くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

トッカブがやってきた!

2010-11-15 23:03:14 | 総務のお仕事(反社対応)
警察関係者に総会屋としてリストアップされている特殊株主が来社しました。

傍らに大手通信会社の代理店(社名は伏せます)の営業マンと称する男性を連れ、
特に不当要求をするわけでもなく、
「世話になっているので、各社に紹介にまわっている」とのことでした。

その代理店の営業マンは、「いやいや、お世話になっているのはこちらのほうで・・・」
などと恐縮しながら、一般的なインターネット通信の割引契約をセールスして帰りました。

いったいどんな世話になっているのやら・・・

警察関係者の話しによれば、昔ながらの活動を続ける総会屋も残っている反面、
最近は、与党総会屋となって企業の味方をし、企業が警戒感を緩めた頃を見計らって、
自分が関係する会社との取り引きを要求するケースが増えてきているとのことでした。

来社した大手通信会社の代理店の営業マンが説明したサービスは、
どこの代理店にも置いてあるパンフレットに書かれているようなもので、
違法なものでもなければ、契約を強要されたわけでもありません。

しかし、契約が成立すれば、連れてきた特殊株主に、
いくらかのキックバックが入ることになっていることは明白です。

その代理店が、暴力団などとつながっているかどうかはまだ不明です。
反社会的組織とのつながりという点で言えば、
特殊株主が連れられてきた時点で、もうすでにNGです。

そもそも、大手通信会社の代理店というのが曲者です。
NTTやKDDIなどの代理店と言われると、
一般の人は、「あの大きな会社の代理店なら・・・」と信用してしまいがちですが、
代理店ビジネスほど怪しいものはありません。

もちろん真面目で、良心的な代理店も多いのですが、
中には横柄であったり、ウソをついて契約をとろうとしたり、
とんでもない悪質な者もいるのが現実です。

私の勤務する会社は、都内各所に事業所を有するだけに、
通信会社の割引セールスは頻繁にあり、そんな経験もいくつかしました。
 
そんなわけで、現在調査中なのです。