くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

あなたは書庫ですか?

2012-03-30 23:59:59 | これが会社で生きる道
この時期、会社ではオフィスのレイアウト変更や人事異動などで、
大量の書類を整理し、保管や廃棄の分別をする機会が多くなります。

そのようなとき、人はいろいろなタイプにわかれるようです。

とにかく書類を捨てられない人。
そういう人は、書類を見て、廃棄の可否の判断ができないだけでなく、
捨てる勇気、すなわち責任を負う気構えや胆力すら乏しいとみなされます。

そういう人は、書類が古くなればなるほど、
そこに記録としての価値を感じ、ますます捨てられなくなります。
しかし、会社の書類は、いかに書庫で熟成させようとも、
古文書のような価値が生まれるわけではありません。

何でもかんでも 電子データ化(PDF化)して保存しようとする人。
そういう人は、先の「捨てられない人」よりも合理的で利口そうに見えますが、
結局、その電子化されたデータの所在を知っているのは、
その人だけで、単なる自己満足で終わってしまいます。

やがて電子化された情報は誰にも見られることなく忘れられ、
サーバーやパソコンのディスクの容量を占領するだけのお荷物になります。

捨てるか、保管するか議論になったとき、
「捨てた後に限って必要になる」 などと職場のジンクスが語られることもあります。
しかし、法定の保管書類でもなければ、大きな問題になることはないものです。
たいていは、「無いなら仕方がない」で済んでしまうことがほとんどです。

あなた自身が、書庫代わりにされていませんか。
保管する以上に、捨てる決断力は大切です。




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