RUNNING BEAR Ⅱ

くまこの日記です。コメントは承認制とさせていただきます。

ゼッケン162。

2019-05-31 16:20:39 | 航平君記事
ゼッケン「162」と内村航平への思い。山室光史「リオ組が頑張らないと面白くない」こちら



「たまたま今日のゼッケン(162)が航平のナショナル番号だったんですよ。背負っているものが重いから、こけられないなと思って演技しました。きょう、僕が頑張っているのを見て、刺激になってくれたらいいと思って。所属(チーム)は違うけど数少ない同世代ですから、まだまだ頑張ってもらいたいし、寄り添いながら一緒に頑張っていきたいです」

(中略)

山室によれば、大会前、内村は「あまり状態は良くないけど、試合はできると思う」と言っていたそうだ。

 さらに内村は予選の演技順の抽選で「ゆかの5番スタート」を引き当てていた。これは、予選1位の選手が決勝で回るローテーションとまったく同じもの。最初のゆかを5番目でスタートし、以降のあん馬、つり輪、跳馬、平行棒をそれぞれ4番目、3番目、2番目、1番目に演技。そして最終種目の鉄棒を最後の6番目に演技する。いわば“キングローテーション”。内村にとっては最も慣れ親しんでいる周り方である。

「航平があれを引いた時点で安泰だと思っていました。だからビックリしました」

 山室は内村が予選で敗退したことに驚いたことを率直に語った。けれども、すぐに言葉を継いだ。

「でも勝負は来年ですから。今まであまり『下』を経験していなかった選手なので、少しやさぐれているかもしれないけど、落ちるところまで落ちたら、あとは上がるだけしかないですからね。今までになく必死になった内村航平を見てみたい。僕はそういう経験ばかりで、ずっと、なんだこのやろうと思っていましたから(笑)。航平も、ようやく僕と同じ所に来たか。ちょっとは大変な思いをしてもいいんじゃないか。そう思いました」



(中略)

「航平はもともと、淡々と練習できる選手だけど、今は刺激がもう少し欲しいのかなと思う。僕は大学に行って練習することで刺激をもらえているので、そういうのもいいのではないかと思うんですよね」

(中略)

5月26日の報道によれば、内村は6月の全日本種目別選手権にエントリーしなかったため、今年の世界選手権に出ることはなくなった。しかし、その数日後には日本体操協会のfecebookページで、世界ジュニア体操代表選手を激励するために、合宿先のナショナルトレーニングセンターを訪れたことが報告されている。

 リオ五輪組は体操界の宝。日本の宝。互いに切磋琢磨して世界の頂点に立った選手たちの強さは並大抵のものではない。

「リオ五輪組が頑張らないと、面白くないでしょ」

 山室は軽やかな口調でそう言う。

「たとえ良くなくても、やり続けることに意味があると思うんです。何かを伝えていけるというのもある。きっと戻ってくると僕は思っています。僕がケツを叩いてでも…」

 静かに微笑んだ。


全日本が終わって、やまむの言葉が報道されたとき、なんだかすごくホッとしました。航平君にその言葉が届いているとは思えなかったけど、こういう仲間たちの想い、航平君に届けたいなあ~って心底思いました。
予選のローテが発表されたとき、私も本当に「あ、風が航平君に良い方向に吹いてる!」って思いました。
だから、試合前のインタビューで怪我をしていて、あまり練習出来なかったと語っていた時も、そんなにものすごく心配はしていませんでした。今までもそういうこと何度もあったし、きっと航平君ならやってくれるだろうって、そう思っていました。
でも、予選が終わって、体の具合も良くないけれど、航平君の心が相当疲れているんだなって、それがとても心配になりました。
今まで聞いたことのないような言葉が、試合後のインタビューで聞かれて、胸が痛みました。
航平君の綿密な東京五輪への計画は、大きく変更しなくてはいけなくなったでしょう。きっと、いつもの計画があまりに綿密過ぎて、先が何も見えなくなっちゃったんじゃないかな~って。でも、いろいろと見つめなおして、いろいろと修正して、よし!これで行くぞ!と今はなってきているんじゃないかなあ~って、なんだかそういう気がします。
航平君は、そういう強い気持ちを持った人ですから。

少し、他の人からの刺激があった方がいいんじゃないのかな、って、私も思っていて、だから、「やまむ~~~!一緒~~~!」ってつい思っちゃいましたけど(笑)。航平君は孤高の人で、周りにどれだけ人がいようと自分の世界に入り込める人だと思うんですけど、でも、一人ぼっちが好きな人ではないと思うんですよね~。それは、団体戦にあれだけ執念を燃やしたことでもわかります。仲間感、が、大好きな人なんです。

2015年、世界選手権の番宣で、あったじゃないですか。胸キュンなあの番宣。





『みんなで一番上に立ちたい。一人じゃなくて、六人で。』

航平君は、ずっと団体の金メダルを目指して、個人総合を磨くのも、それは団体戦での日本の武器になるからだと、そう言い切ってきました。予選6種目、団体6種目、6種目じゃない年もあったけど、やり切ってきました。そして、体操の日本の威信をかけて、個人総合も闘ってきて、表彰台の一番高いところに立って、日の丸を掲げてきました。
すべて、日本の体操のためです。日本の体操が一番じゃないと嫌だって。
やまむが最後に言ってる「たとえよくなくても、やり続けることに意味がある。」という言葉、私もそう思います。
予選の後、「はあ?」って言いたくなる記事も読んできました。
これだけ、体操にすべてを注いできた航平君に、そういう書き方をするのかと、とても悲しくなったこともありました。
私は、航平君が体操を続けることは、とても意味があって、とてもありがたいことで、たとえどんな状況でも応援できることはとても嬉しいことだと思っています。
航平君ファンは、みんなそう思っているはず。
航平君にその想いが届いて、航平君の力になってくれるといいなあ~って、そう思います。