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庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

カワセミの嘴形状と新幹線

2016-03-14 11:48:53 | 日記・エッセイ・コラム

色々な新幹線車両の中でも、500系の先頭車両の形状は、まるでロケットのような
流線型の近未来的なフォルムで、一番男前でカッコ良いいと思う。。

新幹線500系(写真はWEBより借用)

この500系の先頭形状と川沿いの散歩で良く見かける、人気の野鳥カワセミの鋭い
嘴の形状と良く似ているので、何か関係があるのでは?と思い調べて見ました。
 

開発当時、JR西日本の開発の責任者だった仲津英治さんは、バードウォッチングが
趣味で、日本野鳥の会にも入っていたそうす。

新幹線は高速でトンネルに突入すると、空気の圧縮波が生じて出口付近で一部放出
され、非常に大きな音がする問題があったそうです。

そこで、カワセミが高速で水中に飛び込む姿からヒントを得て、大がかりな実験装置と、
スーパーコンピューターによる解析で導き出した新幹線の先頭形状は、水の抵抗を
もっとも小さくする
カワセミのクチバシの形状に極めて近似していたそうです。
 

その他にも、空気抵抗を少なくするために、鳥のなかでもっとも静かに飛ぶフクロウの
羽の形状を研究して、パンタグラフを翼型へと改良したりしたそうです。

仲津英治さんによれば、「このときの経験から、私は“人間は自然に学ぶべきだ”という
思いを強くしました。自然に勝とう、自然を克服しようという考えが間違っているのだ」と言
われています。

私も全くその通りだと思います。。 


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