庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

紅花と花ざくろ

2023-05-26 06:33:58 | 日記・エッセイ・コラム

大船フラワーセンター初夏の花散歩、アジサイの次は紅花
と花ざくろをアップします。

二十四節気の「小満」七十二候の次候(5.26~5.30)は、
紅花(べにばな)栄(さか)う」です。

紅花(べにばな)は、アザミに似たキク科の花で棘があり
黄色がかったオレンジ色の花。

大船フラワーセンター花散歩で撮った紅花。 

この花から紅(くれない)染料がとれ、古代エジプトの時代
から染料として栽培されていたそうです。

日本でもすでに万葉集の中で「末摘花(すえつむはな)」
の名で登場しているそうです。

黄色の花が日が経つに連れて、しだいに紅色に変わっていく
姿は夏の風物詩でもあり、恋心にも例えられたそうです。

人知れず 思えば苦し くれなゐの 末摘花の 色に出でなむ 

                   ~よみ人しらず~

 

こちらの花柘榴は、朱赤色や白覆輪の八重咲きの花を咲かせる
実ザクロの園芸品種で、ふつう結実せず花を楽しむために作ら
れた園芸品種の花ざくろだそうです。

朱色に白い縁取りの八重品種。

 

朱赤色の柘榴。

紅と言うより朱に近い鮮やかな柘榴の花色は、
緑の中でひときわ目を引くことから・・

紅一点」と言う言葉は、実はこの柘榴の花を詠んだ
漢詩から生まれた言葉なんだそうです。


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