くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

私憤でしょうか?

2012-01-28 17:38:58 | 政治経済のことも考えよう
国会議員の報酬削減にしろ、
国家公務員の給与削減にしろ、
所詮、法律で期間を定めた一時的なものにすぎず、
継続的な歳出削減策ではありません。

こういうのは、「身を削る」とは言いません。
「少しの間だけ、がまんする」と言うべきです。

お役人や国会議員は、
その「少しのがまん」すら覚悟を決められずに、
多くの一般国民からやんやの非難をあびているわけです。

この国が「経営危機」だと言うのであれば、
本来すべきことは、給与テーブル(俸給表)の見直しです。
号俸が高いほど削減率を大きくし、人件費を圧縮することです。

削減期間が満了したら、
「延長か、終了かを見直す」ということこそ、
抜本的な歳出削減の問題先送りにすぎません。

長らくデフレが続き、
日本経済が縮小し続けているのですから、
その国を運営する人々の人件費テーブルそのものも、
見直しが必定ではないでしょうか。

彼らの「一時的ながまん」と引き換えに、
恒久的な消費税増税が導入されることになるのは、
個人的には腹立たしくもあります。

しかし、私憤を捨て、
冷静になって考えてみても、
まだまだ身内に甘すぎる改革だと思うのです。


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