20)

2014-08-18 | 天体観望・撮影(遠征地)
GW半ばの遠征は5月2日のmx25hさんの観測所での1日目の撮影だが、次第に夜明けが近づいて来て、この日の最後の撮影対象としたのは、いて座の散光星雲M20である。


【 ↑ M20 三裂星雲 いて座の散光星雲】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE+AL90+SkySenser2
UW9mm 80倍 35mm換算2240mm PowerShotS90+CHDK ISO:3200 LPS-P2
F:2.0 f=6mm コリメート法 合成F=3.7 S:128秒x7枚 Noise減算:ON
撮影場所:山梨県北杜市 撮影日:2014/5/3 02:25-03:36
Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーン
カーブ・トリミング・サイズ調整、NeatImageで40%フィルタ

M20はいて座にある散光星雲で、別名、三裂星雲とも呼ばれている。地球から、約5200光年の位置にあると推定されている。その名の通り、赤い輝線星雲に暗黒帯が走り、いくつかに分裂している様に見える星雲である。その暗黒帯のおかげで、まるで花びらのようにも見える。又南側(下側)は赤い輝線星雲であるが、北側(上側)は青い反射星雲と2種類の顔を持ち、青と赤の色の対比も美しい撮影対象である。

今回の画像は、残念ながら、青い部分があまりはっきり出なかったので、ちょっとM20の美しさが抑えられてしまっている。前回撮影の時より、ピントは多少いい物の、周辺収差や発色具合は、前回の単独の画像に劣るかもしれない。

重ねる枚数が少ない事や、いくらか透明度が低かった事、鏡筒のバランスが悪かった事などが原因と考えられるが、今年はタイミング的に見て、再挑戦する機会はもうないかもしれない。来年またリベンジだろうか、、、

2014.5.3(8/18)


昨夜はスーパームーン

2014-08-11 | 天体観望・撮影(遠征地)
昨夜は、2014年の満月の中で一番大きいスーパームーンでした。

実は、昨夜がスーパームーンだというのは、後輩のFacebookへの書き込みまですっかり忘れていた。

夏休みは、満月期と重なる事や、天気も余り良くなさそうなので、今回実家に望遠鏡は送っていない。そんな訳でどうした物かと思ったが、昔に実家に送ったフラフラの赤道儀の114mm反射が有るのを思い出して、月なら何とかなるかと引っ張り出してきた。


いざ、引っ張り出して、セッティングを終えると、おきまりの様に、先ほどまで見えていた月が、雲に隠れる。



雲間から出てくるのをしばらく待って、やっとの事で、IXY30Sを手持ちでコリメート撮影。


【 ↑ 2014年のスーパームーン】

Family ER114M D:114 f:920 H25mm 37倍 35mm換算1030mm相当
IXY30S+CHDK ISO:125 f=4.9mm コリメート法 F:4.0
合成F=4.0 S:1/500秒 撮影場所:香川県善通寺市
撮影日:2014/8/11 00:50 JTrimでコントラスト調整
シャープネス、トリミング・サイズ調整

手持ちのコリメートなので、ちょっとピントも怪しい感じだが、取り敢えず、無事にスーパームーンをおさえられたという事で、、、、

ちなみに、スーパームーンと逆の一番小さいマイクロムーンでは、これぐらい大きさが違うそうです。

スタパオーナー八ヶ岳日記 スーパームーンの比較写真


2014.8.11(8/11)

流れまくり、、、(M16)

2014-08-07 | 天体観望・撮影(遠征地)
GWの中盤の5月2日の遠征の撮影は、M13球状星団を撮影した後は、いよいよ昇ってきた夏の華やかな星雲の一つ、M16に鏡筒を向けて撮影してみた。


【↑ M16 わし星雲 へび座の散光星雲】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE+AL90+SkySenser2
UW9mm 80倍 35mm換算2240mm PowerShotS90+CHDK ISO:3200 LPS-P2
F:2.0 f=6mm コリメート法 合成F=3.7 S:128秒x3枚 Noise減算:ON
撮影場所:山梨県北杜市 撮影日:2014/5/3 01:12-01:51
Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーン
カーブ・75%にトリミング(35mm版換算2987mm相当)・サイズ調整
NeatImageで40%フィルタリング

今回は、やたら流れた画像が多く、使えるのが15枚中5枚しかなく、そのうち2枚は位置ずれも大きくて、最終的には3枚しかまともにスタックできなかった。

後から良く考えると、M13から向きを大きく変えたので、鏡筒のバランスが東が重い状態から、逆に西が重い状態になってしまったのではと考えられる。焦らずに、毎回バランスを確認するべきだった。手を抜くとやっぱり駄目だな、、、、、

前回の撮影画像も、だいぶ収差は出ていたのだが、今回はさらに収差が大きいようだ。この辺は、光軸の微妙なずれとか影響しているのだろうか?

露出は前回よりだいぶ伸ばしたのだが、枚数が少ないので、余り恩恵が出ていないような感じである。と言う事で、今回はM16の撮影はちょっと失敗と言ったところだ。

次回はUW20mm辺りをつかって、もう少し全景を捉えてみたいかな、、、、

2014.5.3(8/7)

伝統的七夕

2014-08-03 | 長野市からの撮影
7月の28日から4日間、引越休暇を貰っての長野への引越であった。

取り敢えず使いそうな物は何とかそれなりになったのだが、


まだまだ片づかない物も一杯である。



取り敢えず、車も長野ナンバーに。



まあ、何となく一段落して、昨夜8月2日の夜は旧暦合わせの七夕であった。
夜になって、少し晴れてきて、織り姫・彦星のベガ・アルタイルを含む夏の大三角がよく見えてきた。

ここ、長野市からの空は、三鷹よりはマシな物の、やはり光害の影響はだいぶあり、目をこらすと、やっと4等台の星が見える程度である。そんな訳で、織り姫・彦星は見える物の、間を横切る天の川は肉眼では確認できなかった。


↑S95で撮影してみると、かろうじて天の川が少しだけ写る感じだ。写真左下の方は、光害の灯りに埋もれてしまっている。このかぶりの出ている南西の方向を見ると少し離れた幹線道路沿いの何かから出ているオレンジ色の光で少し空が染まっている感じなので、それが映り込んでる様だ。

変な写り込みなので、かぶり補正も上手くかけられない、、、

もう少し田舎の方に離れていれば良かったのに、、、、

それでも、空は割と晴れてきているので、試しにコリメート撮影をしてみようと、久々に機材を引っ張り出し始めたのは、午前一時半を回ってからだった。



久しぶりの撮影なので、準備に1時間半程掛かってしまい、撮影を始めたのは3時だった。この時期、まだ薄明開始は早く、3時13分から。少し頑張っても3時40分ぐらいまでしか撮影できない。

時間がないのと、やはり山と違ってかぶりも多いのでなかなか思う様には撮れなかった。まあボチボチと画像処理が出来たらUPしたいと思う。

ちなみに、グーグルスカイマップで見ると、流星群の輻射点が、2つ程表示されていた。
ペルセウス流星群と、みずがめ座デルタ流星群の様である。ペルセウス流星群は極大には少し早い気がするが、みずがめ座流星群は写るだろうかと、1台だけカメラをセットしてみた所、一個だけ暗めの流星が写っていた。



明け方3時46分で空が明るくなり始めて、なおかつ、雲が広がりだした間隙を縫っての流星GETとなった。ただ、方向からして、ペルセでもみずがめでもなく、散在流星の様では有るが、、、、

と言う事で、外が完全に明るくなる前に一気に撤収して寝床に付いたのは4時を回った頃だった。

2014.7.28-8.3(8/3)