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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

もう少し解像度があればな、、(M1)

2014-02-26 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、話は、1月の最終週の26日のスタパの帰りの夜に進む。この日は、前日撮り損ねたM82の超新星の撮影が主目的だったが、M82の高度が上がってくるまでに少し時間が有ったので、この早い時間に有る程度高度のある対象と言う事で、おうし座のM1を撮影して見た。


【↑M1 おうし座の散光星雲 (超新星残骸)】
Vixen SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍 35mm版換算で2240mm
Vixen SP赤道儀+AL90+SkySenser2 コリメート法 PowerShotS90+CHDK
ISO:3200 F:2.0 f=6mm 合成F=3.7 S:128秒x13枚 Noise減算:ON
撮影場所:山梨県北杜市 撮影日:2014/1/26 19:06-20:26
Registaxでコンポジット、Flataideでフラット補正、
GIMPで5090mm相当にトリミング(44%)トーンカーブ・回転・サイズ調整

前回撮影したのは、昨年の10月のころだったのだが、もう一つハッキリ構造が撮れていなかった。それよりも前の2012年の2月頃に撮った画像は、当時、画像処理にYIMGを使っていた事も有りバックグランド補正が上手くいかず、星雲や銀河の中の方の色が少し薄くなってしまう感じの画像処理に成っていたのだが、偶然にも星雲の中が薄く透ける事が返って功を奏して、星雲の中心部分が白っぽくならず、透けて見えて、かなりフィラメント構造が浮かびあがっていた。

今回の撮影画像は、この中が透けて写っている画像のフィラメント感程には、構造を浮かび上がらせる事は出来なかったが、前回の撮影画像よりはかなり良くなったと思う。中が白くなりつつもだいぶフィラメント感が出てきた様な感じでは有る。

あまり解像度が上がらない場合は、少し露出が少なめの方が、中の構造が全体に埋もれなくて良いのだろうか、、、、

2014.1.26(2/26)

粒状感を出すのは難しい(M63)

2014-02-22 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、1月4日の遠征の夜は、しし座の銀河トリオを撮影した後、アイピースを9mmに替えて、鏡筒を北天のM63ひまわり銀河に向けて見た。



【↑M63 ひまわり銀河 りょうけん座の渦巻き銀河】
Vixen SuperMirror R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍 GPE赤道儀+AL90
SkySencer2 PowerShot S90+CHDK F:2.0 f=6mm コリメート法
35mm版換算2240mm相当 合成F3.7 ISO:3200 S:128秒x8枚
撮影日:2014/1/05 03:00-04:08 撮影場所:山梨県北杜市
Registaxでコンポジット→FlatAideで補正→Gimpで39%トリミング
トーンカーブ/サイズ調整→NeatImageでノイズフィルタリング

M63は、北斗七星から少し東に行った所のりょうけん座にある、8.6等級、12分角の銀河だが、その銀河の形がひまわりに似ているという事で、この名前が付いている。

ひまわりに似ているかと言われれば似てない事もない位の写りであるが、前々回の撮影画像の方が淡い部分の腕の細切れ感と言うか粒状感が良く出ていて、ひまわりっぽく見えるのだが、今回は粒状感が余り出ていなくてひまわりっぽくない。

前回の撮影でも、今回と似た様な結果になっている。撮影条件を比較すると、前々回はIXY30Sなので、合成Fは多少明るい物の、LPS-P2フィルターの視用や、露出時間も64秒である事を考えると、露出量的には、前々回が一番少ないはずである。

とすると、短時間露光で、なるべくシャープな画像にしないと上手く粒状感が出ないのだろうか、あるいは露出が多いと全体に白っぽくなって、粒状感が薄れるのだろうか?

次回はIXYで64秒、フィルター無しで撮ってみると少しは上手く写るだろうか、、、

いずれにしても、この銀河の腕の部分の粒状感を出すのは、なかなか難しいな。

2014.1.5(2/22)

追記2014.2.23:
色々と調整が微妙なのですが、みなさんどの辺が好みでしょうか?
上の掲載画像は、NeatImageのフィルタリング50%です。

②↓上と同じトーンカーブ調整でNeatImage30%の物


③↓上と同じトーンカーブ調整でNeatImage処理なしの物


④↓トーンカーブ調整で暗い所を黒側に振った物で、NeatImage20%


⑤↓トーンカーブ調整で暗い所を黒側に振った物で、NeatImage処理無


NeatImageのフィルタリング率が高い方が画像は滑らかですが、その分粒状感が失われる感じです。
④、⑤は、トーンの持ち上げも少し控えめにしていますので、NeatImage処理無でも、③の画像ほど背景の荒れは目立ちません。
見るモニターの明るさでも印象が変わるかもしれません。

どれも大差ないと言えば大差ないかもしれませんが、、、
好みの問題かな、、、

うまくフラットにならない(M65/M66/NGC3628)

2014-02-18 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、お正月明けのmx25hさんの観測所での撮影は、M74、M81/M82ボーデの銀河を撮影した後、東の空にだんだん高度を上げてきたしし座の足元、M65/M66/NGC3628の銀河トリオを撮影して見た。


【↑M65 M66 NGC3628 しし座の銀河トリオ】
VixenSuperMirror-R125S/D:130 f:720 UW15mm 48倍 35mm換算で1344mm
GPE赤道儀+AL90+SkySenser2 コリメート法 PowerShotS90+CHDK
ISO:3200 F:2.0 f=6mm 合成F=2.2 S:128秒x8枚 Noise減算:ON
撮影場所:山梨県北杜市 撮影日:2014/01/5 01:08-02:35
YIMGでスタック→FlatAideで補正→GIMPでトーンカーブ・トリミング
63%(2133mm相当)・サイズ調整→NeatImageでノイズフィルタリング

しし座の、M65/M66/NGC3628の銀河トリオは、同一画角に収めると、笑ったピエロの顔の様に見えるので有名である。これらは地球から約3000万光年の距離にあり、しし座銀河群を形成している。

前回撮影したのは、昨年の2月で、雪道を超えての育樹記念公園で、よもや他の人は居ないと思ったら、mx25hさんとバークレーさんが居た時である。この時の撮影条件は、同じUW15mmのアイピースに光害フィルター無で結構良く写った。

今回は露出時間を80秒から128秒に延ばしている事も有り銀河の淡い所もかなり写ったのだが、ご近所フラットの具合が余りマッチしなくて、背景に色ムラが大きく出たので、仕方なく背景をかなり黒くする方向に振った為、銀河の端の方は少し写りが悪い様に見えている。

また、コリメート時の光軸の合わせ具合の加減か、NGC3628辺りの星が、前回より周辺収差の影響を大きく受けているのがちょっと残念である。

最近は周辺収差が気に成る写真が多くなってきたので、アイピースの増強を真剣に考える必要が有りそうだ、、、、

2014.01.05(2/18)

またしても!

2014-02-15 | ノンジャンル
東京に住んでて、1週間に2回も雪の記事を書く破目になるとは、、、

と言う訳で、昨日の朝から降り始めた雪ですが、何とか金曜日はいつもの自転車での通勤を無事に終えた物の、夜中まで降り続く始末。

自宅のガレージの前の道をあんまり雪が深くならないうちに、車で何回か出たり入ったりして、押し固めて、車の出入りと歩く人の通路を確保。


しかし、表の道はかなり降り積もっているし、自宅前は、先週以上の積もり具合



ガレージ前は、寝る直前の12時頃まで、定期的に車で雪踏みしてから寝た。朝には雨に成るはずなので、これ以上積もらなければいいのだが、、、、

翌土曜日、起きてみるとかなり強い雨が降っている物の、雪はさらに深くなっている。

とりあえず自宅前を雪かき。



その後、ガレージ前の雪を、車で少しずつ雪押しして、30分ぐらいかけて、路地までの道を踏み固めた。ちょっと油断するとスタックしそうである。



表の道は、車がほとんど通って無くて人が歩いた分しか轍になっていない。これじゃ、ちょっと怖くて車では表に出れそうにない。



この日は、運悪く年に3回ある土曜出勤日。しかも昨日、恒温槽に機材をセットアップしているし、恒温槽の確保も今週いっぱいなので、何とかして会社に行かなくては、、、、

と言う事で、歩いて三鷹駅へ



三鷹駅のロータリーはスタッドレスなら何とか走れるレベル。表まで出られれば車で何とかなるんだけどな、、、でも駐車場に入るのに雪かきしないと駄目かも、、、

そんな訳で、駅でバスを待つ事45分。やっとバスに乗れて、会社へ。いつもは10分で着くバスもこの日は30分かかった。結局自宅を出てから1時間半ほどかかってしまった。長靴さえあれば、歩いて行った方が早かったな、、、、

会社の中も大雪状態で歩くのも大変。



なんとトラックヤードの屋根が雪の重みで落ちている!



なんとか職場までたどり着いて、この日は、-55℃の恒温槽の中に入っての作業!なんでこんな日に、-55℃、、、、



とりあえず作業が終わるころには、総務部から、構内が滑り易く危険なので、作業に支障が無い人は、上長の許可を得て帰って良いとのお達し。

とりあえず、恒温槽の温度を、-55℃から常温に戻して、中の物を出し終わって、恒温槽を明け渡す準備が出来た所で、この日は作業終了で、ちょっと早めに帰宅。



あー疲れた、、、、

2014.2.14-15(2/15)

撮り直してみたが(M81/M82)

2014-02-12 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、1月4日のmx25hさんの観測所での撮影は、M74を撮影した後、M81/82ボーデの銀河を撮影して見た。前回の新月期の撮影時に2つならべて撮影したのだが、実はその時は思ったよりも画面の半分が収差でボケていたので、無理やり銀河を横に寄せて撮影したのだが、きっとダメだろうと思っていたので、1月の新月期にアイピースを替えて再撮影して見たのである。


【↑M81/M82 ボーデの銀河 おおぐま座の渦巻き銀河と不規則銀河】
Vixen SM-R125S/D:130 f:720 UW15mm 48倍 35mm版換算で1344mm
Vixen GPE赤道儀+AL90+SkySenser2 コリメート法 PowerShotS90+CHDK
ISO:3200 F:2.0 f=6mm 合成F=2.2 S:128秒x14枚 Noise減算:ON
撮影場所:山梨県北杜市 撮影日:2014/1/04 22:40-24:00
Registaxでスタック、Flataideで補正、GIMPで1840mm相当に73%トリミング
トーンカーブ・回転・サイズ調整、Neatimageでノイズ補正

前回撮影の、20mmのアイピースで少し寄せて撮影した画像に比べると、いくらか淡い所は出ている様にも見えるが、15mmのアイピースだと対象を左右どちらにも逃がす事が出来なくて、残念ながら右も左も収差がだいぶ出てしまっている。

倍率が高いので、いくらか分解能は上がっていると思われるが、Neatimageを使用しているので、差し引きされている感もあり、全体的に分解能的にはあまり差が感じられない。

それよりも、収差が両方の端に出ている方が目立ってしまい、トータルとしては前回の方がいくらか良いだろうか。

今回のはスタック枚数も多く、Neatimageも使用しているので、画像自体はかなり滑らかには成っているのだが、いかんせん、星像の歪はそれ以上に目立つと言ったところか。

やっぱり二対象を同一視野に配置する構図では、笠井のEF(Extra Flat)のアイピースあたりが無いとつらい感じである、、、、

2014.1.4(2/12)