庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

少年時代のセミ捕りの思い出

2020-08-05 10:18:35 | 日記・エッセイ・コラム

今日もまた朝から蒸し暑い、梅雨明けした隣の森からは夏の盛を謳歌するセミ
時雨の声が鳴り響いてくる。。

中でも暑苦しさが一段と増すようなうるさいミンミンゼミの声はうんざりするし、
常に耳の奥でジージーと鳴り響いている感じのアブラゼミの声は、時々耳鳴りな
のかセミの声なのか? 良く分からなくなる時がある。

じーさん歳のせいか?耳鳴りは一年中しょっちゅう有る。。(笑)

セミも地上にいる僅かな期間、次の世代に命を継なぐために一生懸命鳴いている
のだと思えば、うるさい鳴き声も少しは気にならなくなるのだが。。

今日は少年時代の夏の思い出、セミ捕りの話を書いて見たい。 

少年時代を過ごした昭和30年代前半と言えば・・

まだ日本も貧しかった時代だったが、セミやトンボやチョウなどの昆虫採取は
子どもたちにとっては夏休みの絶好の遊びの一つだった。。

でもまだ貧しい時代だったので今では100円ショップでも買えるが、昆虫採取用の虫捕り
網などもなかなか買ってもらえなかった。。 

そこでなんとか虫取り網の代わりになるものはないか?と子供なりに工夫して、竹藪から
切ってきた竹竿の先に、針金で丸い輪(直径約15~20cm)を作ったものを括り付けた。

次に、家の周りや近所を回ってクモの巣を探して、針金の輪の部分にクモの巣を次々に
ぐるぐる巻き付けて完成する。 (今思えば、クモさんには申し訳ない事をした・・)

つまり網の代わりにクモの糸の粘着力でセミの翅をひっ付けて捕らえる、セミ捕りホイホイ
作戦である。。

こうして作った自家製のセミ捕りホイホイで、セミやトンボを捕まえて遊んだものだった。

今はすっかり豊かな時代になって、お金を出せば何でも買えるようになったが、物の無い
貧しい時代でも無いなりに・・

それぞれ色々と工夫しながら 豊かな自然の中で楽しく遊んだ思い出である。。

今では無益な殺生などはしたくないので・・

セミ捕り網じゃなく、カメラ片手のセミ撮りじーさんになりましたとサ。

暑苦しい声で鳴くミンミンゼミ。

 

アレッ!このニイニイゼミ翅の形がなんか変?
と近づいてよく見ると・・

地上での短い命を次世へとつなぐため・・
ガンバって♡♥交尾中でした!。

 

日中ジージーとうるさいアブラゼミ。

 

陽が陰るとカナカナカナ~と涼しげな声で
一斉に鳴き始めるヒグラシ。

もうじきお盆をすぎる頃には、晩夏をつげる
ツクツクボウシも鳴き始める。。


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