くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

「招かざる客」からの贈り物

2013-02-20 22:43:58 | 総務のお仕事(反社対応)
総務担当者の名刺ファイルには、
おそらく必ずと言っていいほど、「招かれざる客」のページがあるはずです。
そこには、過去に対峙した反社会勢力や、
それに類する団体の名刺がファイルされています。

ずらりと並んだその名刺を眺めていると、いくつかの共通点が浮かんできます。
もちろん、普通の会社や法人団体の名刺と区別がつかないものも数多くあります。
しかし、それでも名刺から「反社会的勢力か、否か」を見分ける参考にはなります。

そこから見えてくるいくつかの共通点とは・・・

① 名刺の文字が仰々しい
   文字が一般的な明朝体やゴシック体でなく、毛筆体(しかも太字)で書かれ、
   威圧的な印象を受ける。示威が目的なので、明らかな反社会的勢力や、
   政治団体などの社会運動標榜ゴロに多い。

②書かれている組織や肩書が大げさ
  大企業や大きな団体でもないのに、「○○総本部」などという仰々しい組織名
  だったり、役職名に「主席幹事」などといった普通には使われない肩書を使用
  し、組織を大きく見せたり役職の権威づけの印象を受ける。
  あらゆる社会運動標榜ゴロや反社会的勢力のフロント企業に多い。

③書かれている肩書が多い
  名刺の裏に、表書きと異なった「教育」や「人権」「環境」「労働」などといった
  多種多様な活動に関する肩書が書かれ、多方面で活動しているのだという、
  一種のはったりを感じさせる。
  また、複数の名刺を所持し、会話の流れに応じて出してくる場合もある。
  あらゆる社会運動標榜ゴロに多い。

こんなところでしょうか。


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