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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

セットし忘れた、、、(M64)

2014-06-25 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、話は再びGW中盤の5月1日の富士山須走口五合目の撮影に戻る。

南の回転花火銀河M83が南中近くに来て撮影出来る様になる迄の間に、鏡筒を少し上に向けて、M64に挑戦してみた。

実は、今年一度狙ったのだが、雲間に阻まれてまともに撮れなかったので、今年2度目の挑戦である。


【↑M64黒眼銀河 かみのけ座の渦巻き銀河】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2
UW9mm 80倍 35mm換算2240mm相当 PowerShotS90+CHDK ISO:3200
F:2.0 f=6mm コリメート法 合成F=3.7 S:128秒x5コマ Noise減算:ON
撮影場所:富士山須走口五合目 撮影日:2014/5/1 21:17-21-57
Regstaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーンカーブ・
44%トリミング・サイズ調整 NeatImageで40%フィルタリング

M64はかみのけ座に位置する、8.5等級の明るさ、9分角の見かけの大きさをもつ渦巻き銀河であるが、中心の腕にダークレーンを持っている為、そこが黒く見えて、目玉の様に見えるので、黒目銀河と呼ばれている。

今回は、この黒目の部分がもうひとつ良く映し出せなかった。

実は、撮影する時に、セルフタイマー6枚xCHDKで3回撮影の18枚撮影するつもりだったが、うっかりCHDKをセットするのを忘れて、セルフタイマー1回での6枚しか撮影できず、使えたのはわずか5枚しかなかった。

そんな訳で、前回撮影の画像に比べて、余り大きく代わり映えしない様な感じで、淡い部分の写りがもう一つである。

再挑戦するチャンスは今年はもう無いかな、、、、

2014.5.1(6/25)

CORONA CS-8DF エアコン用リモコン修理

2014-06-19 | その他修理
くっしーの自宅では、エアコンが2台有るが、1台はリモコンの液晶が割れていて、エアコンの電源は入るが、何度になっているのか、何の運転モードなのかがほとんど判らない。

実は6~7年前にリモコンの液晶を割ってしまったのだが、ずっとこの部屋のエアコンを使わずに扇風機だけで夏を乗り切っていたのだが、昨年の猛暑で、さすがに扇風機だけでは耐え切れず、とうとう我慢できずエアコンの電源を入れたのだが、前述の通り温度設定が判らないので、冷えすぎたら電源を切り、暑くなってきたら電源を入れ直すと不便極まりない。


【液晶が割れて表示が真っ黒になったリモコン】
昨年の夏にヤフオクを探してやっと一個、似た様なのを見つけたが、かなり高くて、どうしようかと思っているうちに他の人に落札されて、それ以降しばらく出品がない状態で、昨夏はあきらめた。

何しろ長男が生まれた時に買ったエアコンなので、かれこれ25年物なので、なかなかリモコンも出てこない。

今年は暑くなる前に探しておこうと先々週あたりから探して、やっと似た様な感じの物を見つけて落札した。


【ほぼ同じデザインのリモコンをGET】

でもよく見ると、『エアクリーン』なんてボタンもあるし、液晶画面が少し長いな、、、

ちなみに型番は、ご覧の通りで、壊れたのがCS-8DF、今回入手したのが227IX



落札時に型番が異なるのは分かっていた事で、まあ、そのままで動かなければ、液晶交換すれば済むだろうという腹づもりでの落札だ。

でも液晶画面が長いのはちょっとやばいかも!

とりあえず、入手したリモコンに電池を入れて、デジカメのレンズに赤外線発光部を向けて電源スイッチを押してみると、赤外線LEDが点灯しているのが判るので、無事に動作はしているようだ。


【入手したリモコンは、問題なく動作しているようだ】

期待を込めて、エアコンに向けてリモコンの電源スイッチを押すが、エアコンはうんともすんとも言わない!ありゃ~!やっぱり型番が違うからダメか、、、、

と言う事で、当初の腹づもり通り、分解して液晶を交換してみることにする。ちゃんと液晶に互換性が有るかな?


↑先ずは、電池のふたと電池を取り外した後に、黄色い丸印の所のネジを外す。

外筐体の止めネジは、この一本のみで、あとはプラスティックの爪による嵌め合いになっている。

表と裏の筐体の嵌め合いを外す為、電池ボックスの右横あたりの少し強度の弱そうな所にギターのピックを差し込んで、強引に隙間を広げる。



隙間が広がったら、そのままピックを長辺方向にこじりながらスライドさせて、嵌め合いを外していく。



ギターのピックがない場合は、細めのマイナスドライバー等でも代用できるが、ちょっと傷がつくのと、嵌め合いの爪が折れやすくなるのが難点。あと怪我しやすくなるのも要注意!

まあ、多少爪が折れても、外筐を最後にテープで留めるなどすれば何とかなるので、あまり気にせず、多少強引に嵌め合いを外して行っても大丈夫。


↑裏蓋を外したところ 上がCS-8DF、下が227IX

かなり似た基板だが、載ってるシャープのLSIを見ると、CS-8DFのは89年の09週、227IXの方は88年の12週の物になっていて、家のが1年ほど新しい様だ。

中にはチップ抵抗が、選択ジャンパー?として使われている部分が何か所かあるので、この辺を置き換えると、別の機種に対応できる可能性が有りそうだが、4~5か所もあるので、どこに載せるかの組み合わせをメーカーに聞かない限り無理かな、、、

中の基板を外すために、赤丸の所のネジを外す。



ネジを外したら、電池ホルダーの方から基板を持ち上げて取り出す。


↑基板の表?側、幸いにも液晶は同じサイズだ!

問題の液晶は、どうやら同じものを使っていて、画面の下の端を隠して使っているようだ。ボタンもそこだけゴムを切り取って使っているだけで、どちらも同じ型品を使っているようだ。



液晶は、板ガラスの表面に電極がエッチングされていて、ゴムコネクタで基板に接続するタイプだ。



液晶ガラスを上の写真で見て、下側の長辺側から持ち上げて液晶を取外す。

上側のゴムコネクタが多少固めにくっついているので、ガラスを割らない様にジワリと力を掛けて取り外すこと。

たいていの場合は、ゴムコネクタはガラス側にくっついて外れると思うが、基板側にゴムコネクタが残っても構わない。(その時は、新しい液晶側もゴムコネクタを外しておく)

2台とも同じように液晶が外れたら、使う部品だけ集めて組み立てる。

今回は、前面パネルとゴムスイッチ、液晶ガラスとゴムコネクタは、227IXの物、基板は当然CS-8DFの物だが、裏蓋も型番が判るようにCS-8DFの物を使った。

さて、どうやって位置合わせをするのがベストかなと、しばらく眺めていたが、どうやら、前面パネルに液晶ガラスをセットして組み付けるのが正しい方法の様だ。



と言う事で、前面パネルの液晶ガラスが入る窓に、方向を間違えないように、液晶ガラスをくぼみに落とし込む。



基板上の絶縁シートの位置がずれないように置いて、基板をさかさまにして、前面パネル+液晶ガラスの上にセットする。

もし絶縁シートが落ちるようなら、先に液晶ガラスの上に載せておいてから基板を組み付けてもよい。



基板を載せた時に、電池ホルダーの端子の位置に注意して、写真の位置に合わせる事。(でないと、うまく端子が表に出てこなくて電池がまともに接触しなくなる)

位置を正しく合わせたら、基板をネジ二本で止める。

この時点で、軽く電池をあてがって、電源ボタンを押すと液晶の表示が正しく出ることを確認しておくと良いかもしれない。

次に裏蓋を赤外線発行部分から合わせて、強く押して嵌め合いを勘合させる。

全てが正しく勘合すると、前パネルと裏蓋の隙間が均一になるので、最後に背面のネジを一本止めて、電池を入れて電池蓋を閉じれば完了。


↑と言う事で、無事に組みあがって、電源が入ったCS-8DF。残った部品も一応もとの形に組み上げておくと、又何かの役に立つこともあるかも。

でもって、エアコンに向かっていざ送信!



よし!無事に電源も入るし、温度設定もちゃんと判るようになった。これで今年の夏は快適になるかな!

ちなみに、モード切替で、ドライの位置だけ本体のランプで判別がつくから、そこから何回押すと冷房モードになるかを覚えておいて、温度設定は、上ボタンを押し続けると30度で止まるから、たくさん上ボタンを押しておいた後に、下ボタンを数えながら押して希望温度に設定するとかすれば、ブラインド操作でも設定できない事はなさそうだが、これらの動きを忘れずにメモしておかないといけないから、やっぱり修理しないと大変か、、、

2014.6.18(6/19)

2014/6/20:追記、6/21修正・追記
実は、オクで227IXを売ってくれた方も、同様に液晶割れで、似たようなリモコンを調達して試された様ですが、やはり型番が異なってそのままでは動かなかったとの事でした。
取引連絡の最後に、液晶交換で直せた事を告げると、興味を持って頂いたようで、このブログを紹介、記事を参考にその方も無事に交換に成功したとの事でした。その方から、壊れたリモコンと、交換に使用したリモコンの型名を教えて頂きましたので、情報としてUP致します。

壊れたリモコン:CSH-8MX(液晶表示窓が227IX同様少し長い)
液晶を使用したリモコン:CSH-8MF(表示窓がCS-8DF同様少し短い)

いずれも、今回の227IXと同様、表示窓の違い以外は、見た目が全く同じ物との事でした。
コロナは、同じデザインで、かなりいろいろな型名の物を販売したようです。しかし、上記の2型名は、最後の一文字が異なるだけなので、たぶん同時期の発売品では無いかと思われますが、それでも、そのままでは動かないんですね。設計ポリシーとして違う型番のリモコンが誤動作しないように設計しているんでしょうかね?

更に追記ですが、上の方、女性だったので、なかなかやるなー!と報告を読んでいたのですが、なんと私より年上とのこと。更にビックリです。

上記の方のブログに記事がUPされましたので、下記にリンクを紹介させて頂きます。本人は『機械音痴』とおっしゃってますが、分解・修理の素質十分で、なかなか器用な方です。

朋ちゃんママの愛来舞優
  リモコンの修理 ①
  リモコンの修理 ②


南の回転花火銀河(M83)

2014-06-14 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、話はGW中盤の5月1日の富士山須走口五合目の撮影に移る。

この日は、久しぶりの五合目で、早い時間には雲海も出来ていたので、まずは少し南の比較的低い位置にあるM83を撮影してみた。


【↑M83 うみへび座の棒渦巻銀河】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2
UW9mm 80倍 35mm換算2240mm相当 PowerShotS90+CHDK ISO:3200
F:2.0 f=6mm コリメート法 合成F=3.7 S:128秒x9コマ Noise減算:ON
撮影場所:富士山須走口五合目 撮影日:2014/5/1 22:27-23:28
Regstaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーンカーブ・
74%トリミング・サイズ調整 NeatImageで40%フィルタリング

M83は、7.6等級の明るさで、11分角の見かけの大きさを持つ、うみへび座にある棒渦巻き銀河である。北の回転花火銀河M101と並んで、『南の回転花火銀河』と呼ばれている。

ただ南中した時の高度は26度程度と低い為、どうしても低空からの街灯りの光害かぶりを受けてしまう。

M83は2012年の4月5月に撮影しているが、当時は銀河撮影時もLPS-P2フィルターを使用していたので、低空かぶりは、今回よりはいくらか押さえられている感じではある。おかげで今回の画像処理は、かぶりのせいで少し処理に苦労した。それでも露出量の増加や、ピントの改善等で、全体の写りは、だいぶ良くなっている。

本当は、直前に行った南の暗い千葉の海岸で撮影したかったのだが、残念ながらその日は風が強く、13cmでは、まともに撮影が出来なかったのである。次回は、千葉や伊豆なんかの、南の暗い場所で撮影してみたいものである。

2014.5.1(6/14)

銀河とさそり座

2014-06-07 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、話は、4月末の新月期、千葉の海岸での撮影に戻る。

この日、コリメート撮影のかたわらで、太平洋上に昇って来たさそり座の全景を、PowerShot S95で追尾撮影してみた。


【↑海の上に昇って来たさそり座と天の川銀河中心方向】
Canon Power Shot S95+CHDK Iso320 F3.2 S=512秒x5コマ
35mm換算50mm相当 MK-800の赤道儀に乗せて撮影
撮影場所:千葉県旭市 撮影日時:2014.4.27 00:54-02:03
Registaxでコンポジット、FlatAideでかぶり補正、GIMPでトーン調整
とリサイズ

アンタレス近辺のカラフルな領域は、サイズが少し小さくなる事もあって、少し控えめな感じではあるが、赤と黄色の色辺りはそこそこ出た感じだが、青い色がなかなか出てこない。PowerShotは、M78等、比較的青い色に弱い様な気もする。

アンタレス辺りはまあそれなりなのだが、さそり座の尻尾辺りから続く、銀河の中心部とその暗黒帯は、かなり色濃く出て、なかなか迫力のある画像になった。

またアンタレスの少し上から銀河方向に伸びる暗黒帯も、いくらか写ってくれた感じだろうか。

ちなみに星座線とメシエナンバー、NGCナンバーを入れると
↓こんな感じ。


さそり座の尻尾近くの、IC4628エビ星雲や、NGC6334出目金星雲、NGC6357彼岸花星雲なども、名称の由来となった形までは判別できない物の、しっかりと赤く写っている。

これ位写ってくれれば、コリメートで挑戦してみる価値がありそうだ。但し南の暗い所じゃないと難しいかもしれないが、、、、

2013.4.27(6/7)



不安定な天気

2014-06-03 | 天体観望・撮影(遠征地)
5月末の新月期、先週も予定があり出かけられなかったのだが、今週も土曜の夜は予定があり出られないかもと思っていたが、mx25hさんが5/30の金曜から出撃するとのことなので、金曜の夜に、いつもの観測所にお邪魔させて頂きました。

仕事が終わってから荷物の準備をしてから出たので、観測所の到着は21時ごろ。GPVは概ね晴れ模様なのだが時折、少し雲が来るような予報。着いたときはうまく晴れてきたところだとか。


上る夏の銀河(白鳥座とわし座付近)
この時期、夜は短いので、2対象ぐらいがいい所だろうなと思いながら機材の準備をしながら、いざ、撮影を始めると少し雲が出たり晴れたりといった不安定な感じ。

少し雲の影響をみて、多めに撮影。2つ目の対象を撮影し始めた頃は比較的安定して晴れてきていた。もうこの後は大丈夫だろう!

と思っていたのだが、撮影を始めて休憩所で少し休憩した後、外に出てみるとまたしても雲が襲来している。空の一部が曇ってる感じで、一部晴れているところもあるので、早く雲が流れていかないかと待っていたが、一向に撮影対象あたりの雲が晴れない。


この日は時々雲が出てきて、不安定な空

それ以外のところは晴れ間も見えているのに、、、と暫く待っていたら、なんとポツポツと雨が降り出す始末。それほど強くないし、何とかやり過ごせば、また晴れるかなと思っていたが、その後少し強くなったので、時間ももうすぐ薄明だしあきらめて機材を撤収!

機材を半分ぐらい片づけたところで、雨はやみ、また空が晴れてくる!たぶん雨除けをして待機していれば、30分ぐらいは撮影できたのではと思うとちょっと片づけを早まってしまったか、、、、というか、鏡筒や機材への雨除け対策が不十分だったので、致し方なかったのだが、、、

次回は、短期的な雨除け対策もしっかりしておかないと、、、、でも次は梅雨明け後かな、、、

2014.5.30-31(6/3)