RUNNING BEAR Ⅱ

くまこの日記です。コメントは承認制とさせていただきます。

予選二日目記事。

2018-03-23 18:24:21 | W杯
内村、敗退に危機感=体操W杯こちら

試合を終えたばかりの内村は、気持ちの整理がついていないようだった。「何の手応えも感じられなかった。ここまでくると笑うしかない」と自嘲するように語った。2本で争う跳馬は最初の演技を当初予定していた2回半ひねりの入った技から1回半ひねりにした。昨年の世界選手権で左足首負傷の原因となった種目。「恐怖心があった」と復帰戦で克服することはできなかった。
 世界選手権代表を争う4月の全日本選手権個人総合にも不安が出てきた。「(全日本選手権で)ミスをしたら絶対代表には入れない」。王者が危機感を口にした。


「何しに来たんだろうというか…。手ごたえも何もなかった。」こちら

「何しに来たんだろうか、というか、手ごたえも何も感じられなかった試合だった。気持ちが上がり切らなかった。ここまでくると笑うしかない。」

航平君は何を語るのか。それを早く聞きたいと思っていました。
冷静に4種目を分析して、良かったところ、悪かったところ、話すのかなと予想をしていましたが、まさかの全否定。
寝る直前にこの記事を読んだので、航平君の気持ちを思うと苦しくて、目がさえてしまいました。

何もなくはないですよね。航平君ももちろんそうは思っていないけれど、でも、あの時はそんな気持ちだったんだろうな。
何しに来たんだよ!って。
跳馬はシューフェルトがすごく綺麗に決まって、ああ、戻ってきたな、って思ったけど、よく考えたら航平君が乗り越えたかったのはそこじゃない。
リ・シャオペンに戻すためには、ヨー2の着地を決めなければいけないのです。
跳馬を向いての着地。
難度を落とすと決めたのはいつだったのでしょう。
その日の練習でなのか、直前のアップでなのか。
調子が悪かったというよりも、やはり、ここで絶対に飛ぶぞという気持ちよりも恐怖心が勝ってしまったということなのかな。だから、気持ちが上がらなかった、というコメントになったのかなと分析。
でも、これが世界選手権なら、航平君は絶対に跳んでいたと思うのです。
そして、23歳の航平君なら跳んでいたかも。
経験は自分の力になるけれど、時として足かせになることもあるのかもしれない。
ここでまた怪我をすれば、復活までにどういう時間を過ごさなければならないか知っている。
そして、残りの体操人生の時間も知っている。だからこそ、大切に戻していきたい。
何も考えずには、跳べないですよね。
更に航平君はプロになって、いろいろなものを背負って体操をしている。せっかく戻してきた状態を、後退させることだけは避けたかったでしょう。
そんなことを考えたら、怪我なく、試合で跳馬を跳んだということは、意味のあることだとは思うんだけど。

ただ、航平君にここまで全否定的な言葉を言わせたのは、やはり、鉄棒の失敗かな。
鉄棒は、結果が欲しかったはず。

4種目すべて予選落ち、という見出しが躍って、昨日より今日の方が気持ちがどんよりしています。
仲間の決勝の試合を見る航平君の心中を察すると、本当に心が苦しい。

でも、ここは我慢のしどころかな。
航平君は、予選で本調子でないことは時々あって。
今回は種目別の大会だったので、こういう結果だったけど、この試合を1回やっておいたことは、次の全日本に繋がるんだと、そう思います。

全日本まで1か月。
航平君にとって、気持ち的につらい状態が続きます。
私は応援するしか出来ないけれど、強い気持ちを持って、ここは乗り越えたいと思います。

全日本の後、「あの時はこういう想いだったんですよ。」って笑って話してくれることを強くイメージしながら。