長さんの築きノート

日々の小さな反省、気づいたことを記録し、なりたい自分を築くために

JR大阪三越伊勢丹百貨店

2014年02月01日 | 一般常識
先日、JR大阪三越伊勢丹百貨店が売り場面積の6割を縮小し、店名も変更するというニュースを聞きました。

大丸や阪神、阪急などの百貨店競争に負けたと言うのが大まかな理由ですが、そうでもないかもしれません。



今、私たちが取り組んでいる通信販売。

この通信販売の舞台となっているインターネット業界が、大変換期を迎えています。

例えば、ヤフーなどのサイトでは検索エンジンでトップページに載せるために、様々な仕掛けが必要です。

ヤフーが得意として来たトップサイト広告は、人が多く来てくれているから価値がありますが、人が来なくなったトップページでは広告の価値がどんどん下がっていきます。

価値のなくなった有料広告や、SEO対策といったこれまでの手法では対応できなくなってきたのが原因です。

これまで駅前に集中したきた百貨店が、郊外の大型店に負けるのも、車社会の中で、わざわざ電車に乗って都心部に出かけるより、家族で郊外の大型ショッピングモールに出かけるファミリーの消費者のニーズに対応できなかったことが原因と言われています。

しかしこの現象も最近は少し変化してきたように感じます。

ここ数年、ワンボックスカーが人気だった車業界ですが、核家族化が進んだ現代では軽自動車でことが足ります。

何しろ、燃費の悪いワンボックスカーを維持するのは大変ですし・・・。

また最近の高齢者は、郊外の一戸建てより、都心部のマンションに住みたいと言うニーズも増えているようです。

そういえば、都心部のフィットネスには高齢者が多いですしね。

すると、これまでの郊外型の大型ショッピングモールより、都心部の駅前にニーズが生まれます。

このように、年々変わる消費者のニーズにどれだけついていけるか?が重要になってきます。

今は成功していても来年続くかはわからない。

ただひとつ言えることは、売る場所が郊外であれ、都心部であれ、消費者が買いたい商品がなければ意味がないということです。

これだけ便利な世の中ですから、欲しいものはネットでなんでも買えます。

値段も簡単に比較できます。

どこにも売っていない、ここにしかない。

そんな商品を開発していかなければいけませんね。





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