庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

天気予報は軍事機密だったって本当?

2022-03-23 10:50:38 | 日記・エッセイ・コラム

今日は何の日カレンダーを見ると、3月23日は「世界気象デー」。

毎日当たり前のようにTV、ラジオ、新聞等で流される天気予報ですが・・

それが一切消えた期間があった事を知っていましたか?。

それは、日本が太平洋戦争に突入した1941年12月8日から放送
が禁止され、それから戦争が終わるまで3年8か月に亘って天気予報
は国民に知らされなかったそうです。

何故?天気予報が禁止されたのかと言うと、それは軍事作戦を行う上
では当日の天候は作戦上の要ともなる為、天気予報は軍事機密とされ
ていたためです。

例えば、戦争中にB29が本土を爆撃する場合、目視に頼るため雲が
厚ければ爆撃目標を正確に狙うことはできないので、晴天を狙って
出撃した方が良い事は言うまでもない。

昭和20年8月9日、広島に続いて2個目の原爆投下予定地の小倉に
向かったB29爆撃機が小倉上空に来てみると・・

当日小倉上空は雲に覆われて視界が悪かったため投下を諦め、次の目標
であった長崎へと向かい、結果として長崎が犠牲になってしまった。。

この辺のことは拙ブログの過去記事にも書いたことがあるので、興味の
ある方は下記↓↓クリックしてご覧ください。

長崎と小倉、運命を分けた空

現在では気象衛星等があり、世界の天気は一目瞭然となりましたが・・

まだレーダーくらいしかなかった時代では、天気予報や天気図は
本土防衛のための重要な軍事機密だったんですね。。

 

桜も開花してお花見の天気予報が気になる頃ですが、ロシアによる
ウクライナ侵攻の行方も気になります・・

世界が平和であればこそ、お花見なども心から楽しめるというもの。

天気予報が禁止されるような争いの世の中に、二度と再び戻しては
ならないと祈るばかりである。。

 

コヒガンザクラ。

ハナモモ。

オカメ桜。

 


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