正しいクレームのつけ方【行動編】
その1.レシートや現品は捨てず・忘れず!
先日、このカテゴリーの(15)で書いた、
悪質クレーマーのマニュアル本には、こんなことが書かれていました。
「『レシートは、お手元にございますか?』と問われても、
『なに言ってんの? あんた』って感じで『ないよ』でOK!
最後まで一貫して、お客様であると堂々としていないと相手に舐められる!」
会社やお店が、クレームのもととなる現品やレシートを確認するのは、
最初から相手を悪質クレーマーだと疑ってのことではありません。
それは会社やお店が、自身の法的責任の存在を確認するようなもので、
相手が誰に限らず、もともと決められた苦情対応のルールに過ぎません。
普通の会社やお店であれば、仮に「ない」と答えられても、
購入時期や時間、買ったときの状況などを質問し、
会社(お店)の記録や社員(店員)への調査によって事実の確認を行うはずです。
会社やお店は、お客様が普通に受け答えしている限り、
レシートや現品がなくても、それで直ちに悪質クレーマー扱いすることはありません。
「なに言ってんの? あんた」という態度をとったり、
「客を疑うのか!」と声を荒げたりして、
はじめて悪質クレーマーの仲間入りをするのです。
しかし、購入時期や買ったときの状況を聞かれ、
この対応を「クレーマー扱いされた」と感じる人も多いでしょう。
レシートや現品がなければ、どうしても事実確認に時間がかかってしまい、
それで「疑われている」という気持ちになるのは当然だと思います。
したがって、そんな思いをしないためにも、
レシートや現品は保管しておく必要があります。
レシートや現品の有無で、対応の時間に雲泥の差が出てしまうのです。
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