庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

除夜の鐘は何故百八回撞くのか?

2015-12-31 10:43:58 | 日記・エッセイ・コラム

今日は、去りゆく年の幕切れと、新しい年の幕開けとなる大晦日ですね。

毎年恒例の紅白歌合戦が終わって、除夜のが響き始めると、いよいよ今年も
終わりだなあ~と実感します。

除夜の「除」という言葉には、古いものを捨て新しいものを迎えるという意味があり、
一年の最後、そして新年を迎える日となる大晦日
は「除」の日で、
大晦日の夜に鐘
をつく行事は、室町時代から行われる様になったとの事です。

除夜の鐘を撞くのは百八回と一応の決まりがあり、この百八回の意味については
諸説ありますが、もっとも有力なのが仏教の教えで、人間には百八つの煩悩がある
事から、その煩悩の数だけ鐘を撞き、煩悩を追い払うというものです。

煩悩とは、欲望や怒り、苦しみなどの心の乱れの事を指します。

これに当てはめるように、四苦八苦が由来となっているという説があります〝四苦〟
は4×9、“八苦”は8×9と変換して答えを足すと「百八」になるから、というわけです。

また、一年(十二か月)、二十四節気、七十二候を全て足すと「百八」となることから
という説もあります。

除夜の鐘は最初の五十四声は弱く突き、後の五十四声は強く突くとされています、
百七つめは行く年の最後に鳴らして、煩悩が去ったことを宣言します。

そして年が明けた最初に、最後の百八つ目の鐘をついて、新しい年を迎えた事を
宣言します。

これはその年の煩悩に煩わされないためにという意味があるそうです、除夜の鐘
の音を聴くと心が洗われるようで、なんだか厳かな気分になりますよネ。。。

これで今年のブログ納めとします、今年拙ブログを訪問いただいた皆様に、心より
御礼申し上げます。

サヨナラ!2015 それでは皆様、よいお年を!  

海に沈む夕陽、鎌倉稲村ヶ崎にて。


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