色々な新幹線車両の中でも、500系の先頭車両の形状は、まるでロケットのような
流線型の近未来的なフォルムで、一番男前でカッコ良いいと思う。。
新幹線500系(写真はWEBより借用)
この500系の先頭形状と川沿いの散歩で良く見かける、人気の野鳥カワセミの鋭い
嘴の形状と良く似ているので、何か関係があるのでは?と思い調べて見ました。
開発当時、JR西日本の開発の責任者だった仲津英治さんは、バードウォッチングが
趣味で、日本野鳥の会にも入っていたそうす。
新幹線は高速でトンネルに突入すると、空気の圧縮波が生じて出口付近で一部放出
され、非常に大きな音がする問題があったそうです。
そこで、カワセミが高速で水中に飛び込む姿からヒントを得て、大がかりな実験装置と、
スーパーコンピューターによる解析で導き出した新幹線の先頭形状は、水の抵抗を
もっとも小さくするカワセミのクチバシの形状に極めて近似していたそうです。
その他にも、空気抵抗を少なくするために、鳥のなかでもっとも静かに飛ぶフクロウの
羽の形状を研究して、パンタグラフを翼型へと改良したりしたそうです。
仲津英治さんによれば、「このときの経験から、私は“人間は自然に学ぶべきだ”という
思いを強くしました。自然に勝とう、自然を克服しようという考えが間違っているのだ」と言
われています。
私も全くその通りだと思います。。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます