唾をのみこむとつっかえるような感覚がある。
喉に何か詰まっているような感じがする。
喉仏のあたりに何か違和感がある。
「もしや食道がんでは?」と不安になるものの、
食べ物を飲み込んでも実際にはつっかえるようなことはなく、
気がつくといつの間にか治っている。
こんな症状が昔から時々あり、長年にわたって謎でしたが、
これにはちゃんとした医学的な呼称があることを最近になって初めて知りました。
「咽喉頭異常感症」というのだそうです。
病院で検査をしても喉に炎症や腫瘍などの器質的な異常は見られないけれど、
本人に異常感の自覚症状はあるもので、その人が訴える異常を総称してそう呼ぶのだそうです。
原因は極度の緊張感や不安感、うつ状態といった精神的なものから、
アレルギーや甲状腺異常、貧血症など他の肉体的な疾患によるものまでさまざまだそうです。
要するに詳しい因果関係はわかっていないということなのでしょう。
自分も子供の頃からアレルギー性鼻炎だし、えびやかにを食べると喉がイガイガするし、
最近もこの症状が出たのは、仕事上のことで眠れないほど強烈なストレスを感じたときのことでした。
何十年も生きていても、自分の体のことなのに、知らなかったことってあるものなのですね。
原因がわかってなんだかすっきりしました。