きままなドライブと写真、そして映画

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合成写真

2019-09-08 21:10:30 | Weblog




フィルム時代は、写真は一発勝負だった。

露出や構図はあとで修正のしようがなかった。
ところが、デジタルになると、フィルム時代の認識がどんどん変わっていく。
露出はあとでRAW現像で変える前提でアンダーで撮ってみたり、厳密な構図設定でなくあとでトリミングする前提で撮ったりする。
露出を変えるだけでなく、色温度、コントラスト、シャドー、彩度その他、あとでいろいろ変えることができる。
凡庸な写真をレタッチでメリハリのある印象的な写真に仕上げることも可能だ。

アサヒカメラ最新号で、不自然なレタッチのやり過ぎをテーマにした記事が掲載されるぐらいデジタル画像処理は一般的になっている。

フィルム時代の感覚でいくと、いくらデジタルになったとはいえ、合成写真は邪道だとする気持ちが強い。
でも、HDRは露出を変えた複数の写真を合成することで、白トビや黒ツブレのない写真を作ることができる。
ハーフNDフィルターがアナログ的に指向しているところをデジタル的に処理するのがHDRだ。
高品質のレンズの前に品質的に劣るフィルターをかけて使うより、レンズの品質そのままを生かせるHDRがいいという意見もある。

蛍の写真や星がグルグル回っている写真はたくさんの写真を比較明合成という手法で合成する。
パンフォーカスという、手前から奥までピントが合った写真を、さらに完璧にするための被写界深度合成という手法もある。
いろいろネットで見ていると、今の若手写真家は合成を含めたデジタル手法を駆使して写真を作品化している。

 photograph の元の意味は「光で描かれたもの」で、この和訳である写真は「真実を写す」というニュアンスの違いがある。
このニュアンスの違いで、日本の写真家は真実にこだわり、海外の写真家は真実よりもアートを指向するという。

そんなことはともかく、5月から adobe Lightroom Photoshop が使えるようになり、目下 Lightroom を使いこなせるよう勉強中。
CANONのDPPよりも覚えることがたくさんあって、なかなか大変。
Photoshop Lightroom がある程度使えるようになってから取り組もう。
と思っていたが、ちょっと手を出してみた。

冒頭の写真は


この写真の飛行機部分だけを切り抜き、
月だけ撮った


と合成。
合成でなく、最初から狙って冒頭のような写真が撮れたら感動するだろうなあとは思う。
ちなみに、この写真はミサゴが来るまで待っている間、暇つぶしで撮ったもの。

昔、Photoshop の普及版を使っていたが、完全に使い方を忘れていて、ここまでくるのに二日かかった。
まだ全然わかってない。

Lightroom を使っていて思うのは、写りこんだ余計なものを除去するツールが粗すぎて使いものにならないことだ。
ただ、Photoshop であれば完全に除去できると思う(まだやってみたことないが)。
DPPは丁寧にやればほぼ完全に近いくらい除去できる。

DPP 除去例











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