神戸の金属プレスメーカー訪問後、岐阜に移動して鋳造メーカーの株式会社岡本を訪問しました。この会社が創業したのはなんと1560年、織田信長が桶狭間の戦いに勝利した年です。日本には古い歴史を持つ老舗企業が多数ありますが、私がこれまで訪問した企業の中では株式会社岡本は老舗の中の老舗といえる存在です。
同社は老舗らしく寺の梵鐘などの鋳造も請け負いますが、金属工学の最先端技術を駆使した鋳造も行っています。耐摩耗性と共に靭性に優れた同社の「スーパーメタル」は、金型材、破砕ハンマーなどに用いられており、鋳物といえば脆いという従来の通念を覆す素材です。老舗だからといって伝統に安住せず、果敢に新たな領域に挑戦し続ける株式会社岡本の姿勢は素晴らしいと思います。
治具(ボルトナットを使う)や回転体(プーリ)を設計するとNBKという名前はどうしてもかかわるものですが、リンク先を見てなるほどと納得した次第です。
株式会社岡本はブログに書いたように大変古い歴史を持つ会社ですが、研究開発に大変熱心です。これからも優れた製品を開発されると思います。
鍋屋さんというと代々社長さんの名前が太右衛門さんを世襲されているという会社です。
でもこのところ分家のナベヤバイテックさんのほうが世の中ではメジャーになりつつあるような気がします。
もしちょっと株式会社岡本も目立ってもいいかなと思うのですが、、
そうです。代々「太右衛門」の名前を襲名しておられます。このあたりが長い伝統を感じさせますね。